【ニューヨーク=吉田圭織】人工知能（AI）を活用して新薬を開発する「AI創薬」が実用化の段階に入ってきた。ニューヨークと香港を拠点とするスタートアップのインシリコ・メディシンは27日、米国と中国で「初めてAIが発見し、デザインした」治療薬の効果などを探る第2相臨床試験（治験）を始めたと発表した。AIがつくる新薬を実際に人体で試すのは世界でも珍しい。インシリコは肺の難病「特発性肺線維症（IPF）

「これ以上は耐え難い」　円安に警戒感―同友会の新浪代表幹事 2023年06月28日19時42分配信 経済同友会の新浪剛史代表幹事は２８日の記者会見で、円相場が一時１ドル＝１４４円台に下落したことについて、「これ以上は非常に耐え難い状況になりつつある」と警戒感を示した。円安・ドル高の進行は日米の金融政策の違いが背景にある。新浪氏は日銀の金融政策に関し、日本経済が底堅く推移することを条件に、「少し見直すことがあってもいいのではないか」と指摘した。 円安進行、１４４円台　くすぶる介入警戒感―鈴木財務相「行き過ぎに適切対応」 新浪氏は為替相場について「乱高下は大変頭が痛い」と強調。その上で、「日本経済は底堅くなっており、円が急に安くなる理由はなくなってきている」と述べた。 経済 コメントをする 最終更新:2023年06月28日19時42分

米連邦準備制度が今、インフレ対策に集中し、利上げが米経済を後退させるリスクへの懸念が薄れていることを投資家らは認識している。 このことは、ここ１年３カ月にわたる債券相場の異常な乱高下が今後も続くことを示唆している。年央のブルームバーグ「マーケッツ・ライブ（ＭＬＩＶ）パルス」調査に参加した回答者の80％が、米国債は2024年まで長短利回りの逆転、逆イールドが続くと予測している。 調査参加者の半数近くが、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が少なくともあと２回の利上げを行うと見込んでいる。利上げサイクルが終わったと考える回答は19％にとどまった。市場では今月に入っても年内に利下げがあると想定されていたことから、驚くべき変化だ。 昨年末時点では、ＭＬＩＶパルス調査で回答者の過半数が米政策金利のピークが5.25％以下と予想していた。 リセッション（景気後退）が迫っているという潜在的な警告として、米10