専門店にしかできない真のホスピタリティ 小川 シームレスリテイリングを成功させるためにはさまざまな要素があると思います。価格設定も重要ですが、それに加えて、例えば、店頭のホスピタリティという変数も売り上げを大きく左右しますよね。 飯田 そうですね、強く同意します。しかしそうは言っても、価格差が一定パーセントよりも離れてしまうと、オンラインの他社で買われてしまいますので、何%ぐらい離れると離脱されるかというのは、常日頃、研究をしています。実店舗を持っているオムニチャネルプレーヤーであればみんなやっていることではありますが。 ただ、おっしゃる通り、それとは別の世界があって、特にわれわれの場合は専門店ですから、培ってきたさまざまな知見を強みとして活かしていくべきだと思っています。例えば、「このベビーカーとこのベビーカーで売価格差はこれだけありますが、こちらにはこういう機能があります。でもお客さま
小川 オムニチャネルにおいては、特に日本では「オンラインtoオフライン」という言葉に象徴されているように、一般的に送客にオンラインを使うという考え方が固定化されていることが多いと思います。御社ではどのように捉えられていますか。 飯田 必ずしもどちらからどちらかではないと思っています。われわれは「オムニチャネル」ではなく、「シームレスリテイリング」という言葉を使っています。お客さまから見たときに、店舗、オンラインストア、どこであってもシームレスに、トイザらス、ベビーザらス全体でサービスしていくという姿勢です。 小川 「シームレスリテイリング」が、社内の共通言語ということですね。 飯田 以前は「オムニチャネル」という言葉を使っていましたが、これは企業目線の言葉ですよね。そもそも「チャネル」という概念自体、お客さまからすると関係のないことです。 小川 とても素晴らしい考え方ですね。それでは、20
この連載では、企業でのアプリのプロモーション活用から、スマートフォン広告で重要な位置を占めるテクニカルな運用型広告、メディアやアプリ・マーケットなどの市場環境を含め、“デジタルマーケティングの今”をお伝えする。 O2Oという言葉が市民権を得てから久しいが、企業によってその温度差はまだ激しい。「これぞO2O」という姿はいまだ定まっていないように思え、関連するサービスの進捗の程度は遅い。そこで今回と次回は、O2O分野のエキスパートであるアイリッジ代表取締役社長の小田健太郎氏に、O2Oの本質とその効果、現状や課題について聞いていく。 「O2Oという概念が言われ始めたのは3年ほど前だと思います。その契機は、やはりスマートフォンの普及です。手元にあって常時見ることのできる端末に情報を送り込んでリッチに表示させることができる。それで集客や購買を促進できるのではないか、というものです。 フィーチャーフォ
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