「社員が受け身になっている」「指示されたことしか実行しない」といった課題感を持つ企業は少なくありません。「自発的に動け」という指示に従うのは、そもそも自発的ではないため、実際に社員の自発性を引き出すにはどうすれば良いのでしょうか。自発性を引き出すマネジメントについて、『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』著者の伊達洋駆氏が、サイバーエージェントの曽山哲人氏との対談を行いました。本記事では、伊達氏の講演の模様をお届けします。 社員の「自発性」を引き出すマネジメントを探る 伊達洋駆氏(以下、伊達):それでは定刻になりましたので、本日の出版記念対談を始めさせていただきます。みなさま、こんにちは。本日は「自発性を引き出すマネジメント」というタイトルで、出版記念対談を行わせていただきます。 最初に、私の自己紹介をさせてください。ビジネスリサーチラボという会社の代表取締役を務めている伊達
![社員に圧をかける、「自発的であらねばならない」という風潮 主体性を引き出すマネジメントに潜む、“副作用”の存在](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b02fd934a52aca53225673f512ef9dae5dacf50/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.logmi.jp%2Farticle_images%2FK2kNWYMUqndL75dUqWPT3S.jpg)