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ブックマーク / www.artonx.org (150)

  • L'eclat des jours(2024-06-27)

    _ 漸進的前進 先日、眼鏡をかけていて、なぜおれはコンタクトレンズを使うようになったのか? と疑問になった。 全視野がまともに見えるというメリットは大きいが、そもそも眼鏡を使っていたのだから、最初からそれを希望したわけはないだろう(むしろコンタクトにして、おお世の中はなんと広いのかと感動を覚えた記憶があるから、それは先ではない)。とすれば、何かトリガーがあったはずだがそれが思い出せない。 と考えていたわけだが、結論は出ない。どうも高校3年あたりだなという記憶が出てきたが、それにしても謎だ。 ということとは別にに誘われてアマプラで十二人の怒れる男を観た。なんか、名前は知っていたが観たことなかったから観たら、なるほど語り継がれているだけあって名作ですな、と言う。おれも観たことないということで観ることになったのだった。 おもしろい。シドニールメットって「社会派」というレッテルがついているのでひ

  • L'eclat des jours(2024-04-24)

    _ 2024年版WindowsRuby 3.2のタールボールビルド方法 ・sedとbisonが必須。 GnuWin32だとインストーラ付きだとbisonのバージョンが古い(新しいのも探せばある)ので、Chocolateyを使う。 choco install sed choco install winflexbison3 それぞれ妙なところにインストールされるのでPATHを通す。 set PATH=c:\programdata\chocolatey\lib\sed\tools;c:\programdata\chocolatey\lib\sed\tools\winflexbison3\tools;%PATH% bison.exeはwin_bison.exeという名前になっているので、リネームしておく。(おれはcopyで元のexeはそのままにした) ・必須ライブラリ GitHubのmaster

  • L'eclat des jours(2024-03-04)

    _ 三鷹まるごと博物館(1) 天気がそこそこ良いが、日差しは大して強くないし、休暇を取ったので、以前から興味津々だった野川の近くの横穴墓を見に行くことにした。 確か、野川公園の中だったなと野川公園のホームページを調べたが、どこにも遺跡系のことは書いてない。 はて? と調べると、野川の近くとはいっても三鷹だった。 しかし、ほとんど同じ地区なのだから調布と三鷹で共同事業にすれば良いのに(調べるのが楽だし)と思ったが、縦割り行政ってやつだな、しょうがない。 幸い野川公園の駐車場からそれほど離れてはいないので、予定通り野川公園に行って駐車場に停めて、そこから歩くことに決めた。 で、東八道路を天地神明館を横目に坂を下って野川公園のあたりに来て駐車場の矢印を左折したら、うんざりするほど遠い。なんて広い公園なんだというか、うかつに東八道路近くの駐車場に入れなくて良かった。が、道間違えたか? と不安になる

  • L'eclat des jours(2023-07-22)

    _ 君たちはどう生きるか バイロイトに行っている間に打ち切りということはないだろうが、それでも状況の変化はわからないので、豊洲で君たちはどう生きるか。 大して宮崎駿の映画は見ていないので、13個のブロックの意味などわかるわけもないが、それでも、正ー反ー合の弁証法で映画を作っていることは薄々気づいてはいた。 千と千尋の神隠しの神隠しは明確に現実世界ー異世界ー現実世界だし、ナウシカは危うい平和ー戦争ー平和、ポニョも何かが欠落している平和ー嵐ー充足した平和、トトロやハウルやラピュタも同じような感じだ。その中で主人公が老婆と一緒に反世界を合一させるためにいろいろ頑張る。その過程でなんらかの恋愛関係が生じるようで結局生じない(少なくとも合パートでは行動を共にしない、ラピュタについてはわからないが)。 君たちはどう生きるかも、そういう観点では同じ構造で、現実世界(軍の足音は聞こえているし、主人公は母

  • L'eclat des jours(2023-08-18)

    _ 徳丸浩とただただしのここだけの話 〜freeeセキュリティって実際どうなん?〜 大崎のfreeefreee_kokobana。会議室+机と椅子みたいな会場を予想していたら、広いスペースに作られた扇状劇場が会場でちょっと驚いた。(その後にオフィスツアーがあって、駄菓子屋やパブや図書室(は図書室かな)になっている会議室を見学してなかなかおもしろかった) 以下はメモ(敬称は略) 趣旨:Freeeセキュリティのフリートーク 関係:徳丸とただの関係:徳丸はtDiaryのユーザだった。 ただとセキュリティテックとの関わり: 新卒入社すぐにヤンキードードゥルがきっかけ(ウイルスワクチンを開発)。そういえば、この話のウィルスワクチンを開発ということの実情とかを後で話すとか言っていたが省略されてしまった。 freeeのアーキテクチャ:もっぱらRails、最近は切り出してサービスはGo、(ここの2番

  • L'eclat des jours(2023-04-30)

    _ クラウドストラテジー読了 山野さんからもらったクラウドストラテジーを4週間くらいかけて読了。 数年前に読んでいたらと口惜しさ1/3、ああそうかと目からウロコが2/3という感じ(数年前にオンプレ系の企業からAWSメインの企業に転職したので、AWSの山のようなサービスの取捨選択を数年かけて実地で試行錯誤しながら現在に至るという感じなので、すでに通り過ぎた道についてはあの時に知っていればなぁというのと、今になってもわかっていなくてなるほどというのがある)。 特にクラウドで重要なのは、使い捨ての概念で、どうしてもオンプレ的な頭から抜けるのは難しい。そうなるとEC2のインスタンスを抱え込んで課金額を目にすることになる。 書はおおざっぱに、クラウドとは何かの軽い説明、組織論(オンプレの分業制とは変えたほうが良い)、アーキテクチャ(どう組むのが良いか)、お金の使い方となっている。 あまり生な技術

  • L'eclat des jours(2022-10-08)

    _ 少女終末旅行 少女終末旅行、途中まで無料でぽつぽつ読んでいたが、最後の2巻は買って読んだ。 いきなり人類がほぼ絶滅した地球の廃墟をキャタピラ走行車で旅する2人組(良くわからんけど小学高学年くらいなのかな)の少女の物語。 片方はおばかで楽天的、片方は理性的という役回り。 淡々と見たものや出会ったものに感想を言い合いながら旅を続ける。 あまりに淡々としているので、その淡々さが周囲の静寂さ(実際には機械が稼働しているため騒音がすごい場所もあるが)と相まって、どうしようもない終末感が漂う。 どうにもならないし取返しはつかないことは明らかなので、『渚にて』のようにひっそりと世界は終わる(世界を認識する主体の消滅)のだろうなぁという予兆しかない。 渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)(ネヴィル シュート) なのだが、あくまでも少女たちの表層的(たまに深淵を覗き込む)でおっとりのんびりした対話で進

  • L'eclat des jours(2022-08-11)

    _ 事業をエンジニアリングする技術者たち 以前いただいたEngineers in VOYAGEの改訂版の「事業をエンジニアリングする技術者―フルサイクル開発者がつくるCARTAの現場」をいただいたので、大喜びでまずは追加されたまえがきと7章と8章を読んだ(実際には追記部分とかいろいろつまみ読みしたり、ついおもしろいのでまるまる読み返したりもしているが)。 (確かEngineers in VOYAGEについての感想を書いた記憶があるのに日記に見つからないので不思議に思ったらツイートして満足してしまったらしい。しょうがないので採録した) 前著でも感じたわけだが「通常の書きおろした文章とも違うビデオを視聴するような読みやすさがある一方、ビデオ的な一方的な語りに堕すこともなく、諸論点が浮き彫りに」なっていることが書の一番の特徴だ。 技術書としては深堀はないかも知れないが(Howは想像で補うしかな

  • L'eclat des jours(2020-08-10)

    _ Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち (twitterにしか書いていなかったので採録) Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち を和田さんからもらったので眺めたが、これは抜群におもしろい! のは良いが、例によってアマゾンで書影を取ろうとしたら品切れとかになっている(数が出ないまともななので転売ヤーとかも出てない)。 なので、ラムダノートから直接買えば良いのであった。 というか、確かに鹿野さんと和田さんコンビでまとめたVOYAGEのある種のPRだからなんだろうけど、電子版で1000円って安過ぎないか? (労力(コスト)と価値(バリュー)は異なるという典型例のような) このは、次の点で全く(ではないけど)新しい。 ちょっと2020年代の技術書の方法論として実験的な感じもする。 一言だと、VOYAGE

  • L'eclat des jours(2022-06-05)

    _ Object#as_jsonとObject#to_json 以下のようなオブジェクトモデル、クラスAの集合とクラスAのインスタンスをJSON化することを考える(Rails環境)。重要なのはAクラスが自分を保持するオブジェクトへの参照を持つことだ。 class A def initialize(caption, data, parent) @caption = caption @data = data @parent = parent end attr_reader :caption, :data end class ACloud def initialize(items) @items = items.map {|e| A.new(e[0], e[1], self)} end attr_reader :items end list = ACloud.new([[:a, 0], [:b,

  • L'eclat des jours(2022-04-29)

    _ 2つのiFrameをマウスホイールで同時にスクロールする 同時に良く似たページを比較して眺めたいので、方法をいろいろ考えた。 それぞれをスクロール可能なDIVに組み込めば、同じWindow内の要素同士なので、ほぼ何も考えなくても、片側のDIVのスクロール量をもう一方に与えれば良いので簡単だ。 が、それぞれが独自にJavaScriptを読み込んだりするので、htmlタグ全体を読み込みたい。 となると、iFrameを2つ並べてそれを使うしか、ちょっと方法を考えつかなかった。 で、MDNを読むとwheelイベントというWeb標準があるので、それを利用して、片方のiFrameで受信したwheelイベントのdeltaYを親Windowに与えて、親Windowはもう片方のiFrameのwindowをスクロールすれば良い。簡単じゃん。 と、Firefoxで実装したわけだ。おお、ちゃんと同期する。し、

  • L'eclat des jours(2022-04-05)

    _ RealForce R3 RealForce R3購入(購入したのはJustsystemモデルなので色は藍になっているけど下の書影は普通のモデル)した。 今のところ R1: これがやはり一番しっくりくる。キートップのサイズ(平坦さというか)が一番使い心地が良い。ただ、さすがに16年使っている(と考えると実に良い買い物だった。購入当初はMac用のつもりだったので使えないじゃんとなっているが、その後Windowsマシンの世代交代でキーボードがPS2接続ではなくUSB接続となったことで普通以上に使えてお気に入りとなり、2014年にCODE Keyboardを買うまでは大活躍だった)のでいくつかのキーが押す角度によってきしむし、Windowsキーとか無いので今となっては不便ではあったので買い替えはいずれにしても必要なのだ。とはいえ多少きしむ程度なので捨てるのが惜しい(しかし重くてでかいので邪魔

  • L'eclat des jours(2021-12-27)

    _ tDiaryとRubyを更新 tDiaryを5.2.0、Rubyを3.1.0-p0に更新。 tDiary-v5.2.0のGemfileにnet-smtpを追加。 _ 3.1での高速化 おれはtDiaryをCGIで(未だに!)運用しているから、一度ERbでパースした日記の表示はキャッシュの表示となるから大したことはない(といってもIndexMainのロードまではそれなりにいろいろ読みまくりパースしまくり実行しまくる)が、更新はupdate.rbの都度起動となり、都度起動であればtDiaryは構成ファイルをパースし(Rubyプログラムによくある構成ファイル自体がDSLとなっている)各種プラグインを読み込んだりするのでそれなりに時間がかかる。 これが、今までは最悪10秒以上かかっていたわけだが(まあ、せいぜい週1~2回なので我慢の範疇)、えらく高速化されて(空日記だっと1秒かからん)驚いた。

  • L'eclat des jours(2021-12-15)

    _ Windowsインストール用USBメモリの作り方 単にisoをコピーしようとしたらファイルサイズが5GBあるため作れなかった。 情報が分散し過ぎていて調べるのが面倒だったのでメモ。 現在の元文書の位置。 1. USBメモリ(8GB程度あれば十分)をFAT32でフォーマットする 2. 管理者権限でコマンドプロンプトを実行する 3. diskpart 4. list disk でUSBドライブの番号を調べる 4. select disk {USBドライブ} 5. list partition でコピー用のパーティションを調べる 6. select partition {コピー用パーティション} 7. active 8. exit 9. isoイメージをマウントする(Explorerの右クリック→「マウント」) 10. robocopyで4G以内のファイル(ここでは3.8G)をコピーする。I

  • L'eclat des jours(2021-11-10)

    _ 今そこにあるEAVをどう処理するか SQLアンチパターン Entity Attribute Valueというのがあって、アンチパターンとされるのはわかるわけだが、そうはいってもそう作られてしまったものを扱う必要もあったりする。 で、「データの取得が冗長化する」は確かにすごくイヤなわけだが、考えてみたら、実はそうでもない。 この例であれば 欲しいattr_nameの値は見えているわけだから sql = [nil, 'エンジニアになろう'] sql[0] =<<EOD select eav1.book_id ,eav1.attr_value as name ,eav2.attr_value as status ,eav3.attr_value as creater from books eav1 left join books eav2 on eav1.book_id=eav2.book_

  • L&#39;eclat des jours(2021-11-01)

    _ スキヤキ と昼飯いに行った店が出した牛肉と豆腐がやたらと旨かったので考えた。豆腐は最初厚揚げかと勘違いするくらいに外が真っ黒になっているのだが、それは煮汁がしみ込んでいるからだった。 で、やたらと甘い。そうか、これはスキヤキなのだなと気づいた。 で、考えてみるとスキヤキってこの数十年べた記憶がないというと少し大げさで子供が幼稚園くらいの頃、原宿表参道の昔ペニーレインとかがあった近くの雑居ビルの地下にスキヤキ屋があって、そこでべさせた覚えがあるが、それでもそのくらいだ。 子供の頃は、確かにスキヤキというのは御馳走で、年に数回くらい、卓上に南部鉄瓶を平底鍋にしたようなのを出して、まず火にかけたらヘットを塗りたくってそこに砂糖とか醤油とかを入れて作ってべた記憶がある。 なぜ年に数回の御馳走かと言えば、牛肉は輸入されていないということは基和牛しかないからで、現在も和牛であれば100

  • L&#39;eclat des jours(2021-10-18)

    _ 火葬場のない町に鐘が鳴る時の妙なおもしろ漫画BANとかいうアプリでちまちま漫画を読んでいるのだが、最近、「火葬場のない町に鐘が鳴る時」というのを読み始めて、これがあまりに奇妙でおもしろい(というと正確ではないのだが)。 その前に漫画BANで「僕たちの生きた理由」という漫画を最後まで読んだのだが、昭和40年代のマンガか? と首を捻ってしまうような絵柄とストーリー(学校に集まった子供が訳のわからない人形遣いに人形にされてしまうので逃げ回るのだが、最後に実は……という)でなんじゃこりゃ? と思ったというのが最初にある。 僕たちの生きた理由 (1)(渡辺和幸) で、なるほど、小説なろう系があるように、マンガにもいろいろな発表形態があって、こういうヘンテコなのも発表できるようになったのだなと考えたのだった。 で、「火葬場のない町に鐘が鳴る時」という大仰なタイトルもあって、これも当然そのての

  • L&#39;eclat des jours(2021-10-06)

    _ ネコに点滴 黒の調子が悪くて水すら飲めなくなっているので点滴を家ですることになった。 で、医者のお手をメモして5日の晩、6日の朝と晩と都合3回やったがなかなか大変だった。 何がいやかといえば、やはり生きていてかわいいネコに針を刺さなければならないところで、当人はなんともなさそうな顔をしていても、そこはネコだから激痛に耐えているのかも知れない(ということは無さそうだが)とか、とにかく針が皮を突き破って内部に入るときに手応えがたまらなくおっかないし嫌な気分だ。 それにしても、皮と肉の間に液体を入れてそれが体内に吸収される(というのは排尿するからわかるわけだが)というメカニズムが不可解きわまりない。なんとなく、駱駝の瘤とはこういうことですか(実際には脂肪らしいが)みたいな気分を作ることで納得はするが、それにしても不可解千万だ。も、一体どこの誰がこういう方法で水分を補給させることを考えつい

  • L&#39;eclat des jours(2021-09-22)

    _ 幕末の影 玄海で水炊きいながらご自由にお持ちくださいの江戸楽の9月号を読んでいたら、浮世絵に見る月見のような記事があって、ええと目が開かれた。 西洋絵画を学んだ歌川国芳が浮世絵に影を導入したとある。 それで頭の中で広重や北斎や国芳自身の画をいろいろ思い出すと、確かにどこにも影がない。 国芳の画もほぼすべてにわたって、同様に影を描いていない。(浮世絵検索で数千点眺めた) しかし、新吉原には確かに影が描かれている。 月に照らされた足元にアクセントをつけてみたかったのかも知れないが、西洋絵画を学ばなければ影を描くということはなかったらしい。 なるほど、明治の錦絵の時代になっても影を描いたものは少ない。(明治~昭和初期の錦絵に見る自転車のある東京の町並み) そういわれてみれば、とふと気づくわけだが、マンガ(劇画含む)にも影はあまり書かれていない。試しに、ベルセルク(細かな描画の例として最初に

  • L&#39;eclat des jours(2021-09-20)

    _ ネットワークプロトコルハッカーズガイド アスキーの鈴木さんからもらったネットワークプロトコルハッカーズガイドを読了。途中間が空いたが久々に技術書を完読した。えらくおもしろかった。 書は、題名からはネットワークプロトコルをハックするためのガイドに見える。が、実際のところカバーしている分野はネットワークプロトコルには限定されない。どうも筆者は各種脆弱性ハンターでIEや.NET Frameworkの脆弱性をばんばん見つけていた人らしい。筆者の偉業については「まえがき」でマイクロソフトセキュリティ部隊のメンバーだったらしいキャティ・ムースリ(良くわからないからフランス語読みしてみた)という人が書いていて、これも興味深い。 カバーしている分野が広範なのは、ネットワークプロトコルをハック(解析したり介入したり)するには、パケットの構造を調べ、個々のパートをぶつ切りし、送るデータを変えてみて、中間