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ブックマーク / www.technologyreview.jp (13)

  • テスラの自動運転機能、道路標識への細工で80キロ加速

    サイバーセキュリティ企業マカフィーの研究者は、道路脇の速度制限標識に些細な変更を加えることでテスラの自動運転システムをだまして、制限速度を80キロ超過させることに成功した。自律型システムが急増する中、「敵対的機械学習」の問題の影響は広範に及ぶことが危惧される。 by Patrick Howell O'Neill2020.02.25 51 56 5 5 クルマの「目」を信じてはいけない。 ハッカーがテスラの複数車種で、制限速度を約80キロ超過させることに成功した。人間の運転者ならほとんど気づかないような微細な変更を道路脇の速度制限標識に加えることで、テスラ車に搭載されているモービルアイ(MobilEye)製の画像処理チップ「EyeQ3」を欺いたのだ。 サイバーセキュリティ企業であるマカフィーが実施した今回のデモンストレーションは、敵対的機械学習によって自動運転システムが使いものにならなくなる

    テスラの自動運転機能、道路標識への細工で80キロ加速
    ma2
    ma2 2020/03/05
  • 世界地図を更新し続ける 中国の巨大浚渫船

    Aboard the giant sand-sucking ships that China uses to reshape the world 世界地図を更新し続ける 中国の巨大浚渫船 権力を得られるのは、領土を支配する者だけではない。領土を造り出せる者もそうだ。世界最大となった中国の浚渫(しゅんせつ)産業は領土拡大の重要な道具になっている。 by Vince Beiser2019.05.21 99 49 4 0 ミシシッピ州ビロクシ南部の海岸から24キロメートル沖で、雲1つない青空の下、おびただしい量の灰褐色のスラリー(泥漿:でいしょう)が泡をたてながら船に取り込まれていく。3秒ごとに、トラック1台分の塩水と砂がメキシコ湾の海底から吸い上げられ、浚渫(しゅんせつ)船「エリス・アイランド号(Ellis Islands)」のホッパーと呼ばれる屋根の空いた巨大な泥艙に投入されていく。巨大なエ

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    ma2 2019/05/21
  • CRISPRは、多剤耐性菌に対抗する抗生物質代わりになるか?

    病院や養護施設で致命的な感染症を引き起こすクロストリジウム・ディフィシルは、抗生物質が効かない。では、バクテリアの免疫防御システムからヒントを得たCRISPRは、抗生物質代わりになるだろうか? by Emily Mullin2017.04.18 4 14 3 1 米国では抗生物質が効かないケースが増加している。そこで研究者は、病院や養護施設で致命的な感染症を引き起こすクロストリジウム・ディフィシルのようなバクテリアに対抗する新しい治療法を探している。 治療法のひとつが「クリスパー(CRISPR)ピル」だ。有害なバクテリアを自己破壊するように仕向けるピル(丸薬)だ。 CRISPRは強力な遺伝子編集テクノロジーだ。すでに人間の遺伝子を正確に編集して病気を治すといった治療方法が研究中だ(「個人向けの遺伝子療法はいつ実現し、誰が認可するのか?」参照)。それだけではない。CRISPRの応用可能領域は

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    ma2 2019/04/11
  • グーグル、ニューラル・ネットで「ゲシュタルトの法則」を確認

    人間は、不完全な対象を補間して完全なものとして知覚できる。人間の脳をモデルにしたニューラル・ネットワークにおいて、こうした心理学の法則は成立するのだろうか。グーグル・ブレインの研究チームが答えを出した。 by Emerging Technology from the arXiv2019.03.22 137 93 7 0 20世紀初頭にドイツの実験心理学者のグループは、人間の脳が予測不可能な混沌とした世界を意味ある世界として認識する方法に疑問を持ち始めた。そして、この疑問に答えるために「ゲシュタルト効果」という概念を発展させた。知覚を考えるとき、部分の集合体ではなく全体性に重点を置いて捉える考え方だ。 それ以来、心理学者たちは人間の脳が断片的な情報に基づいて全体像を知覚するのに著しく優れていることを発見してきた。その良い例が以下に示した図だ。脳は三角形や四角形などの2次元形状に加え、3次元の

    グーグル、ニューラル・ネットで「ゲシュタルトの法則」を確認
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    ma2 2019/03/24
  • 蔓延する暗号通貨の「風説の流布」、機械学習で詐欺の兆候を検出

    暗号通貨市場で虚偽の情報を流して価格を吊り上げる「パンプ&ダンプ(風説の流布)」が蔓延している。あまり知られていなかった詐欺の手口や仕組みについて、実例に基づいて調べた研究成果が発表された。機械学習で兆候を事前に検出することにも成功したという。 by Emerging Technology from the arXiv2019.02.21 8 32 3 0 あここ数年間における暗号通貨の状況は、まるでジェットコースターに乗っているかのようだった。2017年の間にビットコインの価値は900ドルから2万ドルへと上昇し、その後、大暴落した。2018年2月初頭時点の1ビットコインの価値は3500ドル足らずだ。 こうした動きが他の暗号通貨の急速な開発を促した。大方の推定では、暗号通貨の数は1000を優に超える。その中からビットコインの成功を再現する暗号通貨が現れると期待されているが、実際には大規模に

    蔓延する暗号通貨の「風説の流布」、機械学習で詐欺の兆候を検出
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    ma2 2019/02/21
  • 「女子大卒は減点」アマゾンのAI採用、男性優遇判明で廃止に

    人工知能AI)アルゴリズムの訓練に使われたデータが、男性の就職希望者を優遇する傾向を生んだ。 ロイター通信の報道によると、2014年、アマゾンは就職希望者に対して1つ星から5つ星でランク付けをする自動システムの開発に着手した。しかし、このシステムが技術職において男性志願者を優遇していることが分かり、2017年に廃止した。 このAIツールは、アマゾンがそれまで10年間に渡って受け取ってきた履歴書のデータを元に訓練された。テクノロジー産業は男性優位分野であるため、履歴書の大部分は男性から送られてきたものだった。 システムは意図せずして、男性志願者を女性志願者よりも優先して選ぶように訓練されていた。報道によれば、「女性の」という言葉や、特定の女子大学の名前を含む履歴書を減点するようになっていた。アマゾンは、システムがこれらの条件を中立なものとして判断するように変更を加えたものの、プログラムが他

    「女子大卒は減点」アマゾンのAI採用、男性優遇判明で廃止に
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    ma2 2018/10/11
  • 水道管の交換場所をAIで予測、米フリント市の水汚染問題

    人工知能AI)のアルゴリズムが、ミシガン州フリント市の水道インフラの交換作業の一部で活用され、約1000万ドルが節約されている。 フリント市は2014年、デトロイトの給水系統の利用をやめて、フリント川から取水するようになった。水質に問題のある水源が古い鉛管と接続されたことで鉛管の腐が進み、 住民の利用する水が汚染されてしまった。 どの住宅が腐した古い管の影響を受けているかを把握できる記録はすでに廃棄されており、一部の残ってる記録も不完全なものだった。そこでフリント市が目を向けたのがAIだ。ジョージア工科大学の研究者が、家屋の築年数や価格など71種類のさまざまな情報を用いて、 住宅が鉛管につながっているか否かを予測するアルゴリズムを開発した。 このアルゴリズムを実装したソフトウェアを使用する以前、実際に掘り起こしたパイプのうち、交換対象となるものはわずか20%だった。これに対し、ソフト

    水道管の交換場所をAIで予測、米フリント市の水汚染問題
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    ma2 2018/09/04
  • 現代の賞金稼ぎ 「バグハンター」の仕事で メシは食えるのか?

    Life as a bug bounty hunter: a struggle every day, just to get paid 現代の賞金稼ぎ 「バグハンター」の仕事で メシはえるのか? ソフトウェアに潜むバグを発見し、企業に報告することで賞金を得る「バグハンター」という新しい仕事が生まれている。現代の「賞金稼ぎ」で生活することはできるのか。あるバグハンターの暮らしを紹介する。 by Erin Winick2018.08.27 25 27 5 0 在宅で仕事をしているエヴァン・リカフォートの家は、フィリピンの高速道路沿いにある。両親と同居しているリカフォートにとって、自分の部屋がオフィスだ。イピル南部の街でコンビニエンスストアを経営しているエヴァンの両親は毎日仕事に出かけていくが、22歳のリカフォートは自分の部屋にあるド派手なコンピューターに向かって、多いときには週75時間黙々と

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    ma2 2018/09/04
  • 賢すぎるチャットボットが 民主主義を支配する

    Future elections may be swayed by intelligent, weaponized chatbots 賢すぎるチャットボットが 民主主義を支配する プロパガンダ・ボットによる世論操作が深刻な問題になっている。今後、人工知能AI技術が発展するにつれて、ボットの振る舞いはより人間らしくなり、より効果的な攻撃を仕掛けてくるだろう。オックスフォード大学インターネット研究所の研究者による寄稿。 by Lisa-Maria Neudert2018.08.28 47 40 10 1 プロパガンダ・ボットに対する戦いは、民主主義のための軍拡競争である。私たちはこの戦いに負けるかもしれない。単純なコンピューター・スクリプトであるボットは来、コンテンツの整理やネットワークのメンテナンスといった反復的な作業を自動化するために設計され、人間の退屈な作業を肩代わりしてくれるもの

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    ma2 2018/09/04
  • コペルニクスもビックリ、機械学習が地動説を導き出した

    物理学な偉大な法則は、それ以前に人類が獲得した物理学の知識に基づいて発見されている。物理学の既存の知識に依らずに、新しい法則を発見することは可能なのだろうか。チューリッヒ工科大学の研究者らは、物理の実験データや観測データを用いた機械学習により、予備知識なしで物理法則を「発見」できることを示した。 by Emerging Technology from the arXiv2018.08.24 120 87 3 1 人類の偉大な発見と言われるような物理法則が何世紀にもわたって発見されている過程には、当時の傑出した思想家の影響が見られることが多い。この過程は科学の進歩に絶大な影響を及ぼした。物理法則の中には、以前の時代の知識なしには発見できなかったかのような印象を与えるものもある。 たとえば、量子力学は、当時のさまざまな卓越した数学的アイデアを利用して、古典力学に基づいて構築された。 だが、もし

    コペルニクスもビックリ、機械学習が地動説を導き出した
    ma2
    ma2 2018/09/04
  • 死亡した過激派バイオハッカー、肺がんの遺伝子療法も計画していた

    過激なパフォーマンスが物議を醸していたバイオハッカーのアーロン・トレイウィックが、肺がん向けの遺伝子療法の実施を計画していたことがわかった。トレイウィックの死亡によって計画は中止に追い込まれたものの、実際にメキシコの診療所で治療をするとして被験者を募っていた。 by Emily Mullin2018.05.09 56 32 10 0 クリスパー(CRISPR)自己注射のパフォーマンスで物議を醸したバイオハッカー、アーロン・トレイウィックが、ワシントンDCにあるアイソレーション・タンク(感覚を遮断するための装置)で死亡しているのが4月29日に発見された。伝えられるところによると、トレイウィックは肺がんを対象としたCRISPR療法の人体実験を計画していたようだ。 28歳のトレイウィックは、2月に開催されたバイオハック会議の聴衆の前でDIYのヘルペス治療薬を自身に注射し、メディアの見出しを飾った

    死亡した過激派バイオハッカー、肺がんの遺伝子療法も計画していた
  • ステージ上でいきなり注射、過激派DIYバイオハッカーの言い分

    バイオテック企業アセンダンス・バイオメディカルのCEO(最高経営責任者)が、バイオハック会議の壇上で遺伝子治療薬と称するDIY治療薬を注射し、その様子をネット中継した。「遺伝子療法を民主化するため」としているが、専門家は危険な行為だと批判している。 by Emily Mullin2018.02.08 5 16 4 0 テキサス州オースティンで2月4日に開催されたバイオハック会議。ステージに登場したアーロン・トレイウィックは、ズボンを下ろした。自身がCEO(最高経営責任者)を務めるバイオテック企業、アセンダンス・バイオメディカル(Ascendance Biomedical)が作った実験的なヘルペス治療薬を太ももに注射したのだ。 この模様はすべてフェイスブック・ライブで中継された。科学というよりパフォーマンスアートのようであり、自己実験に興味を持っている会場いっぱいの人々でさえ、半信半疑の面持

    ステージ上でいきなり注射、過激派DIYバイオハッカーの言い分
  • 辞書がなくても翻訳できる、教師なし機械学習の新手法

    人工知能AI)の言葉をあなたは話せますか?  サイエンス誌によると、 新たに発表された2件の研究論文で、辞書を使わずに言語を翻訳できる教師なし機械学習の方法の詳細が紹介された。これらの方法はまた、対訳テキストや、翻訳先言語にすでに訳されたテキストがなくてもうまく機能する。 2つの論文はそれぞれ別個に完成したものだが、似たような手法を使っている。どちらも、人間が正誤を判断することなく、2カ国語辞書を構築することに端を発し、「木」と「葉」、あるいは「」と「下」など特定の単語と単語の関係が、言語を問わずに似ていることを利用する。これにより、人工知能AI)は言語内のかたまりと関係に着目し、他言語ではどうなっているかを学習する。 文の翻訳では、バックトランスレーション(逆翻訳)とノイズ除去という2つの補助方式を使用して、新しい辞書をテストする。バックトランスレーションは、1つの文を新しい言語

    辞書がなくても翻訳できる、教師なし機械学習の新手法
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