PromiseはES2015から導入されたJavaScriptの言語機能で、非同期処理を表すオブジェクトです。基本的な使い方としては、まずfetchなどの非同期的な処理の結果としてPromiseオブジェクトが得られます。それに対してthenメソッドなどを用いることで、非同期処理が終わった後の次の処理を登録できます。また、ES2017で追加されたasync/awaitの構文はPromiseを便利に扱うためのものです。これはJavaScriptに独特の概念ではなく、C#ではTask、RustではFutureなどと呼ばれているようです。 JavaScriptを使っている多くの方は、Promiseを多かれ少なかれ使ったことがあるでしょう。そして、Promiseには結果が2種類、すなわち成功と失敗があることをご存知かと思います。このように、Promiseには状態があります。成功した状態、失敗した状態