ブックマーク / natrom.hatenablog.com (243)

  • 受動喫煙による死亡者数はどうやって計算しているのか - NATROMのブログ

    において受動喫煙が原因で一年間に1万5000人が死亡しているとされている*1。もちろんこれは推定なので誤差を含む。しかし、おおよその数字としては正しい。こうした数字が話題になるたびに「どうやって計算したかわからない」という意見が出る。極端な場合には「1万5000人も受動喫煙が原因で死んでいるなんて嘘だ。統計の数字を操作したのだろう」という反応すらある。 1万5000人の根拠については厚生労働省のサイトにある(■全て表示|厚生労働科学研究成果データベース MHLW GRANTS SYSTEMの「受動喫煙と肺がんについての包括的評価および受動喫煙起因死亡数の推計」)。受動喫煙によるリスク増加が明らかな肺がん、虚血性心疾患、脳血管障害(脳卒中)、乳幼児突然死症候群(SIDS)の4疾患について受動喫煙による死亡を計算し合算したものである。 具体的な数字で説明したほうがわかりやすいだろう。例とし

    受動喫煙による死亡者数はどうやって計算しているのか - NATROMのブログ
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    machida77 2017/05/18
  • 「子宮頸がん予防ワクチン?おやめになったほうがいい」のファクトチェック - NATROMのブログ

    もしあなたががんにかかり、手術を受けることになったとしましょう。現在の日では、ほとんどの場合、手術のメリットとデメリットは何か、あるいは手術を受けなかったらどうなるのか、医師から説明があります*1。これから受ける医療についての情報を提供されて(インフォーム)、その医療を受けることに同意(コンセント)するか、あるいは受けないかは、患者さんが決めます。医師が決めるのではありません。「インフォームド・コンセント」という言葉はすでに広く知られています。 手術に限らずあらゆる医療について、正確な情報が提供された上で、患者さんが医療を受けるかどうかを決めるのが理想です。ワクチン接種についてもです。もし提供された情報が不正確であれば、たとえ患者さんが同意し、書類にサインしていたとしても、その同意は無効です。患者さんの意思決定の助けになるよう、医療者はできるだけ正確な情報を提供するように努力しなければな

    「子宮頸がん予防ワクチン?おやめになったほうがいい」のファクトチェック - NATROMのブログ
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    machida77 2017/04/21
    デイリースポーツの記事内容の問題箇所
  • 内閣府チームによる研究開発プログラムの一つがニセ科学だった - NATROMのブログ

    内閣府チームによる研究開発プログラムにおいて科学的手法に問題があったことが日経済新聞のサイトに掲載された(日経産業新聞4月12日付)。 ■内閣府チーム、仮説段階の研究を表彰  :日経済新聞 「このコンテストから新しい企業の研究の種を育てたい」。ImPACTの山川義徳プログラムマネージャー(PM)は2月、都内のシンポジウムで力を込めた。壇上に上がった新田ゼラチンや日アロマ環境協会などの代表者に賞状を送り成果をたたえた。 コンテストの狙いは脳の健康に効果のありそうなべ物や生活習慣などを見つけることだ。企業などからアイデアを募り、山川PMらが開発した脳活動の指標をもとに、アイデアを試した時の脳の変化を測る。脳の健康に効果のありそうなものを表彰するという内容だ。今回が2回目でコラーゲンペプチドの摂取、ラベンダーのアロマハンドマッサージが表彰された。 山川PMらは1月には、製菓大手の明治と高

    内閣府チームによる研究開発プログラムの一つがニセ科学だった - NATROMのブログ
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    machida77 2017/04/13
    革新的研究開発推進プログラムImPACTの中の研究の問題について。発表内容を見ても山師という印象しかない。
  • 福島県の甲状腺がん検診の2巡目の数字から言えることと言えないこと - NATROMの日記

    福島県の甲状腺がん検診において、2巡目で50人を超えるがんあるいは疑い例が見つかった。これらの例は1巡目(先行調査)ではがんは指摘されていない。「たったの2年間で50人以上もの新たながんが発症しているのであるから明らかに被曝による多発である」という主張がなされているが、そうは言えない。 たとえば、津田敏秀氏は、2巡目のがん検診を受けた236595人中がんの発症が51人(216人/100万人)を、全国平均発症率から推定した有病割合5人/100万人×2年=10人/100万人と比較して、22倍の多発だと主張している*1。過剰診断がゼロであるならば、この計算は正しい。津田氏の主張をまとめると「過剰診断がゼロだと仮定すると甲状腺がんは多発している」になるが、そんなことは計算なんてしなくても自明である。過剰診断がどれぐらいの割合なのか不明なので苦労しているのだ。 仮に、検診で発見可能な甲状腺がんのうち

    福島県の甲状腺がん検診の2巡目の数字から言えることと言えないこと - NATROMの日記
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    machida77 2017/03/18
  • 2017-02-07

    私の外来に糖尿病コントロールのあまりよくないおっちゃんがいる。しばしば入院を勧めるのだが、多忙を理由にいつも拒否される。病気に理解がない上司でもいるのか、職場を長期間休めないそうなのだ。従業員に急病で突然休まれるよりは予定入院で健康を保ってもらったほうが職場にとってもよいように思うのだが、仕事を休めず無理をする患者さんはけっこういらっしゃる。 おっちゃんは外来でも、診療時間ぎりぎりか、ときには診療時間が終了してから受診したりする。私だけでなく、看護師や検査技師や事務員の方々が残業することになりぶっちゃけたいへん迷惑である。建前では、急病ではない限り時間外受診はお断り、もしくは、次の診療日までの数日分の処方のみということになっている。しかし、おっちゃんにそんな対応をしても、次にいつ来院できるのがわからない。受診のために仕事を早退するのも一苦労なのだ。仕方ないねえ、とか言いながら、通常日数分の

    2017-02-07
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    machida77 2017/02/08
  • ピロリ菌は胃がんの原因の何%か? - NATROMのブログ

    ピロリ菌感染は胃がんの原因の一つである。主な原因であると言っていい。ピロリ菌が胃がんを引き起こすメカニズムもだいぶ明らかになっているが、よしんばメカニズムが不明であっても、疫学研究からピロリ菌と胃がんの因果関係は証明されている。 ただ、ピロリ菌感染が胃がんの原因だと言っても、ピロリ菌に感染していなくても胃がんになる人もいれば、ピロリ菌に感染していても胃がんにならない人もいる。報告によっても差があるが、ピロリ菌に感染していると、感染していない場合と比較してだいたい5〜10倍ぐらい胃がんになりやすい*1。ピロリ菌感染と胃がんの関係は、喫煙と肺がんの関係と同じぐらいの強さで、HPV(ヒトパピローマウイルス)と子宮頸がんの関係よりは弱い。 「胃がんの99%はピロリ菌が原因」という主張があるが、さすがに99%というのは過大評価である。仮に胃がん患者の99%がピロリ菌陽性であったとしても、その中にはピ

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    machida77 2017/01/16
  • 水素水の不幸 - NATROMのブログ

    国民生活センターが市販の水素水をテストし、含まれている水素が表示よりも濃度が低いかったり、あるいは検出されなかった商品もあると発表した。また、健康保持増進効果を謳うものもあり、法律に抵触するおそれのあるため事業者に対し表示の改善を要望している。 ■容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」−「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です−(発表情報)_国民生活センター 水素水ブームが終わりつつあるように見える。完全になくなりはしないだろうが、ぼちぼち次の何かが流行る頃ではないだろうか。現時点では、病気の予防や健康の維持の目的で健康な人が水素水を飲んで何らかのよい効果があるという臨床的証拠はない。ただ、何かいいことがあるかもしれないという可能性にお金を費やすのは個人の自由である。 私自身は、水素水に対してあまり積極的な批判はしてこなかった。理由の一つは、水素水は標準医療を否定せず、ほ

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    machida77 2016/12/26
    国センの発表を区切りとして、水素水を巡る現状
  • 胃がん検診を中止した泰阜村の事例はがん検診が無効である証明にはならない - NATROMのブログ

    がん検診には有効なものもあれば、無効なものもある。「がん検診さえ受けていれば安心」という考え方も、「がん検診にはまったく効果ない」という考え方もどちらも誤りである。以下に引用するツイートは、がん検診には効果がないどころか逆効果であるという、より間違った主張である。 がん検診は問題】だらけです。逆効果です。欧米では実施されていません。日はガラパゴス(井の中の蛙大海を知らず)です。日では泰阜村が1989年胃がん検診を中止しました。問題点は=過剰診断、治療死、抗がん剤治療の毒性、潜在ガンは進行がんにならない無害なガン。結論はガン検診を受けない— 欲望生命 (@yokubousyuunen) 2016年7月15日 「欧米ではがん検診は実施されていない」という主張は、インターネットで検索をする知恵があれば容易にデマだとわかる*1。泰阜村(やすおかむら)については、調べてみると、「がん検診を廃止し

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    machida77 2016/11/26
    泰阜村の集団胃がん検診廃止の件。
  • コレステロール大論争で科学リテラシーを学ぼう - NATROMのブログ

    林衛氏によれば、以下に引用するグラフが、心疾患のコレステロール原因説を否定するデータなのだそうだ。 林衛、Medical Bio, 2011年3月号, Page73〜78、コレステロール大論争:「動脈硬化学会VS脂質栄養学会」論点の腑分け より引用 このグラフからは、複数の地域において総コレステロール値が高いほど心疾患死亡率が高い傾向にあることが読み取れる。一般的には、コレステロールが心疾患の原因であることを示唆するデータであると解釈される。もちろん、これは観察研究であるから、このグラフだけではコレステロールが心疾患の原因であるとは断定できない*1。また、コレステロール以外にも心疾患の原因があることも容易に見て取れる。しかし、林衛氏はさらに踏み込んで以下のような主張を行った*2。強調は引用者による。 しかし,いま改めてこのグラフを一瞥し,コレステロール原因説を否定するデータではないかと気づ

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    machida77 2016/10/14
    コレステロールを巡る林衛氏の奇妙な解釈や論理構成について。
  • ミツバチのレメディ「エイピス」は何に効く? - NATROMのブログ

    「ホメオパシー」という代替医療では、ある症状を引き起こす物質を希釈すればその症状を治す薬になると考えらえている。たとえば、ミツバチを希釈したものはミツバチによる虫刺されに効く、という具合だ。また、希釈すればするほど効果が増すとされる。 原料のミツバチはすり潰されてアルコールに溶かされ、元の物質が残らないほど何度も希釈・振とうされ、砂糖玉に染み込まされる。この砂糖玉を「レメディ」と呼ぶ。ミツバチから作られたレメディは「Apis(エイピスまたはアピス)」だ。レメディの中には「般若心経のレメディ」「福島の土のレメディ」といったわけのわからない新しいものもあるが、エイピスは古くからある伝統的なレメディの一つである。 実際には、エイピスのレメディには効果がない。ミツバチ由来の物質は残っていないため、実質的にはただの砂糖玉である。効果があるように誤認するのは、ただの自然治癒をみているか(ミツバチ刺傷は

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    machida77 2016/10/13
    イケダハヤトが紹介したレメディの利用の詳細。イマジネーションの飛躍と言っていい。
  • Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか? - NATROMのブログ

    死村さんという方の『もしも「合理的」で「科学的」な優生思想が見いだされたら、菊池誠や佐々木俊尚や糸井重里のような思想の者は、「合理的で科学的だから」と人を殺すのをよしとする訳です』というツイートが注目されています(■はてなブックマーク - 死村さんのツイート)。 すでにブックマークコメントにありますが、合理性や科学性は倫理よりも下位にあたるものですから、死村さんのツイートは的外れです。たとえば菊池誠さんは血液型性格診断を批判していますが、その科学性とは別に倫理的な側面についても言及しています。仮に血液型性格診断が科学的に正しいとしても、企業が労働者を採用するにあたって血液型を利用するのは差別にあたる、というわけです。企業にとって科学的で合理的であってもです。 死村さんの前後のツイートも読んでみました。強いて擁護すれば、ニセ科学に批判的な論者の一部には、倫理よりも科学性や合理性を上位に置いて

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    machida77 2016/09/27
    相手が言ってないことを想像で組み立てすぎた元発言とそれに対する反応。こじらせすぎて悪意が出ている。
  • 「ソルトウォーターバッシング(塩水洗浄)」は危険です - NATROMのブログ

    大量の塩水を飲用して腸を洗浄すると称する「ソルトウォーターバッシング」あるいは「塩水洗浄」というダイエット法が流行っているようです*1。「自宅で簡単にデトックスできる」などと謳われていますが、医学的な観点からは、ソルトウォータバッシングはダイエットの効果に乏しいだけでなく危険です。安易に実行しないでください。 ソルトウォーターバッシングとはどういうものか ソルトウォーターバッシングの方法は、どのサイトを読んでも大差はありません。概ね、以下のようなものです。 1リットルの生理塩水をつくる(飲みやすいようにレモン汁を混ぜてもよい)。 朝起きてすぐに1リットルの塩水を20分で飲み切る。 便が出るのを待つ。 水は天然水を、塩は天然塩を使え、とか、ソルトウォーターバッシング後にサプリメントを勧めているところもありますが、だいたいこれだけです。 確かに大量の塩水を一度に飲めば、一時的に便秘は解消さ

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    machida77 2016/09/20
    こんな危ういダイエット法が広まっていたとは知らなかった。
  • がん検診による絶対リスク減少はどれくらい? - NATROMのブログ

    ワクチンは有効性を過小評価されやすく、がん検診は過大評価されやすい 公衆衛生についてあまりなじみのない方にはあまり知られていないようだが、一般的にワクチンはがん検診と比較して有効性が高い。たとえば、おたふくかぜワクチンはおたふくかぜの罹患を85%減らす。一方で、乳がん検診は乳がん死を20%しか減らさない。 また、ワクチンは一次予防であるのに対し、がん検診は二次予防である。ワクチンは疾患そのものの発症を抑制するが、一方で検診は病変が見つかったら何らかの治療介入を要する。検診には偽陽性や過剰診断についての問題もある(なお、乳がん検診は乳がんの罹患を減らすどころか増やす)。子宮頸がん検診の受診割合が十分に高い海外でなぜ、HPVワクチンが開発され、接種が推奨されているのか、ここらあたりに理由がある。 ワクチンと比較して検診の利益が過大評価されやすく、害が過小評価されやすいのには理由がある。主観的に

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  • 若年性脳梗塞が増えているというのは本当か? - NATROMのブログ

    日刊ゲンダイDIGITALに若年性脳梗塞についての記事が載った。「若年性の患者数はこの10年で5割も増えている」のだそうだ。 ■患者数は10年で5割増 ゆとり世代で「突然死」急増のナゼ | 日刊ゲンダイDIGITAL 脳梗塞といえば中高年以上の病と思いがちだが、最近20、30代に増えているという。テレビ東京アナウンサーの大橋未歩(発症時34)など、30代前半の発症例も珍しくないが、ここ数年、ゆとり世代の脳梗塞患者が目立つというのだ。 「いわゆる『若年性脳梗塞』は医学的定義では50代未満です。ただ近年、ストレス要因を中心とした20代の発症例は増えています」(山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏) 年間7万人が死亡する脳梗塞のうち、若年性は約1割。若年性の患者数はこの10年で5割も増えている。 臨床的な感覚では若年性脳梗塞が「10年で5割増加」しているようには思えないので調べてみようと

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    machida77 2016/07/24
    日刊ゲンダイDIGITALの記事の件。検索するとNATROMさんが引用した文は2013年からある(http://www.j-cast.com/tv/2013/01/21161959.html)3年以上も「ここ10年」と言われ続けているわけだ
  • 薬害オンブズパースン会議の「個々の症状ごとに比べても意味がない」という批判の解説 - NATROMのブログ

    名古屋市がHPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)の接種者と非接種者を対象に行ったアンケート調査において、「社会的影響が大きく、市だけで結論は出せない」として最終報告書では評価を示さなかったことが報じられた。 ■子宮頸がんワクチン調査で名古屋市が結論撤回:朝日新聞デジタル 調査は、ひどく頭が痛い▽簡単な計算ができなくなった▽手や足に力が入らない、といった接種の副反応にみられる24の症状の有無などを尋ねるもの。その結果、接種者に「多い症状」はなかった。一方、接種者に「少ない症状」は、関節やからだが痛む▽杖や車いすが必要になった、など15症状あった。 これを受け、市は昨年12月、「接種者に有意に多い症状はなかった」との評価を発表したが、薬害監視の民間団体「薬害オンブズパースン会議」が「副反応の症状は複合的で、一人が複数の症状を持っている。個々の症状ごとに接種者と非接種者との有意差を比べても

    薬害オンブズパースン会議の「個々の症状ごとに比べても意味がない」という批判の解説 - NATROMのブログ
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    machida77 2016/06/28
    名古屋市の子宮頸がんワクチンの調査について。
  • クロロフィルが予防する謎の疾患「月琴炎」とは何か - NATROMのブログ

    約10ヶ月前につぶやいた■三宅洋平氏についてのツイートが最近になってまたリツイートされはじめた。ミュージシャンである三宅洋平氏が、参議院議員選挙に立候補することを表明したためらしい。ちなみに、三宅洋平氏はこんな感じの方。 個人ができるTPPへの最善の処置は、マクロビやローフード、ナチュラルハイジーン、自然、オーガニックフード、湧き水、EMや乳酸菌による土壌改良、発酵品、備長炭による浄水・空気清浄、自然療法、ホメオパシー、漢方などの正しい知識と実践を身につけ、医療に依存せずに済む身体を作る事。— 三宅洋平 / Yohei Miyake (@MIYAKE_YOHEI) 2016年2月5日 この三宅洋平氏が店主である「三宅商店」では、「正しい知識と実践」に基づいてさまざまな商品が販売されているというわけ。たとえば「まこも茶 粉末 150g (宮崎産)」は6,480円。去年の8月の時点では、「

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    machida77 2016/06/22
    膵炎の読み取りミスから生まれた月琴炎。名前はファンタジック/今Googleで月琴炎を検索したらこのエントリが一位になっていた
  • サンデー毎日での丸山ワクチンの記事について - NATROMのブログ

    サンデー毎日2016年6月5日号にて『丸山ワクチンはやはり「がん患者」に光明』という記事が掲載された。ジャーナリストの森省歩(もり・せいほ)氏による。プロフィールによると、もともとは政界ものに定評があり、2012年に自身が大腸がんの手術を受けて以降は医療ものも手掛けているそうである。週刊文春に『乳製品をやめたらがんが治った』という記事や、文藝春秋に『川島なお美氏さんはもっと生きられた』という近藤誠氏のインタビュー記事を書いている。 森氏は2012年にstage IIIAの大腸がんと診断され、手術後に再発予防のための経口抗がん剤の服用を勧められるも辞退し、丸山ワクチンを選択したそうである。stage IIIの大腸がんの術後補助化学療法は現在の標準的な治療法である。大雑把には、術後補助化学療法によって再発やがんによる死亡を3分の1から4分の1減らすことができる*1。おおむね、日の大腸がんの術

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    machida77 2016/05/29
    効果が実証されないままにひたすら治験を名目に提供し続けてきた状況とサンデー毎日の問題ある記事
  • 「熊本済生会病院からSOS」は事実だったのか? - NATROMのブログ

    「医療ジャーナリスト」の伊藤隼也氏が、2016年4月16日付のツイートにて、「熊済生会病院」にて物品や水などの不足があるとの情報の拡散を促す主張を行った。 拡散!熊済生会病院からSOS !以下の物品大至急欲しい!料(米、非常)ガス調理器(発生器)手術用消耗品(ガーゼ、糸)滅菌済み手術機器(オートクレーブ使用不可のため) また、透析患者多数も余震で水タンク破損の可能性ありで今後の水が不安。東日大震災同様で国の情報収集問題あり!— 伊藤隼也 (@itoshunya) 2016年4月16日 熊済生会病院では現在、人工透析稼働中ですが、物品や水などの不足SOSが小生に直接入っています。政府は現地の情報収集をもっと迅速に行いロジスティックの支援を行って欲しい。東日大震災と全く同じ現象が起きている。 https://t.co/k6qpfMinnL— 伊藤隼也 (@itoshunya) 2

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    machida77 2016/05/01
    この件について検証可能なかたちで情報が提示されるかどうか。
  • Ingressと健康 - NATROMのブログ

    Ingress(イングレス)は位置情報を利用したゲームである。プレイヤーは青:Resistance(レジスタンス)か緑:Enlightened(エンライテンド)のどちらかの陣営に属し、現実世界の中を動き、ポータルと呼ばれる陣地を取り合う。神社、寺院、公園、郵便局、記念碑、彫像などの、宗教的・歴史的・芸術的に重要な場所がポータルとなっている。 Ingressをプレイするには外へ出てポータルの近くまで行かなくてはならない。車や自転車を使うプレーヤーもいるが、歩いてプレイするのが面白い。Ingressをプレイするようになってから近所にお地蔵さんや庚申塔があることをはじめて知った。Ingressをプレイしなければおそらく一生知らなかったであろう。いつも通る道から路地を一入り込んだだけで、まるで旅先にいるような奇妙な感覚を覚える。これまでにない体験だ。 町の歴史を考えることも多くなった。当たり前の

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    machida77 2016/04/01
    私は敵プレイヤーを始末すれば優位になる状況が多すぎるゲームは一生やらない。
  • コレステロールを下げると危険なのか? - NATROMのブログ

    相関関係が因果関係を示すとは限らないことは、みなさまよくご存知であろう。有名な例は朝と成績の関係である。朝摂取と良好な成績に相関関係があることは、朝をきちんとべる学生ほど学校の成績が良いというデータからわかる(こういう研究を観察研究という)。しかしながら、朝をきちんとべることが良い成績の原因かどうかはなんとも言えない。因果関係がなくても、朝と成績の相関関係が生じることはありうるからだ。たとえば、教育に熱心な家庭環境が朝摂取と良好な成績の両方に影響を与えている場合は、朝摂取と良好な成績に因果関係はないが相関関係は生じる*1。だとすると、家庭環境をそのままにして、ただ朝だけべるようにしても成績は上がらない。 「朝べれば成績が上がる」と言いたいのであれば、もともと朝べていなかった生徒集団を、朝べさせる群(介入群)と朝べさせない群(対照群)の二つに分け

    コレステロールを下げると危険なのか? - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2016/03/22
    雑誌『メディカルバイオ』(休刊)の編集の問題でもある。