はじめに Terraformを使用してAWSリソースを構築する際に、コンプライアンス上の理由により、実際にAWSリソースを作成する対象となるAWSアカウントと、stateファイルを保管する対象になるS3バケットを分離したい、なんていう要件が発生することがよくあります。 実際に業務でそういった要件が発生し、どうしたものかとちょっと悩んだのですが、意外と簡単に解決することができたので、Tipsとして書き残しておきます。 環境 実装している環境は以下の通りです。 Terraform: 1.7.3 AWS Provider: 5.36.0 クライアントのOS: macOS Sonoma 14.3.1 Profileの設定 Profileの設定は、他のTerraform実行環境と同様に、macOSであれば ~/.aws/config に記述しますが、今回はAWS IAM Identity Cente
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