1月20日、構造化分析やオブジェクト指向設計の方法論を提唱し、ソフトウエアの世界に数々の貢献をしたエドワード・ヨードン氏が亡くなった。 手元にあるヨードン氏の著書『デスマーチ』を開くとサインがしてあった。日付は2007年1月31日となっている。 この本には題名通り、デスマーチ・プロジェクトが起きる理由、その中に入ってしまった時の乗り切り方が書かれている。ご冥福を祈りつつ、ヨードン氏が「本(デスマーチ)全体からたったひと言だけ覚えるとすれば」と書いている言葉を紹介する。 「デスマーチ・プロジェクトを担っているのは個人である、という事実は変わらない。大部分の組織の上層部や官僚主義的な委員会には多くを期待しないが、最初から破滅が運命づけられているプロジェクトで長い夜と週末を働く個人に(私は)ずっと心を砕いている。デスマーチ・プロジェクトを最後に成功させることはもちろん重要で、そのための実践的な助