ゴールは「食事を楽しむこと」、だから「食べない」も認める ――田中先生は、独自の「食育」を行ってきたそうですが、もともと食べることや料理がお好きですよね。 はい。僕の実家は毎年お正月に、親族が各家庭で作った料理を持ち寄って新年会をしていたのですが、いつもそれが本当に楽しみでした。今振り返ると、食の楽しさや料理を作った人への感謝を学べる環境だったなと思います。 また、両親が共働きだったため、小学生の頃から僕が妹や弟に料理を作ることがよくありました。「おいしいよ」と言われるのがうれしくてどんどん料理にはまり、小学生ながら友達を家に招いて手料理を振る舞うこともありましたね。 そんな経験から、子どもたちにも料理を食べることや作ることに興味を持ってほしいなと思い、食育に取り組むようになりました。 ――どのように食育を行われているのですか。 一般的な食育は、自分で育てた野菜を収穫してそのまま食べるよう
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