タグ

経済学に関するmasakielastic2のブックマーク (8)

  • 『21世紀の貨幣論』 マネーの思想史 - HONZ

    マネーのない生活は想像すら難しい。電車に乗るためにも、ランチべるためにも、部屋に明かりを灯すためにも、マネーが重要な役割を果たしている。空気や水のように当たり前の存在だと思われるこのマネー、一体どのように生まれたのか。 マネーが生まれる前の社会から、マネーが発明される様子を想像してみよう。マネー以前の社会では、人々は自分が作ったモノと、自分が必要なモノを物々交換していた。いつしか誰かが、物々交換の非効率性に気がついたはずだ。なんといっても、「自分は欲しいモノを持っていて、かつ、自分の持っているモノを欲しがっている人を見つけ」るのは容易ではない。そして、あるとき他の誰かが特定のモノ、多くの場合は金や銀、を「交換の手段」にすることを思いつく。この「特定の手段」を使えば、どのようなモノとも交換ができるようになり、富の蓄積すら可能となった。 このような「マネー誕生物語」はなんとも説得出来である

    『21世紀の貨幣論』 マネーの思想史 - HONZ
  • 所得税から消費税への問題点(消費税シフト、直間比率見直し、所得税のフラット化などと経済格差の悪化)

    所得税のフラット化とそれと連動した消費税増税シフトは、どこがまずいのだろうか? この方針は財務省がずっと譲らないもの。消費税増税というと、景気への悪影響ばかりに注目されるが、この財務省方針自体は、景気への悪影響だけが論点ではない。以下では一般的に、「所得税から消費税へのシフト」の問題性を、八田達夫先生の『ミクロ経済学Ⅱ』(東洋経済新報社)を利用して解説したい。経済格差を縮小させる政策のひとつに累進的所得税(所得があがるにつれて平均税率をあげる)がある。 だが、87年以降、この累進度が劇的に低下。例:最高税率が88%が現在は50%(最新のデータはこれでいいのかあとで確認する)。八田さんは日の経済格差拡大にはこの累進度低下が主因と批判する。ちなみにこの累進度低下の背景には、「所得税から消費税シフト」が存在する。八田先生の整理では、消費税シフト論者のあげる正当化理由は次。1)次世代のため(=高

    所得税から消費税への問題点(消費税シフト、直間比率見直し、所得税のフラット化などと経済格差の悪化)
  • 「見えざる手(Invisible Hand)」と「消費税」(岩井克人)

    まず経済学に触れたことのある人なら、誰でもが知っているもっとも有名な文章、すなわち「経済学の父」の、「見えざる手(Invisible Hand)」をめぐる文章を掲げる。 通常、個人は、公共の利益を促進しようと意図しているわけでもないし、自分が社会の利益をどれだけ増進しているのかを知っているわけでもない。意図しているのは、自分自身の安全と利得だけである。だが、こうすることによって、かれは、見えざる手に導かれて、自分では意図してもいなかった目的を促進することになる。自分自身の利益を追求することによって、かれは実際にそうしようと思ったときよりもかえって有効に、社会の利益を促進することになる場合がしばしばある。(アダム・スミス『国富論』第四篇第二章) アダム・スミスはこの文の後、《社会のためだと称して商売している連中が、社会の福祉を真に増進したというような話は、いまだかつて聞いたことがない》ともし

    「見えざる手(Invisible Hand)」と「消費税」(岩井克人)
  • 消費税シフトについて - 事務屋稼業

    しばらく棚上げになっていた消費税引き上げに関する議論が、またぞろ復活してきたみたいですね。この不況下に増税したらどうなるかは火をみるより明らかだと思うんですが、財政規律という錦の御旗はよほど輝かしくみえるようで。 ところで、目下勉強中の八田達夫氏『ミクロ経済学』にも、消費税について検討したくだりがあります。2巻の終章の一節。八田氏といえば強力な消費税批判者として有名なので、入門的教科書の記述としてはいくらか割り引いて読まなきゃいけないのかもしれませんけれども、貴重なご意見であることはまちがいない。ここでご紹介させていただきます(じつはまだ1巻の途中を読んでる最中なんですが)。 なお、おことわりしておきますが、カギカッコ内は書からの引用とはかぎりません。 以下、ことばをあらためます―― 八田氏はまず、1987年以降、所得税の累進性がおおはばに引き下げられてきた事実に注目する。これが格差拡大

    消費税シフトについて - 事務屋稼業
  • Martin Fowler's Bliki in Japanese - 優れたほうが安い説

    http://martinfowler.com/bliki/CheaperTalentHypothesis.html 2008/2/8 ソフトウェア業界では、才能あるプログラマのほうが生産性が高いとよく言われる。 生産性は計測不能なので証明はできないのだけど、おそらくそれは正しいだろう。 人間の活動のほとんど全てにおいて、他人よりも優れた人がいるのである。 そしてその違いは、著しいことがしばしばだ。 ソフトウェア業界においては、プログラマ自身がその違いに気づくことが多い。 ただ、その場合も常に自分を「才能ある方」に入れているみたいだけど。 当然ながら、優れたプログラマは、フルタイムで雇うにせよ契約するにせよ、その単価は高い。しかし、たとえ単価が高いとしても、高価なプログラマのほうが実際には安価なのではないだろうか? バカげた質問に聞こえるかもしれない。 何をどうしたら高価な人材が安価になる

  • 新制度論・新制度学派とは何か? - 社会時評/書評

    このブログで新制度論という言葉を何度か使ってきた(こことかここ)。また新制度論という言葉を使わなくとも新制度論に基づいてニュースを分析したエントリが多かった(こことかここ)。今回はこの新制度論について書いてみたい。 ●「新制度論」と「新制度学派」 まず新制度論は政治学における用語だ。経済学では新制度学派、新制度派経済学、組織の経済学などと呼ばれる。 政治学の新制度論は経済学の新制度学派の成果を流用したので、新制度学派と呼ぶべきかも知れないが、自分としては新制度論という言葉を使っている。短いし。 ●新制度論とは何か? さて新制度論の定義は何か。様々な定義が提案されているだろうしどれが最も適切なのか知らないが、自分は大雑把に次のように考える。 新制度論は次のように制度をとらえる立場である。制度というルールがあり個人という複数のアクターがいる。各アクターはそれぞれ自分の目的をもっている。各アクタ

    新制度論・新制度学派とは何か? - 社会時評/書評
  • 大再配置理論 - himaginary’s diary

    Great Relocationなる仮説をノアピニオン氏が提唱している。それを乱暴に要約してしまうと、ここで紹介したクルーグマンの新経済地理学を、ここで紹介したロドリックの訴えるような製造業の重要性と接合したもの、と言えるかもしれない。 以下はエントリの該当部分。 The basic idea of the theory is this: It is expensive to move products around. This means that if you have a factory, you want to locate it close to where your customers are, to avoid paying a bunch of shipping costs. Now consider two factories. The workers in the fi

    大再配置理論 - himaginary’s diary
  • 障害者の経済学: 本: 中島 隆信

    障害者の経済学: 本: 中島 隆信
  • 1