学校でひときわ目を引くのが、私服姿の生徒たち。「一週間半くらい私服で登校できる日を作りました」というのは、生徒会長。7月、生徒会の主催で実施した私服登校日。学校が細かく決めていた服装のルールを、生徒も交えて見直しています。 改革を進めるのは、校長の工藤勇一さんです。 「私服を着てみないと 制服の良さもわからない」 未来を生きる生徒には、自分で判断し 行動できる力が必要だと考えてきた工藤さん。しかし、学校は生徒の “自律” を妨げているのでは と感じてきました。 「学校は “これをやりなさい” “あれをやりなさい” と言いますよね。 “言われたことをやる子ども” が育つじゃないですか。子どもはだんだん自分で考えることをやめている」 ■“一発勝負” テスト廃止 学びも、自律を最優先に考えた結果、ことし、中間や期末など一発勝負のテストを廃止しました。その代わり増やしたのが、再挑戦が可能なテストで