ヤフーは9月26日、「Yahoo!オークション」(ヤフオク)で、ユーザーのIDが何者かに乗っ取られ不正利用され、ユーザーから身に覚えのない出品手数料などを徴収していたとし、被害にあったユーザーに対して被害額を補償すると発表した。分かっているだけで約5000件のIDが被害にあっており、今後も増える可能性がある。 5月ごろから同社に対して「出品した覚えのない商品が自分のYahoo!IDで出品され、出品手数料が引き落とされている」といった問い合わせが急増し、調査したところ、中国の特定のIPアドレスから、大量のログインがあったことを確認した。 そのIPアドレスからヤフオクに対し、約150万件の文字列を使って数秒に1回の頻度でログインが試みられており、そのうち約4.3%(約6万5000)の文字列がYahoo!のIDと合致していた。パスワードは「1~2回のトライで合致していたものが多く、ログイン可能な