ここまで、恥ずべき二流の上司の実態を書き綴ってきた。では、「一流の上司のあり方」とは、どんなものなのか? 以下、「一流の上司」の基本を3つに絞って書き綴ろう。 部下の成長をサポートしていますか? 【1】高い目標を掲げ、部下を上手にモチベートする まず一流の上司ほど、明確なビジョンを掲げて、ゴールを共有したうえで、きちんと部下に仕事を割り振る。 間違っても、「とにかく何かいい仕事をやってね」などという、「一見自主放任に見えて、たんなる手抜きと責任放棄」という仕事の丸投げは絶対にしない。 皆がついてくるようなビジョンを描けず、それに必要な人材も調達できず、各自をモチベートできないなら、役職が上司というだけで、実質は「二流のお荷物上司」に転落してしまっているのである。 【2】部下の仕事をきちんと評価する 次に、一流の上司の役割として大切なのが、部下の仕事をきちんと評価するという「信頼性の高い評価