(写真:朝鮮日報日本語版) 今月4日、ソウル市麻浦区のフマニタス本社でインタビューに応じる安田氏。/写真=李徳熏(イ・ドクフン)記者 安田浩一氏(48)は日本国内の外国人差別やヘイトクライム(憎悪犯罪)を重点的に取材してきたフリージャーナリストだ。嫌韓デモを主導する「在日特権を許さない市民の会(在特会)」に対する密着取材をまとめた著書『ネットと愛国−在特会の「闇」を追いかけて』で、昨年に日本ジャーナリスト会議賞と講談社ノンフィクション賞を受賞した。同書が先月『街に出たネット右翼』というタイトルで韓国の出版社フマニタスから翻訳出版された。今月4日、出版を記念して来韓した安田氏は「ネット右翼を放置した結果、今では無視できない勢力になった」と指摘した。 同氏は、2002年に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会のころに日本で嫌韓派が生まれたと分析している。1990年代後半から続いた長