新型コロナウイルスのオミクロン株の亜型「BA.5」による第7波を乗り切るため、政府が創設した「BA.5対策強化宣言」を巡り、首都圏の自治体で対応が割れている。法的強制力や予算措置もないが、医療が逼迫(ひっぱく)する神奈川県は「宣言」という名のアナウンス効果に期待し、2日に発出。一方、東京都は宣言に慎重で、後手に回った政府の対策に冷ややかな目を向ける。(佐藤航、加藤健太、志村彰太) 「外でマスクをしているのに、飲食の場では外す逆転現象が起きている。感染防止の基本を徹底してほしい」。神奈川県の黒岩祐治知事は2日、そう語った。
![首都圏で対応バラバラの「BA.5対策強化宣言」 神奈川は発出も...東京は「今さら後手」と慎重論:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/78dbc0a5d9eee5186846ce5f448d32765a6326be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F6%2F1%2Fd%2F1%2F61d17eb4791077c3e46e394a4410588f_1.jpg)