<「EVは儲からない」という懐疑論を蹴散らし、株価爆上がりの自動車メーカー・ブルーバード。スクールバスにEVが向いている理由とは> 電気自動車(EV)メーカーにとって、この1年は厳しいものだった。EVの販売台数は総じて増加傾向にあるものの、EV大手のテスラも新興のリビアン・オートモーティブも株価下落を受けて、人員削減を発表した。 その一方で、絶好調のメーカーがある。米ジョージア州に本社を置くブルーバードだ。同社は長年、黄色いスクールバスを全米の学校に供給してきたが、近年はそのEV化を進め、株価は今年に入り100%超の上昇を見せている。 1927年の創業から間もなく100年を迎えるブルーバードは、本誌の「アメリカで最も信頼できる企業」と「世界で最も信頼できる企業」にランキングされる優良企業だ。その主力製品であるスクールバスの外観は長年ほとんど変わっていないが、生産体制や細かな部分ではさまざま