—石川県の馳浩知事は、地元テレビ局の石川テレビ放送(金沢市、フジテレビ系列)が製作したドキュメンタリー映画「裸のムラ」に使用された自身や県職員の映像の肖像権を巡って同社と対立し、定例記者会見への同社社長の出席などを求めている。 肖像権の侵害があったとしても、知事の公共的な職務である会見を開かない理由にはならない。過去に権利侵害があったと考えるなら、弁護士を代理人として立てて、司法判断を求めるべきだ。損害賠償請求や映画のソフト化の差し止めを求めるなどの手法もある。将来的に県職員の肖像権の侵害を防ぎたいのなら、議会内や県施設内での撮影ルールを明確化すれば良い。個人の肖像権を守るために尽くせる手続きは十分にあり、知事の会見を利用することは筋違いだ。 石川県知事の会見拒否問題 馳浩知事は2023年1月の定例記者会見で、石川テレビ放送が製作したドキュメンタリー映画「裸のムラ」(22年公開)について、
![思想・良心の自由を侵害する可能性…職務権限で自分の倫理を強制 憲法学者・木村草太さん:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e9c0b7c5d4b5566d9fc0f7d6605dd2ca854166a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2Fd%2Fc%2F6%2F6%2Fdc6675843f6de98ab8d917d1670e03da_1.jpg)