1979年創刊『S&Mスナイパー』が贈る、魂の暗部を狙撃するSM情報ポータル[WEBスナイパー]。
激変するメディアとエロチック・ワンダー1946-2012 文=永山薫 かつては秘匿されてきた性の営みがメディアと技術の発展で白日の下に晒されている現在、様々なジャンル・作品においてセックスはどのように表現されていくのでしょうか。これまでの描かれ方も含めて改めて検証していく連休特集企画――。最後を飾っていただくのは漫画研究家・永山薫さんの私的な感慨と体験に引き付けて語られる、アダルトメディア全体を俯瞰した論考です。定点から見る、「激変」の様子とは......。 ■ビキニと原爆 死(タナトス)の恐怖の裏側には常に生(エロス=性)が張り付いている。 1946年。ビキニ環礁で第二次大戦後初の核実験が行なわれた。 水着のビキニが登場したのはその直後だった。原爆実験の衝撃にインスパイアされたフランスのルイ・レアールの命名だとされているが、ほぼ同時期にジャック・エイムが同様のデザインの水着「アトム」を発
夏の短夜に観る「ヒーマニストムービー!」大全 文=ターHELL穴トミヤ 今年の夏の特別企画はWEBスナイパーの豪華著者陣による、大人の研鑽に必要な名作・傑作のプレゼン祭り! 夏休みのまとまった時間に改めて、あるいはもう一度触れておきたい作品群をジャンル不問で紹介していただきます。第五弾は鋭い映画レビューでおなじみのターHELL穴トミヤさんによる特選「ヒーマニストムービー!」。そもそもヒーマニストっていったい……という私やあなたへ、真夏の短夜によりぬきの六作品をどうぞ。 毎日ぶらぶらしているとんでもない馬鹿野郎、それがヒーマニストです。そんなヒーマニストが出てくる映画を観て楽しんじゃおう!というのが、この企画。映画に出てくるヒーマニストは眺めているだけで楽しい、幸せな気分になる。それはなぜかといえば、そりゃ変な奴がいればいるほど、社会の面積が広がるからじゃないでしょうか。 ヒーマニストは存在
Criticism series by Murakami Yuichi;Philosophy of "bishojo" game 第一章 恋愛というシステム【1】 様々なメディアミックスによってコンテンツが生まれている昨今、改めて注目されている作品たちがある。美少女ゲーム。識者によってすでに臨界点さえ指摘された、かつて可能性に満ちていた旧態のメディア作品。だがそうした認識は変わらないままなのか。傍流による結実がなければ光は当たらないのか。そもそも我々は美少女ゲームをどれほど理解しているのか――。巨大な風景の歴史と可能性をいま一度検証する、村上裕一氏の批評シリーズ連載。 †美少女ゲームという「風景」 美少女ゲームについて、もう一度考えてみようと思う。 「もう一度」。こういう問いは、一定の蓄積=歴史を持つあらゆるジャンルにおいて、しばしば繰り返されるものである。実際、つい最近――と言っても僕に
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