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  • nix in desertis:2020受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。今年は通常の校正者以外の手も借りないといけなくなるような問題もなく,比較的スムーズに進行した。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。記事で言及する「

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    machida77 2020/03/13
    上智健在といった感じの問題が並んだ(褒めてない)。チョコレートの歴史本はなぜかここ10年でいくつも出ていて元ネタ推理は難しい/慶應法の難問はたちが悪い。
  • nix in desertis:2020年東大・日本史の第3問についての考察

    例の企画(執筆中)に先立ちまして,日史の問題を個別にちょっとだけ取り扱う。日史であるということ以上に難問でも悪問でもないというのと,これは単体で扱ったほうが面白いと判断したためである。単に小ネタというのもあるけど。 そういうわけで,今年の東大の日史の第3問。問題を打ち直すのはさすがに面倒なので問題はリンクでご勘弁願いたい。問題自体はさして難しくないというか,東大の日史らしい史料読解問題。Aは史料(1)・(2)・(4)から,実務は幕府担当で,名目上は日の統治者である天皇の朝廷が儀式面を執り行ったということが読み取れる。(4)は朝廷が実務を担当しようとしたら実力不足で失敗した事例として読めばよい。江戸幕府は「武家政権はあくまで実力を認められて朝廷から統治を委任されている」という自意識が強く,それを何かに付けてアピールする癖があるというテーマは東大の日史が好むところで,過去問を少なく

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    machida77 2020/03/03
    世界史の知識があるかどうかで暦法の源と伝播に対する認識が変わる問題。高校日本史だけでは授時暦がイスラームの影響にあることまでやらない。
  • nix in desertis:三国志展でも,主役はやはり曹操だった

    東博の三国志展に行っていた。いかにも曹操の墓(曹操高陵)の発掘を契機に立てられたような企画である。展示のメインは後漢から三国時代にかけての出土品や伝世品で,曹操高陵からの出土品も含まれる。加えて後代の中国で描かれた三国志の絵画や,NHK人形三国志で使われていた人形,横山光輝の『三国志』の原画等も展示されていた。 実のところ,展示の大半は後漢代の装飾品や道具・武器,陶器などであり,当時に活躍した諸将縁の品は(当然ながら)あまり無かったので,当時の生活の様子はよくわかるものの,三国志の武将やエピソードを体感しに来たつもりだと肩透かしをらうかもしれない。ただ,展覧会側もその自覚はあり,「○○もこれを使っていたかもしれない」というようなキャプションを入れる,『三国志演義』にある諸葛亮の赤壁での千の矢集めを会場の天井と壁面を使って再現して設置する,コーエー『真・三國無双』シリーズの設定通りに巨大

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    machida77 2019/10/31
    確かに陳舜臣存命なら『景徳鎮からの贈り物 中国工匠伝』にもう一作加わってそう
  • nix in desertis:世界史用語集から消滅した用語ver.2019

    山川出版社の『世界史用語集』はほぼ毎年出版されているが,大規模な改編があった場合は改版,ミクロな改編しかなかった場合は増刷という使い分けをしている。ただし,正確に言えば改版は刷数をリセットして第1版に戻すということをやっているので,改版ではなく再出版になるのだが,まあそこは置いといて。改版になるのは学習指導要領が変わったタイミングになることが多いが,そうでなくともたまに改版している。ちなみに,第1刷のみタイトルが『世界史用語集』で,第2刷以降は『世界史用語集 改訂版』という書名になるという小ネタがある。書店では最新版以外が売っていることはまずないが,Amazon等で注文する際はタイトルと発行年をちゃんと見ないと無駄に古いものを買うことになるので注意が必要だ。たとえば現行の『世界史用語集』は2014年に刊行,『世界史用語集 改訂版』は2018年12月刊行である。 さて,その2018年12月に

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    machida77 2019/04/30
    結構変わった。アフリカーナーなくなると南ア史の本読むとき混乱しそう
  • nix in desertis:エロゲレビューまとめて(『終わる世界とバースデイ』他)

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    machida77 2019/03/29
    終バス!懐かしい!でもPS Vita版が出たのは2017年だからまだやる人はいると思う。
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その3(国公立大)+おまけ

    1.センター試験 世界史B <種別>悪問 <問題>2 B 問4 下線部⑤の人物(編註:チンギス=ハン)の事績について述べた文として正しいものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。 〔 14 〕 ① ホラズム=シャー朝(ホラズム朝)を倒した。 ② ワールシュタットの戦いで,ドイツ・ポーランドの諸侯の連合軍を破った。 ③ 大都を都に定めた。 ④ チャハル(チャハル部)を従えた。 <解答解説> 問についてはすでに西アジア史に詳しい方による論評があるが,ここでは受験世界史の観点から論評していきたい。②はバトゥを総大将とするモンゴル軍(の支隊),③はフビライ(クビライ),④はおそらく後金のホンタイジの事績からとってきていると思われ,これらが全くの誤文なので①が正解になるはずである。ところが,実際にはチンギス=ハンの時代の遠征軍(1220〜21年)はホラズム=シャー朝を滅ぼしきっておらず,致命傷を与える

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    machida77 2019/03/18
    高校世界史はどの程度の省略・雑な説明を許容されるかという問題に絡む/おまけは山川の新世界史にしか登場しない用語
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(慶應大の残り・早稲田大)

    5.慶應大 法学部 <種別>出題ミス <問題>1 [設問4] Cの言葉は(編註:「王は君臨すれども統治せず」),ある国における王のあり方を示すものである。このような体制が確立していく過程において,その国に起こった出来事に関する記述として誤っているものを以下から選び,その番号を (07)(08) にマークしなさい。 [01] 内戦で勝利を収めた議会派は王を処刑し共和政を樹立したが,その後オランダとの間で戦争を始めた。 [02] 樹立した共和政で権力を掌握した人物が軍事的独裁体制をしいたため,国民の不滴が高まった。その人物の死後,[01]にある王の長男が亡命先のオランダから帰国し,王政復古を果たした。 [03] [02]で帰国したのちに王となった人物と議会は対立したが,この時期に王権に寛容なトーリ党と議会の権利を主張するホイッグ党の二つの党派が成立した。 [04] [02]で王となった人物の弟

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    machida77 2019/03/16
    慶應法の今年の雑さは何なんだろう…
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大の途中まで)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。まあ,事情が複雑すぎて解説を書くのが追いつかなかったものが今回は2問ほどあるのだが…… ・収録の基準と分類 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。記事で言及する「受験世界史

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    machida77 2019/03/15
    フェニキア人とアルファベットの件、山川の教科書の記述が思い当たる。https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/32770/ouhe_10_069.pdf/慶應のシェフィールド問題はナイフ好きには常識なので難問と意識していなかった…
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:番外編・アメリカ大統領

    米帝の君主なので番外編ではないと言えなくもない(ぐるぐる目) 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6

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    machida77 2019/02/27
    アメリカ大統領は英語でもよく出てくる印象がある。ケネディやオバマの演説のような有名どころしか出ないけど。トランプの演説は今後も入試英語ではまず出てこないはず。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:中国王朝編(先秦〜唐)

    これは元からやろうかなと思っていたところに要望も受けたものであるが,Eだらけになるのは目に見えていたのでどんどんばっさり切っていこうと思う。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。

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    machida77 2019/02/12
    二里頭遺跡、もう入試問題には出ているし教科書に入るのも時間の問題だろうか
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:中国王朝編(五代〜清)

    五代から清まで。おまけとして中華民国以降。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6個,Eなら1個であ

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    machida77 2019/02/11
    “五代建国者の多くの出自が突厥沙陀であったことが名古屋大で問われ”
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:オスマン皇帝編

    要望を受けて。シリーズでは唯一の中東圏からのお題になるか。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6

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    machida77 2019/02/05
    メフメト2世などの定番の皇帝以外はなかなか登場の機会が限られる印象。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:ドイツ皇帝・ロシア皇帝編

    タイトルが長くなりすぎるので省略したが,ドイツ皇帝はブランデンブルク=プロイセンを含む事実上のホーエンツォレルン家のグレーディング。ロシア皇帝はモスクワ大公国を含む。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベ

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    machida77 2018/12/23
    高校世界史でドイツ、ロシアが他より断片的な扱いのせいか、問題の扱いは格差が大きい。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:ローマ教皇編

    要望と自分なりの目標を鑑み,今回はローマ教皇編。残りはホーエンツォレルン家・ロシア皇帝・オスマン皇帝・アメリカ大統領まではやる予定。困っているのは中華王朝。非常に多いのだが,ローマ教皇と同様にEは省略にすれば何とかなるか? 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な

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    machida77 2018/12/10
    問題文に出てくるけど回答する上でその教皇の知識が必要ない場合もある。Cくらいはそのパターンが結構ある
  • nix in desertis:早稲田大の2021年一般入試改革について

    ・早稲田政経学部が数学必修化に踏み切る真意(東洋経済) ようやくこれに言及できる。早稲田大の政経学部と国際教養学部は事実上国立と同じ受験形態になる。センター試験の後継の共通テストが必須となり,二次試験として小論文(英語の内容有)が課される。この共通テストの必須科目に数学があるということから「文系に数学必須」という報じられ方をするのは,いかにも邦らしい。確かに私立文系というと数学不要というイメージがあるが,実際のところ,国立組が早稲田大を受ける場合は少なからず数学を選択する。ゆえに,確かに私大専願には大ニュースだが,早稲田大としてはそこは改革の主眼ではないだろう。記事中で「そもそも数学受験者が4割で最も多い」と当局が述べている通りで,この4割の多くは国立組と思われる。 もっとも,共通テストの必須科目に数学を入れた目的だけで言えば,この記事で書かれている通り,「そもそも高校の数学1Aレベルで

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    machida77 2018/12/05
  • nix in desertis:「受験世界史の音楽史がやばい」に寄せて

    ・受験世界史の音楽史がやばい(増補あり)(allezvous’s blog) これの受験世界史側から見たあれこれを。 ・そもそもこんなに覚えなくてもよい 私をして見たこと無い入試問題がめちゃくちゃ多い。これは私が00年代半ば以前だとさすがに私大は綿密に解いていないという事情があるので,半ば私の調査不足が原因である。とはいえ元のpdfに掲載されている入試問題の年度を見ていただけると,2001年や2003年の問題がけっこう含まれており,中京大や愛知淑徳大といった,あまり特別に大学別の対策をしないような大学の入試問題からも拾っている。このプリントの作者は,中堅以下の私大に限れば私よりも断然研究している。 逆に言ってしまうと,そこまでしないと音楽史の入試問題抜粋集なんて作れないのである。拙著でも何度か取り上げているが,高校世界史は明らかに文学偏重であって,扱いの重さは文学>美術・建築>その他である

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    machida77 2018/11/21
    自分が現役のころ、日本史でもひたすらレアな用語の記憶が全てみたいな勉強法にハマる人がいたなあ。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:ハプスブルク家編

    前回の続き。マクシミリアン以降のハプスブルク家を扱う。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6個,E

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    machida77 2018/11/17
    艦これでカイザー・フランツ・ヨーゼフ1世級防護巡洋艦が登場すれば入試に出なくても知名度は上がるかもしれない(いつだそれは)/そういや人物のほうのプリンツ・オイゲンの知名度は上がったと言えるかどうか。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:神聖ローマ皇帝編

    今回は神聖ローマ皇帝編。大空位時代等に面倒な人たちがいるが,皇帝としてカウントしていいかどうか怪しい上にどうせグレーディングがEになるという2つの条件を満たした人物はリスト自体からカットした。また,高校世界史では基的に皇帝とドイツ王をそれほど区別しないので,戴冠していなくても高校世界史上皇帝と見なされている場合はドイツ王でもここにリストアップしている。これらの点はご理解願いたい。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だっ

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    machida77 2018/11/17
    ハインリヒ1世でGoogle検索すると結果自体少ないのに一橋の過去問は入っている。何なんだろうあの出題の偏りは。
  • nix in desertis:デュシャンの大回顧展と,それ以外の何か

    東博のデュシャン展に行ってきた。デュシャンと言えば20世紀前半に登場した芸術家で,やりたい放題やった人という印象であるが,その大規模な回顧展である。主要な作品は概ね出展されており,実際に彼の画業が一通り追える展示構成になっていて,作品制作よりはチェスに打ち込んでプロプレイヤーになっていた時期(ローズ・セラヴィという別人格を作っていた時期)も含まれている。 1887年生まれのデュシャンであるが,最初はとりあえず伝統絵画の勉強から初めてキュビスムに一旦はまっている。展示されていたキュビスムの作品は名前を伏せられたらまず間違いなくブラックの作品と勘違いするような見事なもので,若かりし頃の彼の勉強の様子がうかがえた。10年ほど年下のマグリットや,さらに10年ほど年下のポロックも全く同じコースをたどっていて,若い頃の作品を見るとそれぞれフォーヴィスムやキュビスムの作品がある。そこから独自の芸術を切り

    machida77
    machida77 2018/11/14
    東博の「マルセル・デュシャンと日本美術」と第二部の謎。本当になんだったんだろうあれは。トークショーでその辺説明あったのかな。
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:イングランド王(テューダー朝以後)編

    これの続き。ちょっと間が空いてしまったが,やっていきます。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6個

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    machida77 2018/10/13
    ステュアート朝は王の名前の教科書掲載率が高く、7人のうち6人の王の名前が全ての会社の教科書に載っている。