CMなどを見ても分かる通り、世の中には“エコ”をキャッチフレーズとする商品があふれている。しかし“環境に配慮した製品やサービス”、いわゆる“エコプロダクツ”が本当にエコなのか、あるいはどの程度エコなのかを判断することはなかなか難しい。例えば、“自社の従来製品より省エネ性能が数%アップ”を根拠にしている企業もあるが、消費者としては他社製品と比較できる客観的な基準がなければ困る。 しかし、EU諸国で販売される冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、食器洗い機などいわゆる白物家電には、省エネルギー性能の表示“ユーロラベル”が添付されており、電力使用量や省エネの度合いが一目で判断できるようになっている。ユーロラベルにはG(低性能)からA(高性能)までのクラスがあり、Aを超えるものにはさらに“+”や“++”が付記されている。 長い目で見れば経済的 省エネ性能は製品の付加価値でもあるため、クラスが上がれば価格も高くな
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