チキンレース化するソーシャルメディア ここ半年ほど、余裕がなくて詳しく動向をチェックできていないこともあって“ソーシャルメディア(一般的な意味とは若干違うのでカッコ付きで)”に、いまひとつ興味を持てずにいます。 「メディア」と「コミュニケーション」、「コミュニティ」と「ソサイエティ」のようにテーマが細分化して語られていく一方で、意味的にも内包するものも巨大化している(と思う)“ソーシャルメディア”を相変わらず大ざっぱに礼賛するような向きも見られ、前者に関してはまだ事例や論点が固まっていない中で、後者の方ばかりが目立つような印象があります。 そして、どちらにしても、Web2.0ブームの頃とは違って「個人の力」や「群衆の力」でなく、どうもマーケティングや採用活動など「企業活動」に視点が集まっているような印象もあります。 これは、あくまでも個人的に今「印象がある」というだけで、実体としてどう