東京タワーの足元、芝公園の一画にたたずむ小さな図書館に、明治期から戦時下にかけ国の検閲で処分を受けた大量の「発禁本」が保管されている。出版物に対する弾圧、取り締まりの実態を知る資料として、研究者も価値を高く評価する。戦後77年の夏、暗い時代の記憶を継承するための展示会が開かれている。(井上靖史)
東京の新型コロナウイルス感染者は31日、4058人となり、初めて4000人台に突入した。爆発的な感染拡大の一因となっているのは、若者層の感染拡大だ。20代と30代は感染者の6割近くを占めるが、都は若者らに外出自粛を呼び掛けるための有効な対策を見い出せていないのが現状だ。(デジタル編集部) 東京の31日の感染者をみると、4058人のうち、20代が1484人、30代が887人の計2371人。全体の58%を占める。若者の感染者数が増えることで、感染は家庭や職場でも広がっている。4連休明けの26日には78人だった重症者はこの日は95人まで増え、専門家からは「医療逼迫は始まっている」と懸念の声が上がっている。 30日に開かれた小池百合子知事の定例記者会見では、記者がこう質問した。「20代、30代の感染者が多い中で、(外出などの)自粛を促す方策はどういったことが有効だと考えるのか。もうワクチンが行き渡
演劇の「聖地」が帰ってくる。早稲田大(東京都新宿区)は、一九六〇年代から小劇場運動の中心となった劇団「早稲田小劇場」の発祥の地に来年四月、新たな劇場を開設する。その名も「早稲田小劇場どらま館」。学生らの演劇発表の場として「演劇の早稲田」の復活を期す。 (横井武昭) 早大キャンパスの大隈講堂から南門通りを南西に二百メートル。食堂や書店が並ぶ一角に、フェンス囲いの更地がある。早稲田小劇場の跡地だ。地元商店会長の中島達欣(たつよし)さん(62)は「昔は人が大勢出入りして、小劇場の外にも並んでいた。早稲田らしいにぎわいがあった」と懐かしむ。 早稲田小劇場は、早大出身の演出家鈴木忠志さん(74)や劇作家の別役実さんらが六六年に旗揚げした。鈴木さんら演劇仲間が打ち合わせに使ったキャンパス近くの喫茶店「モンシェリ」の二階を改装し、劇団と同じ名前の劇場にした。
危機的な状況が続く福島第一原発。その復旧作業は放射能、時間との闘いで、作業員の確保が急務となっている。東京電力の要請を受けた協力会社は、各地にいる作業員たちを呼び寄せようと躍起になっている。中には法外な高給を提示された作業員もいる。 「日当四十万円出すから来ないか」。福島県いわき市からさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)に避難している作業員藤田竜太さん(27)の携帯電話に、旧知の原発のメンテナンス業者から誘いが入った。 現場は福島第一原発。高給である以上、それだけ高い危険が待ち構えていることはすぐに分かった。電線の敷設作業をしている友人からは「おれ、もう被ばくしているかも」と聞かされた。 長男はまだ三つと幼く、妻(26)には新しい命が宿った。ためらいなく断った。藤田さんは、「五十代以上の人は高給につられて原発に戻っているらしい。でも、おれはまだ若いし、放射能は怖い。もう原発の仕事は
タヌキの置物を盗んだとして、愛知県警豊橋署は25日、窃盗の疑いで豊橋市多米町、無職木村修武容疑者(52)を逮捕した。「話し相手にしたかった」と供述しているという。 逮捕容疑では、24日午後11時10分ごろ、豊橋市内の会社員男性(41)宅の庭から、高さ約70センチの信楽焼のタヌキの置物(1万円相当)を盗んだとされる。男性が物音に気付き、置物を運び去る木村容疑者を発見。一度は見失ったが、数十分後に再び現れたため取り押さえ、110番通報した。 同署によると、木村容疑者は容疑を認め、「同居の父と兄が1年ほど前に亡くなり、話し相手にしたかった。家には、盗んだタヌキの置物が10体くらいある」と話しているという。(中日新聞)
西松建設OBが代表をしていた政治団体から献金などを受けた自民党の国会議員は四日、「適切に処理している」「寄付の経緯は知らなかった」と語り、公設秘書が逮捕された小沢一郎民主党代表のケースとの違いを強調した。 政治資金収支報告書によると、資金管理団体が二〇〇四年に二百万円の献金を受けていた山口俊一首相補佐官は同日午後の本会議後、報道陣に「渡す側がインチキをしていれば、受け取る側は普通分からない」と述べ、近く返還する意向を表明した。 〇四、〇五年に計四百万円の献金を受けたと報告書に記載した尾身幸次元財務相は本会議後「政治資金の法律に基づいてきちんと処理している」。〇四年に計百万円分のパーティー券を購入してもらっていた山本公一衆院議員も「法に照らしてきちんと処理していると報告を受けている」と話した。
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