食を人生の喜びとして生きる香港人の間で絶大な人気を集めているジャパニーズレストラン〈CENSU HK〉。世界各地の食文化に触れた日本人オーナーが香港の中環で営むこの店は連日行列ができる盛況ぶりだが、このたび日本に凱旋上陸を果たし、大きな話題を呼んでいる。 日本の美意識と東洋のモダニズムを融合させた食空間。香港でもオーナーを支えて手腕を発揮し、〈CENSU TOKYO〉の立ち上げをまかされた金須郁幸さんが中心となって、店をもり立てる。揚げたコーンとブラウンバターやスパイスのソースの組み合わせがヤミツキになるキャラメルコーンをはじめ、東京では香港と同様のシグネチャーメニューも用意するが、料理にオリジナリティを加えることもテーマのひとつ。 “よっぱらい鶏” を蛤でアレンジしたドランケンクラムの風味づけにはジャスミンの代わりに桜の葉を、ハーブの香りが食欲をそそる海南チキンパエリアには国産鶏を使用す