タグ

ブックマーク / gendai.media (322)

  • 国民の恐怖に全く無関心…コロナが暴いた安倍首相のヤバい資質(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    コロナウイルス禍で、さまざまなことがあからさまになった。政治家の資質もそうだ。一方の極に、明確な哲学に基づき、感動的な言葉で国民に犠牲と協力を求め、政府が行うことを約束したドイツ首相のメルケル。そして、もう一方の極には…… 危機にあたって国民の先頭に立ったエリザベス1世 国が存亡の危機に直面した時、先頭に立って国民を奮い立たせた指導者は、歴史上、何人もいる。 1588年7月、イングランド沖に、スペイン無敵艦隊が、イングランドに神の鉄槌を下すべく、その威容を現した。エリザベス女王は、捕らえられて火炙りにされることを覚悟したに違いない。

    国民の恐怖に全く無関心…コロナが暴いた安倍首相のヤバい資質(野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 新型コロナ、いまの日本は「2週間前のニューヨーク」かもしれない(飯塚 真紀子) @gendai_biz

    東京の3月25日の感染者数は212。この数は、偶然にも、3月11日時点のニューヨーク州の感染者数と全く同じ。ニューヨーク州はそれからわずか2週間で、その数が3万2000を超えた。アメリカ在住の著者の目に映る日の現在の状況とは。 えっ、花見? 3月第4週の3連休(3月20〜22日)、SNSでは日の花見の写真がよく目についた。私はアメリカに住んでいるが、それを見て、とてつもない違和感を覚えた。えっ、今、花見? 大丈夫なの? 人々は変わらず、街にも、普通に出歩いているときく。 こんな状況をアメリカ公衆衛生局長官ジェローム・アダムス氏が見たら、一喝するところだろう。 「君たち、死にたいのか!」 そして当然、思うに違いない。 「いったい、安倍政権は何をしているんだ。アメリカなら、取り締まるところだ」 それだけ、日アメリカの危機意識には、大きな隔たりがある。現在アメリカでは連邦政府から、感染拡

    新型コロナ、いまの日本は「2週間前のニューヨーク」かもしれない(飯塚 真紀子) @gendai_biz
  • ゲイが「女性のフリ」して出会い系をやったら「地獄」だった(富岡 すばる)

    僕はアラサーの男でゲイだ。ゲイではないかもしれない……と思っていた時期もあるけれど、今はゲイと名乗っている。20代前半の時、僕は家庭の事情からお金に困って「売り専」と呼ばれるゲイ向けの風俗店でキャストとして働いていた。その時にすごく、すごく、すっごく思っていたことがある。 「女は得でいいな」 理由は、主に以下のようなものだ。 ・男からチヤホヤされる(自分もイケメンからナンパされたい) ・仕事などで過度な義務を与えられない(楽そう) ・同じ番アリの風俗だったら、ゲイ風俗よりソープの方が断然稼げる(うらやましい) ・顔に自信がなくても女は化粧でごまかせるけど、男は整形するしかない(実際に僕は整形した) ・最終的には専業主婦という選択肢がある(働かなくていい) だから女は得でいいなと思っていたし、僕は男であることをやめたかった。別に女になりたいというわけではなく、男であることに疲れていたのだ。

    ゲイが「女性のフリ」して出会い系をやったら「地獄」だった(富岡 すばる)
  • 「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路(岩田 昭男) @moneygendai

    地方での生き残りを図ったが… Origami(オリガミ)の社は、東京・六木の六木ヒルズ森タワーにある。筆者は昨年暮れにそこに取材に行った。 以前は表参道のこじんまりとしたビルに入っていたが、森タワーではワンフロアを贅沢に使っていた。まさに時代の最先端を行くIT企業ならではの洗練されたオフィスといった感じで、オリガミの社員も生き生きと働いているように見えた。 同社は2012年に設立され、日で初めてQRコード決済サービスを始めたスタートアップ企業。ロゴマークは“折り紙”でつくった鶴だ。 社名といい、そのデザインといい、日をイメージさせるユニークなもので、将来性のある企業として筆者は好感を持っていた。数あるQRコード決済サービスの企業の中でも、ダークホース的な存在として密かに注目もしていた。 もちろんオリガミは、PayPay(ペイペイ)や楽天ペイなどに比べると資も少なく、おカネの面で

    「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路(岩田 昭男) @moneygendai
  • 涙なしには読めない…武漢肺炎に最初に警鐘を鳴らした医師の「遺書」(近藤 大介) @gendai_biz

    2月6日夜9時30分 「不条理の文学」と言われた作家、アルベール・カミュ(1913年~1960年)の『ぺスト』(1947年)が、世界各地で密かなベストセラーになっているという。猛威を振るう新型コロナウイルスに右往左往する人間の姿が、カミュが描いたペスト禍の世界と重なるからだ。 だが私はむしろ、カミュのもう一つの代表作『異邦人』(1942年)の方が好きだ。この作品も、カミュが生まれ育ったアルジェリアが舞台で、養老院から母親の死を告げる電報が届いたシーンから始まる。「きょう、ママンが死んだ」――。 先週2月7日の深夜、私のスマートフォンにも、チーンという緊急ニュースを伝える音が鳴った。 〈 李文亮医師が、2月6日夜9時30分に死去した 〉 私は思わず、床から飛び起きてしまった。このコラムで2週にわたって伝えてきた李文亮氏が死去したのだ。新型コロナウイルスの発生に対して12月31日、初めて警鐘を

    涙なしには読めない…武漢肺炎に最初に警鐘を鳴らした医師の「遺書」(近藤 大介) @gendai_biz
  • 実名357社を大公開! AI革命で10年後消える会社、生き残る会社(週刊現代) @moneygendai

    将棋で勝つのは「余興」。AI領はビジネス界で猛威を振るうこと。あらゆる企業を呑み込むAI時代、逃げ遅れれば即死する。 (一覧は最終ページに掲載しております) 業界そのものが消滅する これから5年、10年、ビジネス界ではあらゆるところにAI人工知能)が入り込み、これまでの「常識」をことごとく破壊していく。 「これからは旅行をしたいと思ったら、『来週ビーチに行きたいんだけど?』とAIにお願いすれば、航空チケットからホテル予約まで手配してもらえる。そんな時代がもうすぐそこまで来ています。 広告にしても、企業の宣伝担当者が、『1億円くらいでプロモーションするので考えて』と頼むだけで、AIが最適にやってくれる。すでにアメリカの大リーグでは、電光掲示板の広告にリアルタイムで最適なものが表示されています。 こうしたAIサービスを手掛けるのは、アマゾンやグーグルに代表されるIT企業。一方で、これまで

    実名357社を大公開! AI革命で10年後消える会社、生き残る会社(週刊現代) @moneygendai
  • 中国が世界の「覇権国家」にはなれそうもない単純な理由(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    覇権国家となる条件は、寛容政策(他民族を受け入れること)だ。古代ローマは、それによって強くなった国家の典型例だ。現代世界では、アメリカがローマの考えを引き継いだ。 中国は、この条件を満たせないので、覇権国家になりえない。 覇権国の条件は「寛容」 エイミー・チュアは、『最強国の条件』(講談社、2011)の中で、寛容主義は最強国となるための必要条件だとして、次のように述べている。 「今日のアメリカの世界覇権は、アメリカが世界で最も寛容な国であり続けた事実による部分が大きい。世界中から最も優秀な人材を呼び寄せ、彼らを活用する能力に秀でていたからこそ、アメリカは今日の世界において、経済、軍事、テクノロジーの各分野で、圧倒的な優位を築くことに成功したのである」 ここで、寛容とは他民族を受け入れることだ。 アメリカの強さは、様々な形で外国人をアメリカ国民として認めたことだ。この例を挙げていけば、尽きる

    中国が世界の「覇権国家」にはなれそうもない単純な理由(野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 「ミソジニー」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか?(江原 由美子) @gendai_biz

    ミソジニー」という言葉をSNSなどで目にする機会が増えた。が、厳密にはどういう意味の言葉なのだろうか。江原由美子氏が『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』(慶應義塾大学出版会)をもとに解説する。 ミソジニーがわからなかった 「ミソジニー」という言葉がある。「女性嫌悪」「女性蔑視」などと訳されたりする。女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視のことだという。男性が女性に対して持つだけでなく、女性が同性に対して持つこともあると言われる。 よくフェミニズムで使われるという解説もあるが、私は、フェミニストであると自認しているにもかかわらず、これまでこの言葉を使ってはこなかった。 なぜ使わなかったかというと、素直に分からなかったからだ。この言葉を使うことで何か明らかにできると感じたことは一度もなかった。その言葉に、何かを明らかにしてくれる分析力を感じるよりもむしろ、来歴も機能もおそらく異なるはずの様々な現

    「ミソジニー」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか?(江原 由美子) @gendai_biz
  • 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    『機動戦士ガンダム』の放送が始まった1979年から数えて、2019年は40周年の節目の年だった。ガンダムシリーズの生みの親として知られる富野由悠季氏(78歳)はいま、昨年11月末から全5部構成で上映が始まった、最新作『Gのレコンギスタ』(以下『G-レコ』と表記)劇場版制作の真っただ中だ。 昨年末、富野監督が多忙をぬってインタビューに応じてくれた。筆者は子どもの時から富野監督の作品の大ファンで、「技術戦争」に関する研究をするようになってから、監督が描き続けている「戦争と人間」「技術をどうとらえるのか」というテーマについて、いつかお話を伺いたいと思っていた。 インタビューは2時間にわたった。『G-レコ』で描こうとしたものの質から、技術論、環境問題、GAFAへの違和感、日という国が目指すべき道まで、富野監督のイマジネーションは広大無辺の宇宙のごとく展開し、聞くものを圧倒するが、いずれも一貫

    富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz
  • 日本の#MeTooが盛り上がらない「本当の理由」(白河 桃子)

    2019年、令和元年の年末は「日の女性」にとってターニングポイントとなる様々なことがあった。実名で元TBS記者の山口敬之氏からの性暴力被害を訴えていた伊藤詩織さんの民事での勝訴、そして日がジェンダー・ギャップ指数過去最低の121位となり、その翌日経団連が「30%クラブジャパン」(女性役員を3割にすることにコミットする経営者の集まり)への協力を調印。2020年こそ、先進国として恥ずかしいこのジェンダー・ギャップ指数の順位を上げていくしかないのだと思う。 海外から見て異様な日の「同質性」 若い女性が重要な役職につくと、「ちょっと頼りないね。大丈夫かね?」と日では言われる。フィンランドの首相に34歳の女性がなったこと、また同国の連立内閣の党首が全て若い女性であることを報じるニュースが日のツイッターで話題になった。報道には彼女たちの若さや容姿への言及も目立った。でも、海外のビジネスセクタ

    日本の#MeTooが盛り上がらない「本当の理由」(白河 桃子)
  • 東西冷戦を描いた漫画家2人が語り合う「成功した社会主義」の可能性(ヤングマガジン編集部) @gendai_biz

    「資主義」と「社会主義」のイデオロギーが世界を分断した東西冷戦。その象徴である「ベルリンの壁」が1989年11月9日に崩壊してから、今年で30年が経つ。一方、世界各国では大衆迎合主義とも訳される「ポピュリズム」が跋扈している。東西分裂とは何だったのか、イデオロギー闘争とは何なのか――。 このほど、時を同じくして、東西分裂を描いた漫画を連載中の池田邦彦氏(『国境のエミーリャ』/小学館刊)、宮下暁氏(『東独にいた』/講談社刊)が語り合う。 (取材・文/往来堂書店 三木雄太) いけだ・くにひこ/1965年生まれ。東京出身。鉄道関連を中心にイラストレーター&ライターとして活躍。2009年、モーニング誌(講談社)掲載の『カレチ』にて連載デビュー後は漫画家として活躍。『甲組の徹』『グランドステーション』『山手線ものがたり』『シャーロッキアン!』など、鉄道をテーマにした作品を中心に著作多数 「東西分裂

    東西冷戦を描いた漫画家2人が語り合う「成功した社会主義」の可能性(ヤングマガジン編集部) @gendai_biz
  • 閉店ラッシュから一転、サブウェイが「大復活」するまでの全舞台裏(夏目 幸明) @moneygendai

    サンドイッチチェーン『サブウェイ』が元気だ。国内限定販売の『あんこ&マスカルポーネ』『つぶあん』や『炭火焼きカルビ・牛』といった新商品を次々に出し、渋谷の大型店も人気、既存店売上も前年比を超えている。一時期、閉店も相次いだ同チェーンが文字通り「大復活」しているわけだが、いったい何があったのか。日サブウェイ社長がその舞台裏をすべて明かした。そこにはグローバル企業ならでは社と日の間の文化の違い、邂逅といった興味深いストーリーがあった――。 明文化できない文化の差 スターバックスコーヒーの人気商品『抹茶クリームフラペチーノ』がメロン味になりそうだった、という衝撃の事実をご存じだろうか。同商品は2001年、スターバックス コーヒー ジャパンが提案して生まれたもの。日側は「高級な抹茶をふんだんに使って味にも自信を持っていた」が、米国側の幹部は、なんと「同じ緑色」という理由で、メロンシロップで

    閉店ラッシュから一転、サブウェイが「大復活」するまでの全舞台裏(夏目 幸明) @moneygendai
  • 海外企業のほうが必死に学んでいる「トヨタ」の強さの秘密(酒井 崇男)

    売上27兆5000億円。営業利益2兆8000億円。世界でも有数の大企業であるトヨタ。その強さはしばしば「生産方式(カンバン)」にあると言われてきた。しかし、工場の話だけでは、なぜ「売れるモノ」を作りつづけられるのかという謎は解けない。 新著『トヨタの強さの秘密』で、日ではほとんど語られてこなかったその謎を明かした酒井崇男さんにインタビューする(後編)。 ←前編はこちら 「売れるモノをつくる」仕組み Q:「売れるモノをつくる」ことは、どこの企業でも当たり前のことだと思いますが、それを組織内の仕組みにまで落とし込めたのは、トヨタだけだったということでしょうか? 酒井 結果から言うとそういうことになると思います。書『トヨタの強さの秘密』をお読みいただけると分かると思いますが「設計品質」という概念、つまり、「買い手自身も知らない・分からないような買い手の当のニーズをどの程度満たせるかの度合い

    海外企業のほうが必死に学んでいる「トヨタ」の強さの秘密(酒井 崇男)
  • 日本人が意外と知らない!? 「トヨタ」が最強であり続ける本当の理由(酒井 崇男)

    売上27兆5000億円。営業利益2兆8000億円。日では圧倒的、世界でも有数の大企業であるトヨタ。ではなぜトヨタはこれほど強いのか? 新著『トヨタの強さの秘密』で、日ではほとんど語られてこなかったその謎を明かした酒井崇男さんにインタビューする。 English is here. 意外と知られていないトヨタの強さの理由 Q:トヨタが強いのは、数字を見れば一目瞭然で日企業の中では圧倒的。でもたしかに「なぜ強いの?」と言ったときに、いままで正面から語られてこなかった気がします。それを書ではトヨタの強さは「製品開発」にあると言い切りましたね。逆になぜいままで書のようながなかったのでしょうか? 酒井 今回ののタイトルの副題は、「日人の知らない日最大のグローバル企業」となっています。そこで早速SNSの知り合いから、「トヨタって当にグローバル企業なの?」という質問がありました。変な話

    日本人が意外と知らない!? 「トヨタ」が最強であり続ける本当の理由(酒井 崇男)
  • 日本の若者たち、「コト消費」から「ヒト消費」に激変していた…!(鈴木 貴博) @moneygendai

    新宿ゴールデン街で起きていること 最近身の回りで私が経験した異なる3つの出来事の話をします。若者のお金の遣い方にまつわる話です。 経営コンサルタントの仕事として追いかけているテーマでもあるのですが、データを分析するよりもこれらの「傍証」のほうが経済の実態をあらわしているように思えます。共通のキーワードは「ヒト消費」です。 ひとつめは先日、酔いつぶれかけた友人を新宿のゴールデン街まで届けにいった話です。週末にパーティーがあってお開きになって、同じ方向の地下鉄で帰路についた友人が「新宿三丁目で降りてひとりで行きたい場所がある」と言うのです。 たまたま私も新宿三丁目駅で降りても自宅まで歩いて帰られる距離なので、友人と一緒に下車してそのお店まで送っていったわけです。日曜日の23時過ぎ、普段ならにぎわう新宿の街も比較的人通りが少ない時間帯。通りを歩く人たちも帰りを急ぐひとばかり。 ところがゴールデン

    日本の若者たち、「コト消費」から「ヒト消費」に激変していた…!(鈴木 貴博) @moneygendai
  • なぜ中世の日本人は「犯罪者の家を焼き払った」のか(清水 克行) @gendai_biz

    「ミミヲキリ、ハナヲソグ」 日中世とは、どういう時代ですか? 一般の方からそう尋ねられたら、私は迷わず、この『中世の罪と罰』を読むことを薦めるだろう。そして、私と同じように答える同世代の研究者は、決して少なくないと思う。 日中世史の魅力を一般読書界に広めることに大きな貢献を果たした網野善彦氏を筆頭に、石井進氏、笠松宏至氏、勝俣鎭夫氏という、中世史研究の黄金時代を築いたレジェンド4人が計10の「中世の罪と罰」をめぐる文章を寄せた書は、間違いなく戦後の日史学が生んだ名著の一つである。 書は1983年に刊行されて、研究者のみならず一般読者にも大きな衝撃をあたえた。現在、40代後半以上で、この時代に多少なりとも興味をもつ者なら、きっと覚えがあるだろう。 しかし、刊行から長い年月が経過し、いまの若い人たちのなかには、書に触れたことのない人も増えてきたようだ。当今は「歴史ブーム」というこ

    なぜ中世の日本人は「犯罪者の家を焼き払った」のか(清水 克行) @gendai_biz
  • STAP細胞事件が覆い隠した科学技術立国ニッポンの「ヤバい現実」(榎木 英介) @gendai_biz

    あのSTAP細胞事件の後も、多くの研究不正が明らかになっている。中には「史上最悪の研究不正」と言われるほどのケースも。一体なぜ不正はなくならないのか。『研究不正と歪んだ科学』編著者の榎木英介氏が警鐘を鳴らす。 夢の万能細胞と騒がれ、のちにその存在が否定されたSTAP細胞に関する事件、いわゆるSTAP細胞事件から、早くも5年以上の月日が経過した。 5年前、あれほど世間を揺るがした事件も、忘却の彼方に消え去ろうとしている。大学には事件そのものを知らない学生も増えているという。 それは私たちとて似たようなものだ。STAP細胞事件は、号泣県議や佐村河内事件など当時世間を騒がせたネタの一つに過ぎず、令和になった今、平成に起こった一つの事件として振り返ることがせいぜいだ。 しかし、STAP細胞事件があらわにした、日の研究が抱える様々な問題は、実は何も解決していない。 いったい研究の現場で何が起こって

    STAP細胞事件が覆い隠した科学技術立国ニッポンの「ヤバい現実」(榎木 英介) @gendai_biz
  • 救いがない…? 就職氷河期世代は「尊厳」をこんなに奪われていた(平岡 陽明) @gendai_biz

    「ロスジェネ」とはなんだったのか? “40歳フリーランスのライター、正規雇用なし、未婚”という就職氷河期ど真ん中経験者が何を失ったのかを描いた小説『ロス男』――。自身もロスジェネの著者、平岡陽明氏がこの世代について綴る。 就職氷河期世代が見た風景 私が2002年に就職したとき、父親世代にあたる団塊の人たちは、祭りのあとのような顔をしていた。二日酔いの朝と言い換えてもよい。「あー、終わっちまったか。楽しいといえば楽しかったけど、当分酒はいいかな」という、あの感じだ。 彼らは高度経済成長、バブル、ジャパン・アズ・ナンバーワンを駆けぬけ、「失われた10年」の後半を過ごしている最中だった。それがさらに何年も続くとも知らずに。 おじさんたちの昔話は景気よかった。私は出版社の契約社員だったから、「が飛ぶように売れた」「黙っていても広告が入った」「招待出張でファーストクラスに乗った」「銀座のクラブで

    救いがない…? 就職氷河期世代は「尊厳」をこんなに奪われていた(平岡 陽明) @gendai_biz
  • 10代、20代はなぜYouTuberに魅了されるのか、意外すぎる理由(桂木 きえ) @gendai_biz

    お風呂で、家事をしながら、寝る前に… YouTuberの動画を観ることが日課になっている。 9時~17時半が定時の一般的な企業に勤める筆者は、19時頃に退社し、諸々の用事を済ませ20時頃に帰宅する。 帰宅してまず一番にするのは、スマホを手にしてYouTubeのアプリを開くことだ。ソファに座り、「登録チャンネル」のタブをタップし、好みのYouTuberのチャンネルの「今日の動画」を一チェックする。時間にして、約10分。 その後、お風呂で湯船に浸かりながら10分、お風呂を出て髪を乾かしながら10分、それぞれ別のチャンネルの動画を観る。器を洗う間や、寝る前にベッドでうとうとする時間にも別の動画を観る。 動画を見ることは文字通りの「日課」、YouTuberに「ハマっている」と言って間違いない。 筆者の年齢は26歳。20代後半にしてYouTuberにハマっている、というと、周囲の反応は「小学生み

    10代、20代はなぜYouTuberに魅了されるのか、意外すぎる理由(桂木 きえ) @gendai_biz
  • 日本の会社員の「ランチ」が、フランス人と比べて残念なワケ(佐藤 敦規) @moneygendai

    サラリーマンにとって唯一の息抜きである昼。だが、残念ながら会社員がランチに使える金額は少ない。消費税が上がって以降、その傾向はさらに強まり、パンやおにぎりで手短に済ます人が多いだろう。 一方で、毎日、のんびりとランチをしている国もある。フランスでは3割近くの会社員がレストランで思い思いのメニューを頼み、同僚とのコミュニケーションの時間にあてるという。 フランスの事補助制度の一つであるチケット型の事補助「チケットレストラン」を運営するエデンレッドおよびエデンレッドジャパンの調査を参考に、日仏のランチ格差はなぜ生じたのか、社会保険労務士の佐藤敦規氏が明らかにする。 広がるサラリーマンのランチ格差 昨今、社員の健康維持やコミュニケーションの場として社員堂に力を入れている企業が増えてきた。グーグルの社員堂では、さまざまな和洋中のメニューを無料で提供している。 とはいえ、すべての企業が社員

    日本の会社員の「ランチ」が、フランス人と比べて残念なワケ(佐藤 敦規) @moneygendai