少し前に火星探査機フェニックスが火星の土を採取する際に観測した「白い物体」について報じられましたが、その土の予備分析を行ったところ、予想よりずっとアルカリ性であるということが判明しました(ロイター記事、本家/.記事より)。あくまで予備分析の段階としながらも、フェニックスの湿式化学分析のリーダーであるSam Kounaves氏は、「現在か過去、もしくは未来において(火星での)生命を支える必要条件、もしくは栄養素と呼ぶべきものが発見されたと言えるだろう」と記者に語ったそうです。また、「家の裏庭にあるようなタイプの土だよ、アルカリ性のね。アスパラガスなんかが上手く育つかもしれないね。とてもワクワクするね。」とも述べたそうです。 アスパラガスはアルカリ性の土壌を好む作物ですが、他にもほうれん草やビートなどがアルカリ性土壌でよく育ちます。