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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (169)

  • 「ロビイング」が問題なのか? - Apeman’s diary

    asahi.com 2009年3月30日 「報ステの古舘氏発言などに倫理違反勧告 土地改良区報道」 報ステと野中広務の戦いでは、ネット国士様はどちらに支援するのか…というのはさておき、いわゆる「差別利権」とは誰の問題なのだろうか? 部落解放同盟であれ朝鮮総連であれ、これらの団体が利益を代表している*1集団は日社会において人口比から考えればどマイナーもいいところのマイノリティである。それらの集団に属する人々が有権者として行使できる影響力は来微々たるものでしかない(有権者としての権利を持たない人々も多い)。元来「差別」対策として始まった各種事業のなかに「利権」化しているものがあることは(上記報道とは無関係に、一般論として言えば)確かだろうが、しかしその「利権」なるものは有権者の共謀なり黙認なり無関心抜きでは存続し得ないものだ。 過去の差別への補償としての支出であれアファーマティヴ・アクショ

    「ロビイング」が問題なのか? - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/03/31
    "「利権」化","防ぐには有権者が","社会に","今も存在している差別と正面から向き合い","差別の実情に照らして正当な支出とそうでないものとを見分け","その線引きを","当該のマイノリティと「議論」することが欠かせない"
  • 確実なこと - Apeman’s diary

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090320 ↑のメタブ、メタメタブなどもあわせて。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090321 「B29から原子爆弾が広島に向けて投下され、その爆弾が広島上空で予定通りに作動した」ということのみをもって「広島への原爆投下があった」と考えるのであれば、もちろん「広島への原爆投下があった」という歴史的事実を確認することは「ホロコーストはあった」「南京大虐殺はあった」という歴史的事実を確認することよりもずっと容易だろう。他方、被害の全貌を明らかにすることまで含めるのであれば、はなしはそう簡単ではなくなる。現在でもなお被爆者としての認定をめぐって日政府と日国民の間に争いがあるのはその一例である*1

    確実なこと - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/03/29
    "広島と南京じゃ全然違う","という","人間が無視している","こと" / "全貌を明らかにすることを阻んでいる","要因の一つは","旧日本軍" / "ゼロから出発して立証し","確かに広島に原爆は落ちた","に至った人間なんてまずいない"
  • 21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary

    『WiLL』の4月号はまだ未見なのですが、西尾幹二センセイがブログでさわりを紹介して下さっています。 同時に私たちがこれから相手として戦わなければならない今の時代の典型的な「進歩的文化人」は、半藤一利、保阪正康、北岡伸一、五百旗頭眞、秦郁彦の諸氏であることを、『WiLL』4月号で宣言しておいた。 来るところまで来た、という感じですね。

    21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary
  • 『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary

    一ノ瀬俊也、『皇軍兵士の日常生活』、講談社現代新書 帯の惹句は「軍隊という格差社会をどう生きたのか? 徴兵・手当・事から死亡通知まで」。興味深いのは「はじめに」で語られている書執筆の動機の一つに、「丸山真男をひっぱたきたい」があげられていること。日近現代史研究でも近年、戦争による「強制的同質化」という概念が提起されていること、そして「マクロの視点から見たときそうした説はおそらくまちがってはいない」としたうえで、「戦争や徴兵が社会を「平等化」させる魔法の杖のように思われている節はないだろうか」「戦時下の日社会には徴兵制がもたらした人びとの生と死をめぐる「不平等」、「不公平」が蔓延しており、誰もそれを助けようとしなかった」(原文のルビを省略)という問題提起がなされている(もう一つの課題は「昭和の人びとが徴兵され、兵士になっていく過程を(…)制度と心情の両面から、(…)明らかにすること」

    『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary
  • 南京事件否定論の論法を天安門事件に応用すると…… - Apeman’s diary

    「朝日新聞阪神支局襲撃事件」の実行犯と称する人物の「手記」が掲載されているということで『週刊新潮』の2月12日号を買ってきたのだが(2月5日号から掲載開始)、そちらについては館のエントリをご覧いただくとしてここでは「中国「天安門事件」20年で語られる「当は何人殺されたか」」(52ページ〜)をとりあげてみたい。強調はすべて引用者。わずか3ページの記事なのでページ数は省略。原文のルビも省略。 「“天安門広場で5000人死んだ”と発言したのは学生リーダーのウーアルカイシでした。死んだのは学生なのか市民なのかも分からないまま、興奮の中で死者の数だけ言ったのです」 というのは、『紫玲の見た夢〜天安門の炎は消えず』や『「天安門」十年の夢』の著者で作家の譚璐美氏。 「しかし、私が天安門広場の中にいた学生や知識人に個別インタビューした時、“あなたは目の前で死んだ人を見たか”と質問すると、誰も銃で撃たれ

    南京事件否定論の論法を天安門事件に応用すると…… - Apeman’s diary
  • もうそろそろ「一皮むけたオレ」を演出してシニシズムを正当化するために他人をダシにするのはやめてはどうか? - Apeman’s diary

    こちらのコメント欄にいただいたコメントが多数になりましたので、一部についてはこのエントリをもってお返事とさせていただき、その他についてはあちらで個別にお返事させていただくことにさせていただきます。あと、gokinozaurusu氏についてはもうテキストの読みが甘過ぎておはなしにならないので、どっかで修行してから出直すことをお薦めしておきます。現状ではあまりにも言っていることがバカバカしすぎるので相手をする気になりません(同じようにバカバカしくても「さるお方」なら相手をするメリットがこちらにもありますが、ゴキ氏の場合にはないですからね)。一例だけあげておけば十分でしょう。 gokinozaurusu 2009/01/26 23:27 id:tari-Gさん それサヨクをネトウヨに、 右翼を左翼に、白燐弾を民族浄化に、 パレスチナをチベットに、 イスラエルを中国に置き換えればそっくりそのまま

    もうそろそろ「一皮むけたオレ」を演出してシニシズムを正当化するために他人をダシにするのはやめてはどうか? - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/01/27
    http://tinyurl.com/cfw45k "チベット問題について、「非人道的かどうか本質的にはどうでもいい。当然チベット の人達がどうなろうが、中国が何をしようがどうでもいい」なんて","言ってたサヨクを見たことないんですが"
  • 他人の主張を「嘘」「デマ」と言って回ってる人間がなに泣きごと言ってんの?(追記あり) - Apeman’s diary

    「ここまでひどいことを言われたのははじめて」なんだそうで。あと「戦慄」しちゃってる人もいますな。「ホロコースト」には「恐怖」を覚えるのに「ポル・ポト」には覚えない、という人がいましたが。悪いですね、もっとひどいこと言われ慣れてるもんで。ところで他人の主張を「嘘」「デマ」と断定することはその人物を「嘘つき」「デマゴーグ」と呼ぶことと同義だ、ってことはちゃんと自覚してますよね? きっと「嘘を嘘と言ってなにが悪い?」という反論が来るだろうから、こちらも「軍オタの毒が回ってる」と言わざるを得ない理由を明らかにしておきましょう。 あんまり細かいことを追求するまでもないので、重要な2、3点に絞って書いておきましょう。 まず、白燐弾の使用についての国際赤十字の見解が明らかになりました。すでにご存知の方も多いでしょうが。 http://www.icrc.org/web/eng/siteeng0.nsf/h

    他人の主張を「嘘」「デマ」と言って回ってる人間がなに泣きごと言ってんの?(追記あり) - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/01/23
    "違法か合法か議論の余地がある、という場合には「違法である」という主張は「違法である、と解釈すべきだ」を意味し、「合法である」は「合法である、と解釈すべきだ」を意味します。"
  • 道徳感情の複合性 - Apeman’s diary

    とにかく殺すのは悪い 先に殺した方が悪い 殺すのをやめない方が悪い たくさん殺した方が悪い 正当な理由なく殺した方が悪い 無抵抗な(ないし圧倒的に弱い)相手を殺すのは悪い 違法な殺害は悪い 残虐な、あるいは汚い手段で殺すのは悪い …… このリストは暫定的なもので網羅的でもなければ分析しつくされたものでもないけれど、ともあれ「殺人」という現象を前にした時に私たちのうちに立ち上がる道徳感情は、こうした複数の原則が複雑に相互作用しあった結果だということはできるのではないか。意識的に特定の原則に全面的にコミットすることを選択した人(例えば絶対的非暴力主義者)以外は、上記の原則のいずれか一つだけにしたがってすべての「殺人」を評価することには困難を覚えるはずだ。例えば、「残虐な、あるいは汚い手段」での殺人であっても、殺される側が「先に殺した」「正当な理由なく殺した」という条件を満たしてしまっている場合

    道徳感情の複合性 - Apeman’s diary
  • "Genocide in Gaza, Ethnic Cleansing in the West Bank" - Apeman’s diary

    ni0615さんが(現時点での)最新エントリでとりあげられているニュースは、私も当時紹介したことがある。 問題の一つは、もちろん、この防衛副大臣の発言が(現在、ではなくそもそも停戦合意以前の段階で)単なる虚仮威しではなかった、というところにある。 Ilan Pappé, "Genocide in Gaza, Ethnic Cleansing in the West Bank" イラン・パペについてはこちらを参照されたい。 Not long ago, I claimed that Israel is employing genocidal policies in the Gaza Strip. I hesitated before using this very charged term and yet decided to adopt it. The responses I receive

    "Genocide in Gaza, Ethnic Cleansing in the West Bank" - Apeman’s diary