米国では今、画像のキュレーションSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「Pinterest」(ピンタレスト)が大人気だ。SNSと言えばFacebookやTwitterで、もうお腹がいっぱいですという人も多いだろう。しかしPinterestはビジュアルに特化しており、「新たなSNS」と言ってひとくくりにしてしまうのは間違いだ。まずは米国で話題のPinterestで何ができるのか、実際の使用感をレポートしたい。
東京電力福島第一原発での事故の影響で放射線被害の波紋が広がっている。 菅直人首相は3月23日、福島産のほうれん草や小松菜、茨城産のパセリや原乳など一部の農作物について摂取や出荷制限を自治体トップに指示。東京都も同日、金町浄水場(東京・葛飾)で水道水1リットル当たり、210ベクレルの放射性ヨウ素を検出し、乳児向けの安全性を示す暫定規制値を上回ったとして、1歳未満の乳児に飲ませることを控えるよう求めた。 「暫定規制値とはどのようなものか」「チェルノブイリでの食物の放射線汚染と比べて何が違うか」……。実際に、福島の前線で放射線対策の指揮を執る専門家2人に見解を聞いた。 1人目は、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任した長崎大学大学院の山下俊一・医歯薬学総合研究科長。チェルノブイリ原発事故の影響調査に携わる被曝医療の専門家である。2人目は、チェルノブイリ原発事故で米国医療チームのリーダー
「仏女(ぶつじょ)」、「干物女(ひものおんな)」、「鉄子(てつこ)」、「カメラ女子」、「山ガール」。筆者が近年目にした新語たちです。これらはすべて女性を言い表す新語でありながら、それぞれ「○○女(じょ)」、「○○女(おんな)」、「○○子(こ)」、「○○女子」、「○○ガール」という具合に別々の語尾が付いています。 このような言葉の中には、「仏女」と「仏像ガール」のように「同じ概念でありながら、複数の造語法が並立できる」事例もあります。しかし、干物女のことを干物女子とは呼びにくい。つまり、呼び分けを意識する場合もあるようです(ただし用例は少ないながら存在します)。このような呼び分けはどのように行われているのか。各パターンについて仲間の言葉を集めて分析してみることにしました。 ○○女(じょ)はポジティブ 手始めに「○○女(じょ)」の仲間を探してみましょう。なお「○○女(じょ)」も「○○(おんな)
ゲームの普及で、盛り上がる携帯電話向けSNS業界。水面下では法に触れかねない行為が蔓延している。2大勢力に挟まれたベンチャー企業から悲鳴が上がる。 「売り上げが突如半減」「事業計画が完全に狂ってしまった」…。 悲痛な声を上げているのは、携帯電話向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で2大勢力を築いているグリーとディー・エヌ・エー(DeNA)の争いに巻き込まれたベンチャー経営者たちだ。 今年8月初旬、DeNAが運営するSNS「モバゲータウン」にゲームを提供中のベンチャー企業の役員は、こんな連絡を受けた。「グリーに今後ゲームを出した場合、今後トラフィックを流さない(会員を誘導しない)」。DeNAからの突然な通告だった。 ほかのベンチャー企業もこう証言する。「グリーとうち(DeNA)、どっちの陣営につくんだという話をされた」。 この踏み絵はベンチャー企業だけに向けられたようだ。大手
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 皆さんは「コーヒー派」と「紅茶派」、どちらですか? レストランや飛行機で食事をした後には「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」と聞かれるくらいですから、多くの人の頭の中では、この両者は同列に位置するような存在と言えるでしょう。 けれども、身の回りをよく見てみてください。 ドトールやスターバックス、プロント、タリーズなど全国的にチェーン展開をしているコーヒーショップは数多く存在するのに対して、それと対抗するほど多くの店舗数を誇るティールームやティーサロンというのは皆無です(先に挙げたコーヒーショップでは、紅茶のメニューも販売はしていますが、前面的に打ち出しているわけではありません)。 また、外食としての喫茶業態ではなく、缶やペットボトルに入
クサナギ容疑者の事件については、ご案内の通りだ。賢明なる読者諸兄は、細かい事情についても、既に大筋を把握しておられることと思う。なにしろ大騒ぎだったから。 一夜明けて、詳細が判明してみれば、なあに、たいしたヤマではなかった。酔っ払いが裸で騒いだという、それだけの話だ。 仮に同じことをやらかしたのがそこいらへんの営業マンであったのなら、保護連行説諭の上釈放でおしまい、これにて一件落着の微罪だ。一晩留め置かれたところで、まず送検までは行かない。起訴なんてなおのこと。そりゃたしかに通報があった以上、警察官とて出動せざるを得ないだろうが、ふつう、逮捕に至ることはない。その程度の事例だ。 もちろん、身柄を貰い下げにやってきた課長にはアブラを絞られるだろうし、事務所に戻れば戻ったで、半月やそこいらは職場のオモチャになる。当然だ。あるいは、むこう一年か二年は、なにかにつけて当てこすりの対象になるかもしれ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「スイーツ(笑)」という言葉をご存じでしょうか。 去年あたりからインターネットで流行り、2ちゃんねる検索を運営する「未来検索ブラジル」が主催する「ネット流行語大賞2007」では、銀賞に選ばれました。とはいえ、私の周りのメディア関係者でも知らない人も多かったので、局地的な流行語かもしれません。 女性誌では今や、デザートなどの甘いものはみんな「スイーツ」として紹介していますよね。和菓子ですら、「和スイーツ」と言い換えられています(「和菓子」のままの方がいいとは思いますけれど)。 「和菓子」ではなく「和スイーツ(笑)」 このような女性誌がよく使う、「おしゃれで素敵なキャッチコピー」に踊らされるような女性たちを「スイーツ(笑)」と表現し、インターネッ
前回までのコラムでは、クチコミマーケティングで参考にすべき事例として、「iPhone」と「Wii」を紹介しました。 ただ、どちらの商品も既にヒット商品を抱えていたアップルと任天堂の商品ですから、成功して当然という印象を持たれる方も多いでしょう。また、両者とも潤沢な広告予算を持っている会社ですから、その手法自体が参考にならないという方もいらっしゃるかもしれません。 そこで今回は目線を変えて、全くの無名に近い状態から、一気に利用者を増やすことに成功したWebサービスの例をご紹介したいと思います。 紹介したいのは「pixiv」というWebサイトのケースです。 個人運営で開始したサービスが、1年で月間3億PVを超えるサイトに pixivというのは、個人が自分で書いたイラストを投稿したり、投稿されたイラストを評価したり、コメントしたりできるイラストのコミュニティサイトです。イメージとしては、動画投稿
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 前回までで、「結婚したいのにできない」という女性が必ず口にする3つの言葉を紹介した。3つの言葉とは、次のようなものだ。 1)「引っ張っていってくれる男性がいい」 2)「(結婚して)子供ができたら、しばらくは子育てに専念したい」 3)「(相手と)自然に出会いたい」 今回は3)の、「自然に出会いたい」について見ていこう。私は、女性が結婚から遠ざかってしまう理由として、この言葉を口にするからではないかと以前から考えていた。 今思えば、「自然に結婚するのが難しい時代」=「婚活時代」の到来に気がついたのは、2002年ぐらいだろうか? ちょうど『結婚したくてもできない男 結婚できてもしない女』(サンマーク出版)を上梓した時だ。 それ以前は、自分も“晩婚組
私は外車に乗っている。各地にディーラーが配置されている安心感が、私がその車を選んだ理由だった。遠隔地の仕事には主にその車を使用していた。 京都でのことだった。たたんだサイドミラーが突然開かなくなった。 私が車を購入した大阪のディーラーに電話すると整備士が「保険会社のサービスを利用して京都のディーラーに運んでもらってください」というので、「京都市内にいるのだから、京都のディーラーに来てもらえないか聞いてくれる?」と頼むと「はい聞いてみます」と答えた。 数分後、大阪のディーラーの今度は営業から電話が入り、「聞いてみましたがあいにく人手がなく迎えにはいけないとのことでした。JAFでしたら2万円以内で移動できますが」と言った。 「目と鼻の先の移動で、ミラーが開かないだけなのだから自分で運転します」と答えた。 不自由な運転で京都のディーラーに着くと、8人ばかりの整備士と営業がぞろぞろと私を迎えに出て
今週は先週のこのコラムで予告したとおり、明石家さんまに学ぶ「自分が輝く」インタラクティブ力です。 過日、TBS「明石家さんちゃんねる」の番組のコーナーとして、明石家さんまさんが渋谷のサイバーエージェントにやってきて、サイバーエージェントの美女たちをイジっていかれました。 そこで、今回はさんまさんにいじられた美女たちの証言から、「明石家さんまのインタラクティブ力の秘密」に迫っていきたいと思います。 番組に登場した順番に証言してもらいました。
「はぁ…夜は職場の飲み会か。嫌だなぁ…」という愚痴を友人や知人からたまに聞く。声には出さないが、職場の同僚も実は「嫌々」飲み会に参加しているのではないか。そこで今回は、職場の飲み会の実態を探るアンケートを実施した。ちゃんと参加している? そもそも飲み会は好き? 参加費はいくら? 支払いは割り勘?といった素朴な疑問を聞いてみた。なお、今回の「飲み会」の定義は、個人レベルの誘いで行われるものではなく、オフィシャルで行われる部署単位の飲み会などのことを示す。 結果は、「ほぼ参加している」が64%で、「ときどき参加している」が27%となった。「全く参加していない」という人は5%。そもそも「職場で飲み会はない」と答えた人も4%いた。 この結果を見てどう思うかは人それぞれだ。編集部の数人にこの結果に対する率直な意見を聞いたところ、「毎回参加する人が6割以上いれば十分でしょ」という人から、「やるなら基本
前回 もふれた、週に20本以上も放映されているテレビのクイズ番組ブームのことである。 もちろん、問題作りの苦労を除けば、制作費が比較的安く済むという局側の事情はあるだろう。しかし、私は、本当の理由をジャパネットたかたの高田明社長が「大型液晶テレビ」を紹介しているコメントの中に見つけた気がしたので以下に記す。 家族だんらんのイメージを売る (あの、独特の声の調子を思い浮かべて) 「大型液晶テレビ。画面が大きいんです。画面が大きいと、家族みんなで見られるんです。皆さん! これまで小さなテレビを別々の部屋で見ていませんでしたか? この大画面液晶テレビ! 大きいですから居間に置きますね。くっきりはっきり大型、大画面液晶(高田社長はあえて同じ言葉を何度も繰り返すのが特徴)。家族みんなで見たいですね。お父さんも、お母さんも、お子さんたちも、おじいちゃんも、おばあちゃんも。どうです。家族が一つになって、
『紳竜の研究』というDVDがある。そう、漫才の紳助・竜介の紳竜だ。彼らの全盛期の演目をDVD化したものに加えて、紳助が、漫才師志望の吉本の後輩たちに対して、「プロの芸人とは何か」「売れるためには何が必要か」「どのようにして、自分の(芸人やタレントとしての)価値を上げていくか」といったことについて講義した内容も入っている。この後者の中味が、大変面白い。 例えば、売れるために必要な「XとYの法則」というものが語られる。「競争の中で勝ち残り続けるには、『他とは違う自分独自の特色(=X)』と『世の中のトレンド(=Y)』を、どう合致させるかが大事。凡百の一発屋が消えていったのは、Yが変化しているのに気づかず、それに応じて、自分のXを進化させきらなかったから」──。まるで、企業の競争戦略そのもののような話が、具体例を交えて、実に説得力を持って語られる。 ちなみに、漫才の世界で勝ち上がる過程では、(当時
きっかけというより、広告業界の構造的な問題を考えてしまったということなんです。既存の広告業界というのは、ものすごくマスメディア依存なんです。それもテレビ依存が圧倒的で、テレビというメディアからの収益率が75%くらいなわけです。 ―― その数字の前では新聞ですらかすみますね。同じマスメディアでも。 そうなんですよね。その75%を電通と博報堂がほぼ支配していて。同時に、その収益の源であるテレビや新聞は、規制業界です。規制業界というのは、何か事件が起きて、社会的問題になるケースが多い(笑)。 ―― 金融業界とか、建設業界とか。 庶民から恨まれて、嫌われて。銀行にしても、ゼネコンにしても、庶民のシンパシーというのがなくなると、ぼろぼろになるわけです。そういった例を過去に見ていて、いずれテレビや新聞にもそれが起こるだろう、と僕は思ったんです。それが1999年ぐらいのタイミング。 ただ、広告会社はネッ
糸井重里さんが、「ほぼ日刊イトイ新聞(以下、ほぼ日)」で「ベストセラーにならない理由が、わからない」と紹介した本があります。今年の4月に発売された、滑川海彦さんが、「Web2.0的な」ネットサービスについてまとめた『ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方』(以下、『ソーシャル・ウェブ入門』)です。 彼がそこまでこの本に入れ込んだ理由はどこにあるのか知りたい、と思っていたところ、糸井さんから、筆者である滑川さんと、『ソーシャル・ウェブ入門』に触発された事柄について語り合いたいとの提案がありました。それを記事にしたのが今回の企画です。 この対談の様子は、8月28日から「ほぼ日」でも連載されています(リンクはこちら)。同じ対談を別の媒体がそれぞれの視点で紹介する、という試みです。「藪の中」になるかもしれませんが、「ほぼ日」と「NBオンライン」、それぞれの
品揃えと在庫量の豊富さが特色のジュンク堂書店。その池袋店の副店長さんが書いた、エッセイ集だ。 最近増えている、自費出版本をめぐるウラ事情を明かしている。店のホームページで「自費出版」と分類した本について、出版社の社長から激怒の電話がかかった。「死活問題なんだ。訴えてやる」を連呼し、表記ひとつのことなのに詫び状を出せと迫ったという。確認すると粗雑な造本だった。 自費出版がメインのその出版社は、有名書店でフツーに販売されることを売りにしている。自費出版コーナーに振り分けられてしまっては、顧客(著者)の手前、面子が立たないということらしいと、怒り声の背景が読めてくる。 自費出版の多くの会社は入念なマニュアルをもっている。「書店で売るならあと50万、営業マンが販促するならあと50万」と著者から本にするためのお金を頂戴し、利益を得る。製作時点で採算は取れているから、書店で売るよりもどう並んでいるかに
司会、山中(以下Y) 皆さんからのご質問に移らせていただきます。はい、どうぞ。 Q 今、「目玉焼きはいらないよ」というお客さんがお店に来られたとすると、店員の方はどういう対応をされるんでしょうか。 新川 デニーズで、「ビッグカントリーハンバーグの目玉焼きを抜いて」と言ったときの話ですね。僕がデニーズに就職したら、そのままにするかもしれない。 なぜかというと、1つ「いい」と言ってしまうと、その人は次からどんどんカスタマイズしようとするんですよ。「ハンバーグにこのしょうゆを掛けてくれ」とか、「このスープはこう出してくれ」と言われちゃうので、そこから仕組みって崩れちゃう。だから、僕がナショナルブランドの経営層にいたら、それでいいと思うんです。 卵を抜いてくれなかったことに対して、文句を言っているんじゃないんです。なるほどと思ったわけです。僕は中小の飲食店にいたので、「真逆をやれば流行るじゃん」と
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 最近、「ユーザー向けの文章をチェックしてください」「サービスの概要を一言で表現したキャッチフレーズを考えているのですが知恵を貸してください」といった、依頼をサイバーエージェント社内でよく受けます。 そういった相談に対して、私は、問題なのは「言葉」ではなく「ココロ」だ、と話します。 別に禅問答がしたいのではありません。 パソコンからの「不正な操作が実行されました」。こんなメッセージに、ムカついた経験をみなさん一度はお持ちかと思います。 冷蔵庫やテレビ、エアコンといった、いわゆる「家電」ではゼッタイに許されない言葉づかいが、まだまだパソコン、インターネットでは、はびこっています。 これは、「インターネットをつかわせてやっている」「つながせてやって
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