これはあくまで推測ですが、可能性としてありうると思います。 この言葉をドイツ語の辞書で引いて見ると、vallera, valleri で、「陽気に騒ぐ声、特に歌のなかで: やんややんや、ワッハッハ」などと書かれています。英語とイタリア語の辞書でも調べてみましたが、こういう言葉は出ていません。発音としては、「ファレラー、ファレリー」または「ヴァレラー、ヴァレリー」とも言うようです。 ここで、「l」が重なっているのが気になります。イタリア語などだと、二重子音は、或る場合、元のラテン語で、別の子音二字だったものが、どちらか発音し易い方の子音の二重子音になっていることがあります。このドイツ語の一種の囃子言葉を、英語やフランス語に翻訳すると、valderi, valdera になるということは、このLの二重子音が、本来、「ld」であった可能性を想起させます。 するとどう考えればよいのかというと、ラテ