米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが2000年に墜落して19人が死亡した事故を受けて、米国防総省の「国防分析研究所」(IDA)が03年12月にまとめた内部文書に、同機はエンジン停止時でも安全に着陸できる「オートローテーション(自動回転)能力」が「欠如している」と明記していることが分かりました。 海兵隊元幹部「米軍最大の醜聞」 文書は「V22の払しょくできない安全性への懸念」という題名で、海兵隊大尉だった軍事評論家のカールトン・メイヤー氏が内部告発で入手。同氏は本紙の取材に対して、「IDAに所属していたレックス・リボロ氏が執筆した」と明らかにしました。リボロ氏は09年に米議会公聴会で証言し、オスプレイの欠陥を指摘したことで知られています。 文書は、オスプレイは試験飛行では「自動回転」できたものの、「エンジン出力を徐々に低下」させており、現実的ではないと指摘。回転翼を真上に向けたヘリモー
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