東京 中野区にある多目的施設、「中野サンプラザ」を解体して、1万人を収容できるアリーナなどを建設する計画をめぐり、酒井直人新区長は、検証委員会を設置して、計画の見直しを進める考えを示しました。 酒井新区長は就任後、初めての記者会見で、「『中野サンプラザ』を残す、残さないの議論はこれまでなかった。『中野サンプラザ』を建て替えるという建物ありきの話になっていた」と指摘しました。 そのうえで「建物を残すとすれば、どれくらいコストがかかるのか、データで示すなどして方向性を出していきたい」と述べ、学識経験者らをメンバーとする検証委員会を設置して、計画の見直しを進める考えを示しました。 「中野サンプラザ」は、地域のランドマークとして親しまれ、最近はアイドルグループがコンサートを開くなど、アイドルの聖地としても知られています。