題名は室町時代の禅僧・夢窓疎石の言葉で「別に工夫なし」。ここはそんな境地にいつか到達したい、日本ではまだ有名でない映画監督・藤原敏史が勝手に愚痴ってるブログです 藤原敏史『ほんの少しだけでも愛を』(2011、編集中) どうも今の日本の「差別」をめぐる悲劇の根幹は、出自や民族、生まれつきの“障害” などで「生まれながらに差別される人々」がいることではないらしい。 逆に「マジョリティ」の側に自分が「生まれながらに差別する側なのだ」と思い込んでいるビョーキな人が多いことに、本質的な問題があるらしい。 でも本当にそんなことがこの社会の「差別」の本質だとしたら、非常にアホらしいわけで、しかも救いがない。 被害者が生まれるのは一方的に加害者側の責任でしかないが、加害者の側はただ自分の考えを再検証して、差別なんてアホなことをやめればいいだけなのだ。 なんで自分でまずできる、遥かに楽なことをやらないで「俺