私がライカ系のカメラにはまっているものですから、周囲の知人に、なるだけ自分と同じようなカメラを買わせて仲間に引き入れようとする傾向があります。しかし、そんなことをここ数年続けてわかって来たことがあります。私の周囲にいる人たちは、カメラ好きは多いけれど、写真好きはほとんどいない、ということ。「どこそこのメーカーはXXX万画素のフルサイズを出したけれど、ノイズが多いと評判で」とか「どこそこはAPS-CサイズのCCD搭載の新型を予定しているようだ」とか、そういう情報に詳しい人は、さすがゲーム業界だけあって、あちこちにいます。しかし、「じゃ、いちどお互いの傑作写真を持ち寄って見せ合いませんか」となると、てんで反応が鈍くなる。知人のS氏の写真を見せてもらったことがあるんですが、その膨大なレンズ資産とはかけ離れた、まるで被写体に興味のない写真ばかり。「Sさんはカメラが好きなのであって、写真は別に好きじ