あまり知られていない「加害者家族」という存在 「加害者家族」という存在について改めて考えてみようと思ったきっかけは、2023年9月29日に開催される関東弁護士会連合会主催のシンポジウム「刑事加害者家族の支援について考える」とその後の大会だ。そのシンポジウムのパネリストを務めることになり、もう半年ほど前から主催者側と打ち合わせなどを行ってきた。 一般市民向けのシンポジウムでなく、弁護士や自治体、マスコミなどを中心にこの問題を考えていこうという趣旨なのだが、この問題に首都圏の弁護士会などが取り組もうとしていることは大きな意味を持つ。ある意味で歴史的な取り組みと言ってもよいかもしれない。 「加害者家族支援」という概念は、まだ日本社会では新しいものだ。被害者ないし被害者家族へのサポートは、当事者たちの訴えを機にかなり進んでいる。裁判にも被害者参加が認められ、秋葉原無差別殺傷事件や相模原事件の裁判で
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