メインブログからの転載です。 紅茶を飲む、紅茶でうがいをする、紅茶で手を洗うなどのことでインフルエンザの感染・感染拡大が防げるというプロモーションが盛んになされているようです。 Fig.1 ツイッター上にアップされていたテレビの画面 このキャンペーンは「三井農林」(日東紅茶ですね) という会社と、「バイオメディカル研究所 中山幹男 特別研究員」が盛んにプロモーションをされているようです。 本記事では「紅茶によりインフルエンザの感染・感染拡大が防げる」と言い切るだけの明確な証拠(エビデンス)は足りておらず、これらのプロモーションはやりすぎであり、モラルハザードである、ということを記します。 紅茶・緑茶に含まれる成分が、インフルエンザを含むウイルス粒子の感染性を奪うこと、その他の抗菌作用や免疫細胞に対する作用があることは、多数の研究がありますが、それらを総合しての感染予防効果を証明した研究や、
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