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オブジェクト指向でプログラムを作れば再利用性が高くなるというのは誤りだったと思う。オブジェクト指向プログラミング(OOP)についての本を呼んでいるとOOPは再利用性が高いというようなことが書いてある。すでに結論が出ている話な気もするが、これは必ずしも正しくないと思う。 正確には、OOPは結果として再利用性は高くすることもあるかもしれないが、それを目的にするものではないと思う。素直に作れば良いものを変に欲出して再利用性とか言って作ったら、そのプログラム内でも使いづらいし、他のプログラムになんか流用したくないものが出来てしまうだろう。 クラスの意味・役割は、プログラムの目的――ドメインって言うのか?――によって異なる。十得ナイフなんて作ろうとしたら、鉛筆削りにすら使えないものができるのでやめたほうがいい。特定のドメインのためのプログラムが他のプログラムに使いまわせることってあんまりないと思う。
「みんなちがって、みんないい」といえば、谷川俊太郎先生と並び、小学生の国語の教科書ではたいてい載っている金子みすゞ先生の詩『私と小鳥と鈴と』の締めのヴァースです。 なつ「ヴァースとか言うな」 (いまの教科書事情はわからないので、もう載っていないのかも……) 若い子は見る機会がなかったかもしれないので、全文を引用しよう。 わたしが両手を広げても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥はわたしのように 地べたを早くは走れない わたしが体をゆすっても きれいな音は出ないけれど あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ 鈴と小鳥と それからわたし みんな違って みんないい 「私と小鳥と鈴と」より 個性だ優劣だと嫌な時代に鋭いメスをつきつけるような。素晴らしい詩ですね。 はっきりとした発表年が調べられなかったんですが、金子みすゞ先生が亡くなられたのが1930年のことなので、それ以前、少なく
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