消費者庁は28日、靴販売店「ABC-MART」を運営するエービーシー・マート(東京)が自社ブランドとして自ら製造販売する靴の販売価格を巡り、不当な広告をしたのは景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、再発防止を求める措置命令を出した。 消費者庁によると、同社は「HAWKINS」や「VANS」など4ブランドの靴やサンダルなど47商品に関し、2015年にそれぞれ新聞折り込みチラシで、実際の販売価格と、それを上回る「メーカー希望小売価格」を自ら設定して併記し、希望小売価格より値引きして販売しているような誤解を与える広告をしたという。 同社は全国各地で約920店舗を展開。当初の販売価格をメーカー希望小売価格としていたと釈明し、「関係者に迷惑を掛け、深くおわびする。価格表示の管理体制を一層強化し、法令順守に全力で取り組む」としている。
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