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ブックマーク / www.nttcom.co.jp (5)

  • 味ぽん ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

    ミツカンの創業は1804(文化元年)年。尾張国知多郡半田村で酒造業を営んでいた中野又左衛門が、酒粕を原料にした粕酢の醸造に成功し、分家独立して始めた。写真は大正時代に建てられた工場。 7代目社長の中埜又左エ門(故人・4代目から「中埜」に改名)。大量生産システムとスーパーマーケットを中心とする品ルートを開拓し、会社の規模を飛躍的に大きくしたカリスマ的存在だった。ミツカンの第2創業者とも言われる。 一家四人が揃って鍋を囲みながら、団欒のひとときを過ごす──。 冬の鍋料理は風物詩のようなものだ。日人なら誰の記憶の中にもある、の原風景。核家族化が進んだ今となってはいささか珍しい光景かもしれないが、高度成長期に幼少期を過ごした世代にとってコタツを囲んだ鍋料理は、当たり前のように存在した冬の定番メニューだった。 そして、鍋の傍らにはいつもミツカンの「味ぽん」があった。鍋の具材が何であれ、最後にそ

  • 鍋焼うどん ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

    「キンレイの鍋焼うどん」を開発した兎子尾正文氏。大学で化学を専攻し、大阪ガスに入社。引退後もキンレイの監査役を務めていた。 ちょっと肌寒い日の夜には、なぜだか鍋焼うどんがべたくなる。 昔は駅の近くに屋台が出ていたけど、今はもうない。家の近くのコンビニに寄って、奥の冷凍棚に積み重なっているうどんを買うことにしている。 手に取るのは、「キンレイの鍋焼うどん」。一人前がアルミ容器に入っていて、火にかけるだけでいい超カンタンな冷凍麺。麺やだし汁の袋を開けたり、お湯を沸かす手間すら必要ない。それでいて、インスタントのうどんとは比較にならないほどのうまさ。しかも冷凍なので1年間保存が効く。面倒臭がりのひとり者には欠かせない、これぞ究極のコンビニ。 火にかけてからグツグツ煮えるまで十数分。ちょっと時間がかかるところがまたいい。お手軽だけど、ここは譲れない大事なポイント。待っている間につい、ネギを刻ん

  • 赤缶カレー粉 ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

    農水省の統計から計算すると、日人は1年に約84回、つまり毎週1回以上はカレーべているのだという。また、各種の調査から類推すると、月に2.5回前後は家庭でカレーを作ってべていることになるらしい。日人は当にカレーが大好きだ。 カレーがインドからヨーロッパを経て日に入ってきたのは、文明開化のころだと言われている。明治から大正にかけて、カレーは町の洋屋で提供されるハイカラな料理として人気を集めるようになっていた。そこで使われていたのは、イギリスの会社が販売する「C&Bカレーパウダー」という商品。洋屋では圧倒的なシェアを占めていた。 この洋屋のカレーと出会い、その後の人生を決定づけられた一人の男がいる。名前は山崎峯次郎。後のエスビー品の創業者だ。1920(大正9)年、17歳で埼玉から東京に出てソース店で働いていた峯次郎は、ある日の仕事帰り、ふと洋屋に立ち寄った。そこで噂に聞く

  • シヤチハタ Xスタンパー ニッポン・ロングセラー考 - COMZINE by nttコムウェア

    現役時代は常に研究に打ち込んでいた創業者の舟橋高次。新製品を開発しても「社員全員の功績」と語り、決して自慢しなかったという。 シヤチハタと聞いて、それが社名だと分かる人がどれだけいるだろうか。ほとんどの人は、シヤチハタ=“スタンプ台のいらない便利なハンコ”と連想するはずだ。 「えっ、シヤチハタって商品名じゃなかったの?」そう思われるのも無理はない。それ程、この製品はシヤチハタという名称が有名になっている。でも、当の商品名は「Xスタンパー」。会社や自宅にあるネーム印をよく見て下さい。ほら、ちゃんとサグリの部分に「Xstamper」と書いてあるでしょう。 それにしても、どうして社名の方が有名になってしまったのだろう。 今から80年以上も昔の話。シヤチハタの創業者・舟橋高次は薬問屋に勤めていた。仕事柄、一日に何度も薬袋にスタンプを押さなければならない。これが面倒だった。当時のスタンプ台は水性の

  • 研究・開発 : Auto-ID | NTTコムウェア

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