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2022年4月22日のブックマーク (1件)

  • 問十二夜空の青を微分せよ街の明りは無視してもよい ある和歌の分析

    問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい 川北 天華 概要、構造、構成を分析し結論を述べる。 概要詠人川北天華。当時は進学をめざす高校生。進学は最終目標ではなく過程のひとつだろう。 歌歌全体が試験問題の体裁をとる。 単語と語法は平易。しかしそれらはすべてべつの何かを表象する。示唆により言外を表象するテクニックは掛詞とよばれるが、この歌は全句が掛詞で構成されさらに全体として言外のなにかを表象する。このため通常の和歌の範疇を超え、たぶんに神話的な雰囲気を持つにいたる。 分析配置 テスト 問12光景  夜空の青テスト 微分せよ光景  街のあかりテスト 無視してもよい 物理か地学の問題文をなす歌を助詞などを除去し単語をならべその内容を検討。 内容は上記のとおりテスト、光景に二分され、交互にならんだふたつの要素がリズムを形成している。 リズムとベクトルテスト、光景、ふたつの要素は卑近。受

    問十二夜空の青を微分せよ街の明りは無視してもよい ある和歌の分析
    masabossa
    masabossa 2022/04/22
    微分は変化に対して任意時点の値を求める解法なので時間的な解釈も必要。例えばやうやう白くなりゆく山際の時間帯、夜空は漆黒からやうやう青くなりゆくはずで、その変化の一瞬を捉えたいと惜しむ心情が感じとれる。