ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/kimura (21)

  • 魔法の薬の「実験体」にされた子供たち...今も解決しない英「薬害エイズ事件」、なぜ日本と差がついた?

    血液製剤スキャンダルの犠牲者追悼集会で、HIVとC型肝炎に感染した弟の写真を掲げる遺族(2024年5月) Hollie Adams-Reuters <血液製剤の実験に使われたイギリスの血友病の子供たち。民事訴訟で被告企業が責任を全面的に認め和解が成立した日との違いとは?> [ロンドン発]英国で1970~91年にかけ、汚染された血液製剤や輸血で3万人以上の人々がヒト免疫不全ウイルス(HIV)や肝炎に感染し、約3000人が死亡したNHS(国民保健サービス)史上最悪の医療災害で調査委員会は5月20日、5年にわたる調査の最終報告書を公表した。 最終報告書は「この医療災害は回避することが可能であり、回避されるべきだった。患者は故意に『容認できないリスク』にさらされた」と結論付けた。さらに英国政府、医師、NHSが感染を隠蔽しようとしたと非難した。 英南部ハンプシャー州の医療と教育を同時に行う施設「ト

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    maniwani
    maniwani 2024/05/22
  • 「違法な取り立て」に心折れ、自殺者も...富士通のシステムが招いた巨大「冤罪」事件に英国民の怒りが沸騰

    「違法な取り立て」に心折れ、自殺者も...富士通のシステムが招いた巨大「冤罪」事件に英国民の怒りが沸騰 <富士通社員が出した証拠の信憑性に重大な懸念も。英スナク政権や警察は、国民の批判に押される形で「被害者」の救済と捜査を加速> [ロンドン発]富士通が提供した英国のポストオフィス(郵便事業のうち窓口業務を引き受ける国有非公開会社)の勘定系システム「ホライズン」の欠陥が原因で、民間郵便局長ら700人以上が「現金を横領した」などの疑いをかけられ冤罪になった事件。これについてロンドン警視庁は5日、無実の民間郵便局長らから不足分の資金を違法に取り立てたポストオフィスの行為が詐欺罪に当たるかどうか捜査していることを明らかにした。 ロンドン警視庁の発表は「偽証罪と偽計業務妨害罪の可能性について捜査中だ。これらの犯罪の可能性はポストオフィスによって行われた捜査や起訴から生じたものだ。訴追や民事訴訟の結果

    「違法な取り立て」に心折れ、自殺者も...富士通のシステムが招いた巨大「冤罪」事件に英国民の怒りが沸騰
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    maniwani 2024/01/10
    “これについてロンドン警視庁は5日、無実の民間郵便局長らから不足分の資金を違法に取り立てたポストオフィスの行為が詐欺罪に当たるかどうか捜査していることを明らかにした。”
  • 「日本の技術は最前線にいる」と専門家...CO2を「回収・貯留・有効利用」するCCUS技術に環境団体は反発も

    「日技術は最前線にいる」と専門家...CO2を「回収・貯留・有効利用」するCCUS技術に環境団体は反発も <COP28で脱化石燃料への道筋として明記されたCCUS。その実情を英オックスフォード大学のマイルズ・アレン教授に聞く> [ドバイ発]アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれた国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は会期を1日延長した13日、「2050年までにネットゼロ(実質排出ゼロ)を実現するのに重要なこの10年に公正かつ公平で秩序だった形で化石燃料から脱却する」と合意して幕を閉じた。世界はネットゼロに向けエネルギー転換の道筋を描いた。 「脱化石燃料」を明記したCOP28合意にはその道筋が列挙されている。 ・30年までに再生可能エネルギー発電容量を3倍、エネルギー効率の改善率を世界平均で毎年2倍にする。 ・排出削減対策を講じていない石炭火力発電を段階的に削減する

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    maniwani 2023/12/16
  • 「台湾は自由の灯台だ」...対中国の最強硬派、前トラス英首相の台湾訪問が重要な理由

    2月に来日して「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」で講演を行ったトラス前首相 Androniki Christodoulou-Reuters <「英国の櫻井よしこ」とも言うべき存在のリズ・トラス前英首相は以前から、「台湾との関係強化のためにできる限りのことをすべき」と訴えている> 英国の対中最強硬派の1人、「英国の櫻井よしこ」ことリズ・トラス前英首相が近く台湾を訪問すると10日ツイッターで明らかにした。ナンシー・ペロシ米下院議長(当時)が昨年8月、台湾を訪問、対抗措置として中国は実弾を含む過去最大の軍事演習を実施して台湾海峡は一気に緊張しただけに、前英首相の台湾訪問に対する中国の反発が予想される。 「この重大な局面で、来週、台北を訪問できることをうれしく思う。招待してくれた台湾外交部に感謝するとともに、もっと早く受け入れることができればよかったと思う。私たちは民主的に選ばれた台湾

    「台湾は自由の灯台だ」...対中国の最強硬派、前トラス英首相の台湾訪問が重要な理由
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    maniwani 2023/05/12
  • 英国で平均寿命が伸びない理由...「集団自決」などなくても長生きできない厳しい現実とは?

    <ロンドンの高級住宅街ケンジントンからニュークロスゲートまで、わずか10キロ離れただけで男性の平均寿命は92歳から74歳へと18年も短くなる> [ロンドン発]昨年4月~今年3月までの1年間で、英国の品とノンアルコール飲料の価格が45年超ぶりに最速のスピードで上昇していることが19日、英国家統計局(ONS)の発表で分かった。品とノンアルコール飲料の年間インフレ率は19.2%で、前月の18.2%からさらに上昇した。これより高かったのは直近では1977年8月の21.9%という。 品インフレ率の上昇に最も貢献したのはパンとシリアルで、平均19.4%も上昇。最新の世論・社会動向調査によると、成人の半数以上(51%)が品の買い物をする時、購入量を減らしている。成人の約4人に1人(26%)が過去2週間に料必需品の不足を経験、ちょうど1年前の16%を大きく上回った。 節約のために53%の成人

    英国で平均寿命が伸びない理由...「集団自決」などなくても長生きできない厳しい現実とは?
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    maniwani 2023/04/22
  • 「しゃもじ」批判では分からない...岸田首相「電撃訪問」、ウクライナから見た「効果」

    <「必勝しゃもじ」を野党は批判したが、日の首相としてウクライナを訪れたことには、国内企業に行動を促す意味でも大きな意味が> [ロンドン]今年、主要7カ国(G7)の議長国を務める岸田文雄首相は3月21日、ウクライナを電撃訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。日の首相が戦地を訪れるのは戦後初めてのことである。岸田首相はロシア軍による虐殺現場のブチャを訪れ、犠牲者に花を手向け、サバイバーたちの声に耳を傾けた。 岸田首相が「必勝」と書かれた地元・広島名産、木製の「必勝しゃもじ」をゼレンスキー大統領に贈ったことについて、立憲民主党の石垣のりこ氏は「選挙やスポーツではない。日がやるべきことはいかに和平を行うかだ。戦場に行って『必勝』というのはあまりにも不適切だ」と批判した。野党から集中砲火を浴びた。 「戦争中の緊迫した国家の元首に対して、緊迫した外交の中で贈るのは違和感が拭えない

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    maniwani 2023/04/01
  • 中国が示すウクライナ停戦案に隠された「罠」と、習近平がロシアを庇護する3つの目的

    モスクワで会談した習近平とプーチン(3月20日) Sputnik/Sergei Karpukhin/Pool via REUTERS <ロシアを訪問してプーチンとの関係をアピールすることで外交戦を展開する習近平。米バイデン政権は第三勢力の切り崩しを防げるか> [ロンドン]中国の習近平国家主席は20日から3日間の日程でモスクワを訪問し、ウラジーミル・プーチン露大統領と会談した。バイデン米政権は中国によるロシアへの武器供与を警戒しており、中国が示す停戦案は「ロシアの侵略」を利するだけだと権威主義国家の中露連携に「深い懸念」を表明している。 「ロシアへの旅は友情、協力、平和の旅になる」という習氏は「プーチン大統領の招きでロシアを公式訪問できることは大きな喜び」と述べた。中国共産党系機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」は「中露両国の専門家は今回の訪問は象徴であり、2国間関係の発展を促進するだけでな

    中国が示すウクライナ停戦案に隠された「罠」と、習近平がロシアを庇護する3つの目的
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    maniwani 2023/03/21
    “中国の指導者たちは今日のウクライナは明日の台湾だという見方が広がることに不満を抱いている。ウクライナは主権国家であり、台湾はそうではないこと、両者を比較すべきではないことを世界に認めさせたいのだ”
  • 「日本人の責任とは思わない」の声もあるが...英史上最悪の「冤罪」事件、富士通の責任は?

    郵便局を舞台に、英最悪の「大量冤罪」事件を起こした富士通の勘定系システム「ホライゾン」。元富士通UKの内部告発者が公聴会で証言した> [ロンドン]富士通が提供した英ポストオフィス(郵便事業のうち窓口業務を引き受ける国有の非公開株式会社)の勘定系システム「ホライゾン」の欠陥による大量冤罪事件の真相を究明する公聴会で9日、富士通UK(英国)に2001~04年に勤務したリチャード・ロール氏が証言した。ロール氏は数少ない富士通内部告発者だ。 ロール氏は1976年に航空電子工学エンジニア見習いとして英空軍に入り、航空機のナビゲーションシステムや兵器システムのソフトウェア開発に従事した。89年に退役したあと工場のオートメーションやロボティックス機器のプログラミングに携わった。富士通UKではプロダクト・スペシャリストとしてホライゾンをサポートしたという。 ポストオフィスは99年、取引の4割を占める年

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    maniwani 2023/03/11
  • 英政府の密航者対策は「ナチスと同じ」残酷さと、あのリネカーが大批判して議論沸騰

    現在はサッカー番組の司会者として活躍するゲーリー・リネカー(2022年4月) Action Images via Reuters/Carl Recine <納税者負担は1日10億円近く...。保守党の政策への賛否と、公共放送BBCの「政治的中立」問題にイギリスが揺れる> [ロンドン]英仏海峡を密航してくる不法入国者の小型ボートを阻止するためスエラ・ブラバーマン英内相が発表した不法入国者対策法案について、1986年サッカーW杯メキシコ大会得点王で元イングランド代表主将のゲーリー・リネカー氏が7日、ツイートで「内務省の誰かが内相を後押ししたようだ。この法案はほぼ間違いなく違法だ」と厳しく批判した。 リネカー氏は「不法(違法)」と「入国者対策法案」を2段に分けた英政府のサムネイルを「法案の実態に相応しい名前だ」と皮肉った。ブラバーマン内相が「もうたくさんだ。ボートを止めなければならない」と新しい

    英政府の密航者対策は「ナチスと同じ」残酷さと、あのリネカーが大批判して議論沸騰
    maniwani
    maniwani 2023/03/08
    “密航者は到着後、大半は国内のホテルに収容され、英国の納税者は1日当たり約600万ポンド(約9億7600万円)を負担している。”
  • スコットランド独立に猛進した「雌ライオン」スタージョンが見誤った「真の民意」

    <「私は頭と心で後継に道を譲る時が来たと理解した」と、辞任を表明したスコットランド自治政府のスタージョン首相> [ロンドン]2度目の独立住民投票に突き進んできた英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相が15日、緊急の記者会見を開き、辞任を表明した。世論の反対を押し切って性別認定証明書を取得しやすくするジェンダー改革を進めようとして足元をすくわれた格好だが、根には自分の任期中に独立の道筋が完全に閉ざされたことがある。 「スコットランドの雌ライオン」の異名を取るスタージョン氏は「私は首相になった当初から良い仕事をするには他の誰かに道を譲るべき時が来たら能的に自覚することだと信じてきた。たとえ国中の多くの人々や党員が早過ぎると感じたとしても、それを実行する勇気を持つことが大切だ。私は頭と心でその時期が今だと理解した」と心情を吐露した。 無念というより寂しさを漂わせる辞任会見だった。

    スコットランド独立に猛進した「雌ライオン」スタージョンが見誤った「真の民意」
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    maniwani 2023/02/16
    “ジェンダー改革に反対する人は全体で54%もいた。”
  • 「規則は自分たち以外に適用される」...カタールW杯めぐる疑惑で見えてきたEUの深すぎる闇

    ワールドカップ開催中のカタール側から金銭を受け取り、欧州議会でロビー活動を行っていた疑いで欧州議会の副議長を逮捕> サッカーワールドカップ(W杯)の開催国カタールに絡む汚職スキャンダルで、ベルギーの捜査当局は欧州連合(EU)欧州議会のエヴァ・カイリ副議長(44)=ギリシャ選出=と父親、夫フランチェスコ・ジョルジ氏ら数人を逮捕、このうちカイリ氏ら4人を起訴した。欧州議会のロベルタ・メッツォーラ議長は腐敗議員に「免罪符はない」と述べた。 事件の詳細はまだ明らかにされていないが、捜査当局は汚職、マネーロンダリング(資金洗浄)、犯罪組織への加担に関して「大掛かりな捜査」を進めている。カイリ氏は欧州議会で湾岸諸国に関して積極的に演説したり、「カタールは中東における労働改革の先頭ランナー」と称賛したりしていた。 カイリ氏らはカタール側から金銭を受け取った見返りに欧州議会でロビー活動を行っていた疑い

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    maniwani 2022/12/14
  • 首相も「もう無理」...反移民が燃え上がる「寛容の国」スウェーデンで極右政党が躍進

    選挙集会に出席するスウェーデン民主党のオーケソン党首(9月7日) Tim Aro/TT News Agency/via REUTERS <かつて「鼻で笑われた小政党」スウェーデン民主党が、移民急増と治安悪化への国民の反発を背に総選挙で議会第2党に躍進。初の政権入りも見えてきた> [ロンドン発]「寛容の国」北欧スウェーデンでネオナチに源流を持ち、反移民と治安対策を訴える極右の野党・スウェーデン民主党が議会第2党に躍進する見通しだ。11日行われた同国議会(一院制、定数349)総選挙の暫定結果(開票95%)によると、与党・社会民主労働党が議会第1党を維持したものの、野党の右派連合が過半数を獲得する勢いだ。 1988年、スウェーデン民主党はネオナチ関係者が参加して結成されたが、その後「脱悪魔化」が進められる。イスラム系移民の増加と治安悪化、福祉への負担増を結び付けた排外主義的な主張で共感を呼び、2

    首相も「もう無理」...反移民が燃え上がる「寛容の国」スウェーデンで極右政党が躍進
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    maniwani 2022/09/13
  • 善意にも限界? ウクライナ難民の受け入れ「終了」を求める英ホスト家庭が続出する訳

    ウクライナ難民と会話するチャールズ皇太子(2022年7月) Arthur Edwards/Pool via REUTERS <イギリスの難民受け入れを支える「宿泊施設の提供」制度だが、文化や言語の違いによる衝突や、事前の約束が守られないケースも多い> [ロンドン発]ロシアウクライナ侵攻を受け、英政府は3月、宿泊施設を提供するホスト役がいればウクライナ難民に最長3年、英国での居住を認めた。この制度で7万9000人が渡英したが、最低限の条件である半年の受け入れを予定するホストのうち4分の1近くが生活費の高騰や経済的に余裕がなくなったことを理由に打ち切りを望んでいることが分かった。 英国家統計局(ONS)は7月7~14日、制度利用者を対象に初の調査を実施した。それによると、調査時点で宿泊施設を提供していたのは74%、ゲストがすでに退去していたのは4%、まだ宿泊施設を提供していないものの入居予定

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    maniwani 2022/08/14
  • 「武漢株がハイエナならインド変異株は最速チーター。日本は五輪がなくても生きていけるが、ウイルスが広がると高齢者の遺体が積み上がる」英専門家

    「武漢株がハイエナならインド変異株は最速チーター。日は五輪がなくても生きていけるが、ウイルスが広がると高齢者の遺体が積み上がる」英専門家 [ロンドン発]英変異株より感染力が最大50%も強いインド変異株(B.1.617.2)について、英レスター大学のジュリアン・タン名誉准教授(臨床ウイルス学)が筆者の取材に応じ、「中国・武漢株がハイエナなら英変異株やブラジル、南アフリカ変異株はライオン。インド変異株は陸上動物で最速のチーター(最高時速100キロメートル超)だ。日は五輪を開かなくても大丈夫だが、ウイルスが広がると多くのお年寄りが亡くなる」と警鐘を鳴らす。 英レスター大学のジュリアン・タン名誉准教授(人提供) 英内閣の緊急事態対策委員会に科学的助言を行う緊急時科学的助言グループ(SAGE)によると「インド変異株の感染者は1週間以内に倍に増えており、英変異株より最大50%も感染力が強いとみる

    「武漢株がハイエナならインド変異株は最速チーター。日本は五輪がなくても生きていけるが、ウイルスが広がると高齢者の遺体が積み上がる」英専門家
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    maniwani 2021/05/16
    “日本は五輪なしでも生きていけますが、ウイルスが日本中に広がると多くの高齢者が亡くなります”
  • 日本はもう「タケヤリ」とド根性を貫くしかない──コロナ対策を妨げる政治の阻害要因とは

    <「このままじゃ、政治に殺される」という声が出るほどの停滞の原因は何なのか> [ロンドン発]出版社の宝島社(東京都)が1941年に薙刀の訓練をする女の子の写真をあしらい「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される。」と日の新型コロナウイルス対策を批判する見開き2ページの企業広告を朝日、読売、日経の朝刊3紙(全国版)に掲載したことが大きな話題を呼んでいる。 「私たちは騙されている。この一年は、いったい何だったのか。いつまで自粛をすればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい。ごちゃごちゃ言い訳するな。無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ」と激烈なコピーがたたきつけられている。 これまでも刺激的な企業広告を掲載してきた宝島社は今回の広告意図について「新型コロナウイルスの蔓延から、すでに一年以上。しかし

    日本はもう「タケヤリ」とド根性を貫くしかない──コロナ対策を妨げる政治の阻害要因とは
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    maniwani 2021/05/13
    “日本の過度のアメリカ依存は明らかにワクチンや治療薬の展開を遅らせている。英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)や欧州医薬品庁(EMA)で承認され、使用データも豊富にあるアストラのワクチンの承認は遅れ、”
  • EUがイギリスに「ワクチン戦争」を発動 ワクチン供給を脅かすエゴ剥き出しの暴挙

    早く列に並んだイギリスが先にワクチンを手に入れるのをEUは「抜け駆け」と怒り、横取りしようとしている Illustration/Dado Ruvic-REUTERS <製薬会社の都合のワクチン納入量が予定より大幅に少なくなると知ったEUは、いち早く買い付けていたイギリス向けのワクチン差し押さえのため、EU離脱交渉ではあれだけ反対していたアイルランド国境を復活させた> [ロンドン発]昨年末で移行期間が終わり、欧州連合(EU)から完全離脱したイギリスに対しEUは29日"ワクチン戦争"を一方的に発動した。これは大げさな意味ではなく、「平和と繁栄のプロジェクト」を騙り続けてきたEUの醜い性をさらけ出した暴挙と言えるだろう。 EU嫌いの英タブロイド(大衆紙)は「順番を守れ! 自己チューのEUがわれわれのワクチンを要求」(デーリー・エクスプレス紙)、「だめだ、EU。われわれのワクチンを横取りさせるな

    EUがイギリスに「ワクチン戦争」を発動 ワクチン供給を脅かすエゴ剥き出しの暴挙
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    maniwani 2021/01/30
    “イギリスでは紅茶を飲む習慣やパブ(大衆酒場)と同じように列に並ぶことがアイデンティティーの一つとみなされ、(中略)しかし大陸側ではイギリスと異なり、順番を守らない横入りは日常茶飯事である。”
  • 米中スパコン戦争が過熱する中、「富岳」の世界一が示した日英技術協力の可能性

    [ロンドン発]米中が世界一のスーパーコンピューター開発にしのぎを削る中、スパコンの性能を比較する専門家プロジェクトTOP500」の計算速度ランキングで日の新型機「富岳」が世界一を達成した。昨年運用を終えた理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)のスパコン「京」が2011年に世界一になって以来9年ぶりの快挙である。 人類の科学技術がいかに進もうとも超高層ビルが天に届かないのと同じように半導体の微細化も限界に近づきつつある。「半導体の集積率は1年半ごとに2倍になる」というムーアの法則の終わりが囁かれる。グーグルは昨年10月、最先端スパコンが約1万年かかる問題を量子コンピューターが3分20秒で解き「量子超越性」を証明したと発表した。 スパコンのライバルは研究開発中の量子コンピューターだけではない。米ワシントン大学医学部に拠点を置く分散コンピューティング・プロジェクト「Folding@hom

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    maniwani 2020/06/26
  • 新型コロナ後、中国の権威主義が勝利し、欧米の自由民主主義が敗者になる

    パンデミック後には世界秩序が激変する?(写真は4月13日、都市封鎖が解けた重慶の壁を破る男)Aly Song−REUTERS [ロンドン発]欧州問題に詳しいソフィア自由主義戦略センター議長で政治科学者のイワン・クラステフ氏が「新型コロナウイルス危機が生んだ7つの教訓」と題して欧州外交評議会(ECFR)に寄稿している。 この10年、欧州は常に危機をバネにして統合と深化を進めてきた。しかし英国の欧州連合(EU)離脱問題を積み残したまま、100年に1度のパンデミックが激動の欧州をのみ込んでいる。 この危機は世界金融危機や欧州債務危機、難民危機、テロなどとは大きく異なる。未知のウイルスによる不確実性は人の生死だけにとどまらず、経済、政治、社会、生活へと広がり、予想をはるかに上回るパラダイムシフトを引き起こすだろう。 まだ新型コロナウイルス危機を総括するには時期尚早だが、クラステフ氏の指摘した"早す

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    maniwani 2020/04/14
  • 独立をめぐるカタルーニャ「内戦」の勝者と敗者 36歳女性弁護士が大躍進した語られない真実

    [バルセロナ発]スペイン北東部カタルーニャ自治州で独立派が事実上の住民投票と位置づけた州議会選(定数135)が21日行われ、投票率は史上空前の82%に達した。独立派は2議席減らしたものの、過半数の70議席を獲得。しかし得票率は47%にとどまり、有権者の過半数が決して独立を望んでいるわけではないことを改めて浮き彫りにした。 独立に向かうカタルーニャ ロンドンにあるシンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)で事前に行われた討論会では独立に賛成でも反対でもない中間票が増え、独立派は過半数に届かないという予想が多かった。が、フタを開けてみると独立派は10月の住民投票の204万票に2万票近く上積みした。デスクワークしかしていない識者や学者の話は当に当てにならない。 これに対し独立反対派は189万票。州議会選や住民投票を何度繰り返しても同じ結果になる。筆者は投開票の当日、草の根独立派団体・カ

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    maniwani 2017/12/24
    “デスクワークしかしていない識者や学者の話は本当に当てにならない。”
  • アメリカの衰退見据え「日英同盟」の再構築を 英首相メイと安倍首相の握手

    [ロンドン発]英首相テリーザ・メイが8月30日から9月1日まで訪日し、安倍晋三首相と会談した。核・ミサイル開発を急ピッチで進める北朝鮮とイギリスの欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が主要議題となったが、隠れた焦点が日英の安全保障協力である。アメリカの衰退が顕著になる中、「日英同盟」を再構築し、第三極・欧州の一角をなすイギリスと深い絆を結ぶことは日にとって焦眉の課題だった。 日英関係を強める好機 最近の英首相訪日は2008年のゴードン・ブラウン(北海道洞爺湖サミット)、12年のデービット・キャメロン(日から帰国後にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と面会して対中関係が悪化)、16年のキャメロン(伊勢志摩サミット)。日でG7(先進7カ国)首脳会議が開催されるか、中国との関係がまずくなっている時でない限り、イギリスの首相は日にやって来ない。 メイは、「英中黄金時代」を仕掛けた前財

    アメリカの衰退見据え「日英同盟」の再構築を 英首相メイと安倍首相の握手
    maniwani
    maniwani 2017/09/01