岩波データサイエンスは従来の書籍とは異なり、以下のサポートページの異様な充実がウリの一つです。 https://sites.google.com/site/iwanamidatascience/ ソースコードを見ながら自分で色々書いてみるのは有益だと思いますが、今回は書籍の中の簡単な例題をいくつかStanで書きなおしてみました。 ●「階層ベイズ 最初の一歩」の例題から モデル1のベイズ版から。 気をつけるべきは本にもちょろっと書いてありますが、21行目のnormal関数です。JAGSなどのBUGS言語ではdnorm(平均, 精度)で渡すのに対し、Stanではnormal(平均, 標準偏差)で渡します。また、本にも書きましたがStanでは事前分布の記述をしなければ自動で十分に広い一様分布が使われるので、積極的に使っています。 これを実行するRコードは以下のとおり。 ・2-3行目は並列計算させ