「ベストセラーの構造」って作品を久々に読みました。 ありふれた中二病は透明な集団と区別がつかない まずは「異能バトルは日常のなかで」という作品から引用。 「中二病患者は理解を求めてる。しかし、それと同じくらい理解されたくないんだよ」 すごくわかる。 この状態に陥っちゃった人間は、この2つの方向の綱引きを解消しなければいけない。 でも、出来ないとそのまま止まってしまう。 その結果、「みんなが大好きなもの」に素直に迎合できないが それでいて、「自分だけが好きなもの」にこだわれない。 本流であったり、新しく登場した人気をけなしつつ、 本流からちょっと離れたところのものを好むようになる。 そういう行動形式はありふれている。 そして、それは単にこの2つの綱引きを 解消するすべを見出すことができないことが引き起こす受動的な結果にすぎない。 にもかかわらずその受動的な結果を自らの選択だと思い込んでしまう