セクハラ加害者ではないが、15年前の発言で論議を呼んでいるタランティーノ(写真:Shutterstock/アフロ) 一番いけないのは、言うまでもなくセクハラ加害者。彼らに慈悲の余地はない。だが、次に、彼らを多少なりとも弁護するような男たちが出てくると、その人たちも責められるようになってきた。「#MeToo」運動は支持するが、レイプ犯罪者とお尻を触った情けない男を一緒にするのは間違っていると述べ、大バッシングを受けたマット・デイモンがそのひとり(ハリウッドのセクハラ騒動:マット・デイモンの発言に批判殺到。「男は何も言わないべき」なのか?)。先月は、リーアム・ニーソンも、ダスティン・ホフマンをかばうような発言をして非難されている。 そして今度は、15年前のコメントがやり玉に挙げられた。発言の主は、つい最近まで、この問題に関してむしろ好意的に受け止められていたクエンティン・タランティーノである。