新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、介護が必要な高齢者が感染しても自宅で療養を続けざるを得ず、周囲からの支援がないまま状態が悪化するケースも出ています。 千葉県に住む80代の女性は、認知症があり、同居する50代の息子が介護をしていましたが、今月13日に息子の感染がわかり、その翌日、自身も感染が確認されました。 息子が自宅療養をしながら、介護も続けていましたが、容体が悪化して入院。 比較的軽症だった女性は、自宅に1人取り残されてしまったといいます。 保健所などから連絡を受けたケアマネージャーが介護ヘルパーを探しましたが、感染した人のもとを訪問してくれる事業所は見つかりませんでした。 息子の入院の翌日、ようやく見つかったのが、近くの市にある医療的なケアなどを行う訪問看護ステーションで、看護師が訪問した際には、女性は意識がもうろうとした状態で倒れていたといいます。 数日前から食事や水分を十