ウマ味見えない…Jリーグ秋春制は9日結論 日本サッカー協会のJリーグ将来構想委員会は2日、秋に開幕して翌春に閉幕する「秋春シーズン制」(秋春制)への移行の可否を鬼武健二委員長(Jリーグチェアマン)に一任することに決めた。9日の日本協会常務理事会で同委員長が結論を報告するが、今回は導入を見送られる可能性が高そうだ。 鬼武委員長は「議論は尽くされた感じ。やるか、やらないかの結論は私が決める。1週間かけて考えを整理したい」と話した。だが、積雪対策などで巨額の設備投資が必要になるなど、秋春制に移行した場合のメリットに疑問の声もある。同委員長はこれまで「果実(うま味)が見えないんだ」などと消極的な発言を繰り返している。 欧州で一般的な秋春制について、日本協会の犬飼基昭会長は「猛暑の夏だと選手のプレーの質が下がる」などの理由からシーズン移行を促進しているが、降雪地域のクラブやサポーターなどは