人事異動が多い秋口は、春先に次いで引っ越しが多い季節。転居予定の人は、その街の不動産屋を訪れて気になる物件に足を運んでいるだろう。ただ、広さや間取りなど、事前に決めた条件で部屋の内見をしていても、どれも同じに思えてなかなか決めきれない……という人もいるはず。 そこで今回は、不動産のプロに内見の際にチェックすべきポイントを教えてもらった。 ◆ ◆ ◆ 住まいの造りや築年数によって、注目すべきポイントにも違いが 「入居希望者が内見に行くと、日当たりや収納の多さ、バストイレ別など、部屋の中を熱心に確認する人が多くいます。たしかに部屋のスペックも重要ですが、極論を言えば、部屋は『個人の好み』と『予算』で決めるのがベストです。ただし、部屋が気に入ったとしても“即決”はおすすめしません」 そう話すのは、都内の不動産仲介会社に勤務する市場俊介さん(仮名)。市場さんは「建物の外側を見るだけでも参考になる」