Cerevoが2016年1月に米国で行われた「CES 2016」で発表したホームプロジェクションロボット「Tipron(ティプロン)」は、部屋の中を自走し、目的の場所に着くとおもむろにヘッドを上げ、壁や天井に映像を投影する。頭部にデプスセンサー、IR距離センサーを搭載し、壁に対して自分がどういう面に位置しているかを計り、ピント、台形補正などは自動で調整する。 自動走行の他、スマートフォンからのリモコン操作も可能。その操作は非常にシンプルで、基本的には場所、そして何を投影するかを選ぶだけだ。キッチンで冷蔵庫のドアにレシピを出す、ベッドルームの天井に交通情報を出す、というように。 いつ投影するかの設定も可能だ。いま、この瞬間に実行するのか、何かインターネット上のトリガーを使って実行するのか。例えば「山手線にトラブルがあったら、リビングルームの壁に交通情報を出す」なども可能になる。トリガーと実際