JR西日本と須磨海浜水族園が協力して開発したカメによる列車輸送障害を防ぐ技術が「さわやかな気持ち」になると話題だ。 毎年夏になるとポイント(分岐器)にカメが挟まり、列車に遅れが生じることが問題になっており、相談を受けた神戸市立須磨海浜水族園で昨年まで園長を務めていた岡山理科大学生物地球学部の亀崎直樹教授がカメの生態に則した対策案をJR西日本に提案した。 陸上を歩くカメが踏切を横断する際、2本のレールの間に落ちることがあるのだとか。カメは障害物に沿って移動する習性があり、そのままレールをたどりポイントに至ると、可動部の隙間に入り込んでしまう。挟まったままポイントが切り替りつぶれてしまうと、信号が変わらなくなり、列車が止まってしまうことになる。 ポイントに挟まったカメ。このままではカメがヤバイ!(実験中に撮影/JR西日本提供) JR西日本によると、京阪神エリアでは2002年度から2014年度ま