秘書が選挙区内で香典を配ったなどとして公選法違反容疑で刑事告発され、不起訴(起訴猶予)となった自民党の衆院議員、菅原一秀前経済産業相(59)=東京9区=について、東京第4検察審査会は12日までに、起訴すべきだとする「起訴相当」の議決をした。 議決は2月24日付。 東京地検が今後再捜査し、改めて処分を決める。再び不起訴となり、検審が2回目の審査でも起訴相当と議決すれば検察官役の指定弁護士によって強制起訴される。 議決を受け、菅原氏は「真摯(しんし)に受け止める。当局からの要請があれば誠実に対応する」とのコメントを発表した。 東京地検は昨年6月、菅原氏が2017年7月~19年10月、秘書を通じ選挙区内の延べ27人に対し、親族の死去に伴う枕花や香典名目で計約30万円相当を寄付したと認定。ただ、これ以外の大半のケースでは菅原氏が自ら弔問しており「法を無視する姿勢が顕著とまでは言い難い」などとして起