飯田市の佐藤健市長は9日、市内で開いた「リニア中央新幹線整備を地域振興に活(い)かす伊那谷自治体会議」で、市内に建設予定のリニア県内駅とJR飯田線との連絡を巡り、「(飯田線への)新駅ありきではなく、新しい交通システムを取り入れて既存駅との接続を考えたい」と提案した。出席した県や伊那、駒ケ根市、上伊…
◇奈良ルート変更 見通せず 「関西全体で協議を」 JR東海が、リニア中央新幹線の名古屋―大阪間の開業目標を2045年から前倒しする方針を決めた。大阪への早期延伸を求めてきた府や京都市は歓迎する一方、かねて要望してきた中間駅の誘致は、思うような成果を出せないままだ。「奈良市付近」経由が決まっている現計画のルート変更は見通せず、関係者は焦りを募らせている。(升田祥太朗) 「京都は奈良市に接しているのに、ルート問題でヒアリングにも呼んでもらえない」 今月9日、定例記者会見でリニアの大阪延伸ルートについて問われた山田知事は、国に苦言を呈した。「京都を通る方が経済効果が大きい。40年前に決まった公共事業が、何の協議もされないのはおかしい」と、計画再検討の必要性も強調した。 山田知事は会見前日の8日、来年度の国の政策や予算に対する要望活動のため上京。石井国土交通相との面談では、東京―大阪間の同時開業に
政府は、東京・大阪間のリニア中央新幹線の全線開業の時期を、現在計画されている2045年から前倒しすることを目指し、国が資金を調達して貸し出す財政投融資の活用を検討することになりました。 このため政府は、財政投融資による資金を使ってJR東海に費用を低い金利で融資し、建設を促進させる方向で検討することになりました。 財政投融資は、国が債券を発行して調達した資金を民間企業などに貸すもので、民間だけではリスクの大きい大規模なプロジェクトを後押しする場合などに使われます。 政府は、こうした方針を今月末の閣議決定を目指している経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」に盛り込むことにしています。 ただ、JR東海はみずからが費用を全額負担して建設を進めるとしていて、政府は今後、JR東海との間で調整を進めることにしています。
リニア中央新幹線の工事による環境への影響を考える集会が24日、名古屋市で開かれ、沿線7都県の住民ら約380人が参加した。国によるJR東海への工事認可から1年で見えてきた課題について報告し、連携を進める方針を確認した。 品川―名古屋間の86%がトンネルで、工事での騒音や残土、地下水への影響などが懸念される。沿線約17キロに非常口4カ所と保守基地ができる愛知県春日井市の「春日井リニア新幹線を問う会」によると、付近に9カ所の亜炭坑跡がある。 JR東海は「トンネルは亜炭坑跡より下で影響はない」としているが、事務局長の川本正彦さん(71)は「工事で地下水脈が変わり地表が陥没する不安がある。工事前後の2回、家屋への影響を調査すべきだ」とし、27日に愛知県に申し入れると述べた。 駅や車両基地、変電所ができる相模原市の「リニア新幹線を考える相模原連絡会」の建部由美子さんは「工事は10年間以上で、粉じんなど
リニア中央新幹線の名古屋-大阪間の中間駅をめぐって、奈良市が6月から「奈良市リニアファン倶楽部」を発足させた。生駒市や大和郡山市も独自にリニア誘致活動を進めており、県内の誘致ムードは盛り上がるばかりだ。そんななか、奈良県の荒井正吾知事が関西広域連合への部分参加を表明。諦め切れない京都側が広域連合の場で再び議論を蒸し返す可能性も浮上しており、悲願の「関西一丸」に水を差す怖れも指摘されている。 奈良市ではファン倶楽部発足、誘致機運高める 奈良市は5月17日、「リニアを奈良市に招こう 鉄道フェスタ」を開催、仲川げん市長も出席した。このフェスタでは若い世代へのPRを目的に、「奈良市リニアファン倶楽部」の部長に、同市出身のモデルで歌手の三戸なつめさんが就任することを発表。6月からは部員募集に乗りだした。さらには、同市リニア推進室の公式キャラクター、リニア招き鹿「りにまね」が近鉄奈良駅前などで「首を長
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
高校生4人を逮捕、住宅を襲撃…女性の口ふさぎ「金があるのは分かっている」、包丁を見せて暴行し5千円奪う 女性の親族が通報「家の中めちゃくちゃに」 4人は地元の知人同士で16~18歳
JR東海のリニア中央新幹線計画に内部から反対の声を上げる人々がいる。社員約1万8千人のうち320人でつくるJR東海労働組合(JR東海労)だ。総事業費9兆円超の巨大プロジェクトの必要性に社員の立場から異を唱え、急ぎ足で計画を押し進める経営陣の姿勢に危機感を強めている。 ■「見通しが甘い」 「社の現状を知るからこそ会社の説明は納得できない」。そう語るのは同労組執行委員長の淵上利和さん(52)。普段は東京-大阪間で東海道新幹線を走らせる運転士だ。 会社側が示す収入見通しを「楽観的すぎる」と指摘する。 JR東海は、東海道新幹線から料金単価が高いリニアに客が流れることや航空機利用者の取り込み、新規需要開拓を挙げ、リニアと新幹線を合わせた収入は、2027年の名古屋開業後は開業前に比べて約10%、45年の大阪開業後は約27%増える、としている。 淵上さんが例示するのは過去10年の新幹線収入のグ
2027年のリニア中央新幹線開業に向け、名古屋鉄道と近畿日本鉄道が名古屋駅にある中央改札口を移設し、並べて設置する方針を固めた。 リニアと両私鉄の乗り換えをしやすくするのが狙いで、名古屋駅の再開発を目指すJR東海や名古屋市に協力を求める。 市のまちづくり構想案では、新幹線を含む複数の交通機関への乗り換えが便利な空間「ターミナルスクエア」(仮称)の設置を提案。名鉄と近鉄は両社の中央改札口を隣り合わせて設置し、この空間につなげる考えだ。 現在、両社の中央改札口は別々の場所にあり、新幹線改札口からも離れている。案内表示はあるが、分かりにくいとの指摘もあり、中央改札口の再配置が必要と判断した。設置場所などは今後詰める。
【上沢博之】来年度着工予定のリニア中央新幹線の建設をめぐり、JR東海が地下トンネルからの非常口を確保するため、東京都大田区にある警視庁の家族寮の用地を取得する方針であることがわかった。その場合、寮の入居者は集団移転するとみられ、地元自治会は「若者が一気にいなくなってしまう」と反発し、変更を求めている。 2027年に東京・品川―名古屋間の開業を目指すリニアは、区間の86%で地下トンネルを通るため、災害時に地下で停車した場合などに備えて約5キロ間隔で非常口47カ所を設置する。JR東海は用地取得を円滑に進めるために企業や公共用地を購入していく方針で、非常口の建設に際して「集団移転を伴うのはここだけ」と説明している。 集団移転を迫られる見通しなのは、東京都大田区東雪谷1丁目にある警視庁の家族寮「東雪谷住宅」。東急池上線・洗足池駅近くの閑静な住宅街にある。築約12年の鉄筋6階・地下1階の建物(延べ約
奈良県の荒井正吾知事は12日の定例会見で、リニア中央新幹線の「奈良市付近」のルートを変更しようとする京都府側に同調する一部の関西経済界の動きに「不満」と不快感を示した。13日に関西経済連合会や関西広域連合などが大阪市内で開く、大阪同時開業をアピールする決起大会に参加しない方針も明らかにした。 荒井知事は「早期開業、東西同時開業という趣旨は大賛成」としながらも、「ルートについては、すでに(奈良市付近で)決着している。国で決まったことを関西でひっくり返そうとするのはおかしい」と批判。「この件については、クレームはありますが、論争はありません」と京都側との立場の違いを強調した。 リニア中央新幹線のルートは、昭和48年の基本計画に続き、平成23年の整備計画でも「奈良市付近」と明記されている。 しかし、京都府や京都市などが京都駅への誘致を始め、関西の一部自治体に同調する動きもある。関西経済界からは、
JR東海が平成39年の開業を目指す、東京・品川-名古屋間のリニア中央新幹線の詳細計画が固まった。 走行ルートや中間駅の具体的な場所が決まり、来年度中の着工を目指す。国鉄時代の昭和48年の基本計画決定から40年を経て、新しい「夢の超特急」はいよいよ開業への具体的一歩を踏み出す。日本経済立て直しの追い風としたい。 強力な磁力で車両を10センチも浮上させ、時速500キロ以上の超高速で走らせる日本の超電導リニア技術は、世界の最先端に位置する。日本の高い鉄道技術を改めて世界に示す好機ともなろう。 日本が目指すインフラ輸出の中でも、環境負荷が小さい大量輸送手段の鉄道技術は、アジアを中心に大きな需要がある。深さ40メートル以上の大深度地下の掘削技術とともに、リニア新幹線の成功は、日本が今後、官民一体で海外売り込みを果たす上で大いに役立つ。 リニア新幹線の建設は、国が巨額の資金を投入する公共事業としてでは
夢のリニア新幹線の開業が現実味を帯びてきた。JR東海は18日、東京・品川-名古屋間の詳細な走行ルートと中間駅の場所を発表。駅が建設される沿線の住民らは、平成39(2027)年の開業に向け、熱い視線を注いでいる。ただ、日本の動脈となっている東海道新幹線沿線の沈下や東京一極集中への不安など、人の流れが変わることへの危機感も出ている。 「神奈川県駅」はJR横浜線など3路線が乗り入れる橋本駅(相模原市緑区)付近。そばに高層マンションが立ち並び、市内では圏央道の整備も進む。 「人の出入りが多くなると期待している。街が潤ってほしい」と話すのは橋本駅南口で祖父の代から35年間にわたりカフェ「プリエ」を営む豊泉正人さん(44)。市の担当者は「アクセスの良さを売りにして企業誘致を加速させ、観光振興にも力を入れたい」と夢を膨らませる。 「山梨県駅」の予定地は甲府市大津町。JR甲府駅から直線で6キロ以上離れた場
美乃坂本駅北にリニア中間駅 JR東海、車両基地も検討 2013年09月05日08:22 JR東海が、2027年に東京-名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線の岐阜県内の中間駅候補地として中津川市千旦林のJR中央線美乃坂本駅の北側を検討していることが4日、分かった。車両基地の候補地として、近くの県中山間農業研究所中津川支所一帯を検討していることも併せて分かった。中間駅やルート、車両基地の詳細な位置を記載した環境影響評価準備書を今月19日にも公表する方針。 JR東海は2011年6月に6都県に設置する始発、終着駅と中間駅案を発表(長野県内のみ同年8月に発表)。岐阜県内の中間駅は地上駅で、候補地を美乃坂本駅を含む直径5キロの範囲で示していた。 地元関係者の話を総合すると、中間駅の候補地として取り沙汰されているのは、美乃坂本駅の北側で、5キロの円の中心よりやや西側に当たる。 リニアの建設促進岐阜県期
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